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台湾/北投温泉の事

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年末年始に出かけた、台北事情について語ります。


台湾の他の都市には行かずに、台北だけに滞在したので、都市部からやや離れた所へも出かけました。


都市部からMRT(日本で言えば地下鉄)で少し行ったあたりに、
「北投温泉」があります。


電車の便も沢山出ており、気軽に行ける距離です。


温泉大好きな私ですが、台北まで来て温泉も無いだろう、といいますか、
脱いだり着たり、体を拭いたりが面倒だった為、散策に留めました。


温泉が湧き出る池があって、青緑色のラジウム泉が。
そこから川が流れ出ており、
川岸には、足湯をする人が沢山おりました。


今考えれば、足湯なら着たり脱いだりの面倒も少ないので、体験しておけば良かった。
次回の楽しみにします。


ところで、沢山目にしたのが、上記の「温泉マーク」。
日本と同じではないですか。

この、シンプルで、思わず入りたくなる、暖かそうな、図案。

温泉は良いですね。


台北ナビに、「日本で温泉というと、車で何時間もかけてやっとたどり着くような、山間の温泉地が想像に難くないですが、台湾人はなんと幸せか、MRT一本、台北駅から一時間かからずに、この温泉街にたどり着くのです。いやぁ、幸せですね」、とあるのですが、日本も負けてはいませんよ〜。


東京には、後楽園のラクーア、豊島園には「庭の湯」、臨海副都心には「大江戸温泉物語」、私の住んでいる沿線では「さやの湯」(源泉が楽しめる)、歩いて2〜30分の所には、「極楽湯」と、温泉施設には事欠きません。

そして、新宿から一時間半くらいの距離に、一大温泉地域、「箱根」があります。

箱根と一口に言っても、大変広い地域です。
湯本から芦ノ湖周辺まで、標高が違うから景色も変わり、
雄大な自然も楽しめます。

あの地域には、人に大声で薦めたい日帰り温泉も有れば、混むと困るので内緒にしておきたい秘湯まで。

ホテルも、B&Bもあれば、建物自体が美術館のような宮の下富士屋ホテルまで。


でもね、日本の温泉施設に言っておきたい事が有ります。

温泉施設が沢山できている昨今、温泉の質にもこだわって欲しいです。

遠出してまで、お湯で薄めた温泉など、論外ですよ。


そうしたわけで、私にとって、海外に行く事は、異国の文物に触れるだけではなく、
住み慣れた日本を改めて見直す機会にもなります。


日本良いとこ一度はおいで。
酒は美味いし温泉豊かだ。


苦茶とカットパパイヤとマッサージと、屋台の美味しい料理で、
日ごろの憂さを忘れた一時でしたが、
台北への感謝の気持ちと共に、
「日本も凄く良い所だよ〜」と、愛国心も更新されるのです。

これは、異国のどこへ行っても同じですね。
現地のお人が日本を「エコノミックアニマル」と批判すると、
「勤勉で真面目な国民性」だと説明します。

このごろでは、日本も、会社に忠誠を誓っても、
不景気になれば転職も思うように行かない年齢であっさりリストラされる状況で、
「自分の人生を大切にしよう」と心中思う人も増えたと思いますが、
昔は、それはそれは「エコノミックアニマル」と言われても仕方がない有り様だったのですよ。

不景気は人生を見直す、苦い薬のようなものかも知れません。


成田空港へ帰り着くと、
これから日本旅行をするらしい姿の外国の御方も。

日本を楽しんで下さいね、と心で呟きながら、
日常のつましい生活に戻ってきました。
by leea_blog | 2013-01-21 22:58 | Comments(0)
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