撮影BY宮崎二健/アンコールワットのような田中一夫氏 当日の音楽担当、ROSSAの田中一夫氏の感想です。 以下。 ---------------------------------------------------------------- 【楽士からみた朗読ライブ】 今回は全くコンセプトの違う二人の詩人とのコラボとなり私も全く異なったアプローチで望むことにした。 まず西野りーあ。 完全なイメージを作り上げそれに対してリハーサルを重ね、世界を構築することで表現するタイプ。 トータルで8時間のリハを行いそれ以外にもリハ音源の聞き込み、個人リハと考察を行い本番に臨みます。 ところが照明を含めたゲネプロをやってなかったので、本番での真っ暗闇で始まる演奏で・・・ み、見えない!本当に完全な真っ暗闇。 想像はしていたけれど普通だとうっすらとした光の漏れくらいはあるでしょうがその点完璧な暗闇を作れるサムライを甘くみていました。 完全に手探りの演奏というのは今回が初めてでした。 ところがこれが新鮮なのです。この演奏で世界に入り込めました。 しかも暗闇のため思わず出てしまったミストーンからまた不思議な世界への入り口になったのです。 蝋燭をもった西野りーあ氏が登場し、あとはただひたすらその世界に身をゆだね弾くだけでいいのです。 自分の演奏はほとんど覚えていません。これはリハを重ねたからできる境地なのかもしれませんね。 そして海埜今日子。 事前リハは一切なし。 詩が送られてきて、それらを続けて読んだ場合の朗読時間を教えていただいたのみです。 以前に何度か朗読コラボを行ったことがあるので読まれる雰囲気だけはなんとなく掴んでいました。 私が事前に行ったのは頭の中でROSSA曲の演奏を鳴らせ、朗読時間と雰囲気に合うかをシミュレーションしただけでした。 ROSSAの相方のバイオリン奏者にも事前にはほとんど内容を伝えず、当日に曲順とそれぞれの曲の構成を口頭で伝えたのみ。 本番では奇跡のように朗読終了とともに音楽もぴったり終了。 これは奇跡というほかないです。 終わってからお客様から「音楽とぴったりあっていたので、何回も練習されたのですか?」と聞かれたそうでまさに我が意を得たりとばかり喜びました。 ちなみに用意したROSSA曲は次の8曲です。 川のほとりで→金木犀と彼岸花の季節→ほおずき市→黄昏時の想い出→木漏れ日の午後→藍色の時間→初霜→里山 -------
by leea_blog
| 2012-05-29 20:19
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