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人の生活/死後の整理など

ただでさえ時間が無い時期だが、
借り手が見つかりそうなので、実家の片付けにさきたま県まで出かけた。

私が一人暮らしを始めたあと、母が一人で住んでいて、
その母もある冬突然倒れて施設暮らし。
長期間誰も住んでいない。
荒れ放題。

いきなり生活者が去った実家は、さながらポンペイの遺跡の如し。
直前までの生活の跡が、くっきり残っている。

私が居た頃から開かずの間となっていた部屋の片付けに着手した。
片付けと言うより、発掘作業だ。
写真や父の原稿などを探しながらの作業である。

開かずの間は、スーパー等のビニール袋が大量に積み上げられていた。
「蜘蛛の卵嚢」状態。
袋の一つ一つに何かが入っているのである。
ゴミとして積み上げられたのではなく、保管の為にやっていた事らしい。

不透明な袋を何枚も重ねてしまい込んで有るので、一つ一つ開けて中身を確認する。
腰が痛い。
それはそうと、生活していた母は、どの袋に何が入っているのか把握していたのだろうか。
多分、「否」である。

買ったは良いけどほかのものと同じような袋に入れて積み上げた為、必要とする時に見つからず、また同じものを買う。そしてそれをまたしまったは良いけど、前回の教訓を全く活かさず、同じような袋に入れ、また。。。。。
そんな事をやっていたらしい。

大量のゴム手袋、大量の未使用スリッパ、大量の未開封爪切り。

実の親だから「ゴム手袋フェチ」でも「爪切りフェチ」でも、「スリッパ収集家」では無くて、上記の理由だろうとわかるが。これが、他人の家の片付けだったら?

掃除人1「ここの奥さん、ゴム手袋フェチだっかのかなぁ」
掃除人2「爪切りと毛抜きも、一人しか住んでないのに多すぎるぞ」
掃除人3「未使用のスリッパが呆れるほど多いな。大勢の来客が来る予定だったのかな」

ワタクシが突然倒れて帰らぬ人となった場合。
ウチの兄弟は業者に頼んでまとめて捨てるだろうが、
業者が見ても、「見苦しい」ものは普段から気を付けて捨てておかないとな、としみじみ思った。
by leea_blog | 2010-04-12 01:25 | Comments(0)
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