三番手は、私、西野りーあである。 演目は「玉奈子草子血飛沫夢(たまなこそうしちしぶきのゆめ)」。 一人語りの合間に、俳句川柳を織り交ぜた。 ストーリーは。 宅のポストに文が投じられた。 私は先頃、昔の女人から背後霊として呼ばれており、玉奈子様という姫なのだが、玉奈子様からの文だった。 そして、玉奈子様の語りに入る。 玉奈子様をあらわす為、冠をかぶる。 玉奈子様を鬼若という謎の青少年が訪れ、玉奈子様は鬼若に、近況を話すのだ。 平家が滅んでから玉奈子様は隠遁生活、とてつもない狂気や、とてつもない救いが欲しくなり、夜も昼も呪言を組み立てていた。 ある夜、鏡を覗くと、背後に見たこともない姿の女人が立っていた。玉奈子様の呪言に応えてやってきた、未来の国の女人、西野りーあである。 玉奈子様は彼女との交流の内、日の本の国に来る前の生活を思い出す。 (日本人ではなかったのだ) そして、アルフハイムの従姉妹を訪ねようと決意する。 (人間でも無かったのだ) しかし、鬼若の求愛を断った玉奈子様は、鬼若に殺されてしまうのだった。。。。。。 以上が主なストーリーである。 開演時間が遅れた等の、さまざまな理由により、かなりの部分を省略しつつ臨んだ。 玉奈子様の求めに応じて、りーあなにがしが語る、とてつもない狂気、とてつもない救いとは。 狂気は、「核兵器」である。救いは、救いと言うほどでもないが、と語る所によれば、「インターネット」。天竺より離れた国とも瞬時に情報交換ができる。 ちなみに、この世を何度も滅ぼせるほどの「核兵器」は、省略事項に入った。 二次会でこれを話すと、お客さんから「それは削っちゃ駄目でしょう」とご感想を頂いた。 核兵器を省略したのは、理由がある。 大量の核兵器は、紛れもなくとてつもない狂気である。が、私は無条件に核を肯定するものでも無ければ、無条件に否定するものでも無い。とてつもない狂気として挙げれば、観るひとはりーあが熱烈核反対に見えて、その後の展開もそうした色付けで観られるかも知れないと懸念が有った。 幾つか作品を抜き出してみよう。 この道はアンモナイトに見張られてる 夜更けには狂っていくの 水時計 月よ打て 御身は蛇を愛すらん しかばねを踏みつつ続け おろちの子 比類なき憂い御身を打ちにけり 余談。 お客様から感想をいただいた。 ----------------------- やはり 御身さまの 演奏無しの独唱は より 言葉が明確に伝わり 紡ぐ物語への導きがすんなりと、、 もちろん 旋律に乗せての言葉も リズムとなり 楽しき一時に、、 ----------------------- 独唱、OKでしたか。独唱がなってないと、音楽の方とのコラボも誤魔化しになってしまいますゆえ、 とても有り難い御評価だ。 ------------------------------------- 昨晩の俳句ライブ、とっても楽しかったです♪( ´▽`) なかでも、りーあさんのものは、文学的な物語構成の中に、幻想的で妖艶な詩や句が散りばめられていて、一番感じ入りましたo(^▽^)o また今度、りーあさんが出演されるライブがあるようでしたら、ご案内頂ければ嬉しいです♪ --------------------- 次回もよろしくお願いいたします^^ 次の目標は詩誌【揺蘭】発行ですが、いらして下さる方がある程度いらっしゃるようでしたら、 次回の朗読イベント、早めに設定したいです。 お褒めの言葉は、私を励ます意味を含んだお言葉であるであろう事も肝に銘じて、精進いたします。 煙草タイムに、お客様から「ある意味ギネマさんの対極」とのご批評を頂戴した。 わたくしもそう思います。 二次会で神山てんがい氏から、 「この人自分の事わらわとか言ってるし。りーあさんの作品神話伝説系でわかんねーし」と お言葉を頂いた。 わからない方もいらした事は重要な反省事項、、、、な、はずもなく、 作品は今の路線を突き詰めて行く所存でございます。
by leea_blog
| 2012-10-15 22:33
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