積ん読とは。
未読の本が山になっている状態、または、買って安心してしまい本を積み重ねて置いて有る状態を、「積ん読」という。 本は、あっという間に絶版になってしまうので、見つけたらともかく買う。 古書店で絶版本を見つけた日には、即買いしないと、此の世で再びお目にかかれるのか疑問だ。 いや。 インターネットが普及したお陰で、かなりのレア本も検索して買えるようになった。 昔は大変だった。古書店を一件一件歩いて回って探したものだ。 欲しい本リストが、常に新鮮な状態で頭に有った。 常に新鮮なアナログ状態。 日々の出会いを大切にし、チャンスを逃さない訓練が出来ていたのだ。 それはそうと。 読者諸氏は、本を何回読み返すであろうか。 しばしば、現代の本は数が多いので「一読」されるのみ、言われる。 それは、あまりに寂しい。 私は、気に入った作品は、長い年月を掛けて何度も再読する。 再読では、一度では見えなかった良い点に、圧倒されたりもする。 歳も変われば、読み方も変わる。 大量に読み流すのも、読まないよりは良いが、 良いと思った本は、再読したい物だ。 詩歌俳句は、短い形式ゆえに、再読される機会も多いはずだ。 ご恵与頂いた書籍も、真剣に読めば読むほど、お礼と感想を書く機を逸してしまう。 作者としては、すぐ感想が欲しいのは山々だが、ブツブツ言う前に、良く考えてみよう。 書物は愛情を込めて読まれるのが何より。 読者様の都合の良い時、心に余裕の有る時に、読者様の心に滑り入りたいものではないか。 一読で終わるより、時間を掛けて再読されたい。 それが、書物の本来の誉れなのだから。
by leea_blog
| 2010-10-12 21:05
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