ぽえとりー劇場


4月2日は、

詩人の服部剛さんが主催する、

「ぽえとりー劇場」に参加して来た。

西荻窪の奇聞屋というお店で、

ステージとピアノも有った。

ドリンク別オーダーで千円。

これくらいの値段だと、出向きやすい。

二千円以上の会費だと、

興味が有っても、足が遠くなる。


映画を見るより高い費用を取る朗読イベントは、

富裕層でも対象にしていてくれ。





お客が全員参加者、というイベントは、

久しぶりだった。

色々考える事が出来て、有意義だった。


とはいえ、始めのうちは、

自分が読もうと思っていた作品や朗読方法が、

他の参加者さんたちとあまりに毛色が違うので、

心の内で、「しまった。場違いだったか?」とひるんだ。


しかし、そこは、主催者の服部さんとは、

一月に朗読論やイベント論を交換しあっており、

服部さんには信頼感を持っている。

その場の雰囲気をつかむ事に専念してみた。

そもそも、「幻想文学系」なんて、

どこの集まりに行ってもマイノリティーである。

今始まった事ではない。


まれびと冊子「揺蘭」編集人としては、

地道に幻想系の面白さ、奥深さを、

広めて行きたい。


10周年との事だった。

このような場を継続的に提供し続けるのは眼に見えない苦労が有る筈だ。



ところで、抱負などを含めて持ち時間は一人10分。

語りと朗読の味わいが、上手い具合に楽しめる。

自作詩ではなく他の詩人の詩を朗読する方も居て、

それも面白いと思った。


それぞれ自分が面白いと思うお薦め作品を、

コメント付きで持ち寄りあう会を、

頭の中で考えてみた。


ポエトリー劇場では、

色々心に残った朗読も有ったが、

長丁場で段々頭が麻痺しかけて来た私の耳に、

キリスト者さんによる「ゴスペル演歌」が響いた。


神の道を志す人にとっての心情を、

「演歌」で歌うのだ!

驚く程合っていた!


これは、文学を志す者と、

霊感を与える存在の歌とも読み替えられるな。


私は熱心に歌詞を追った。


そのとき私の頭に有ったのは、

「私はものを書く手の奴隷である」という題の、

アラブの吟遊詩人の歌であった。


手が自我の奴隷なのではなく、

自分が、ものを書く手の奴隷なのである。


表現者としての私の立場と心情を、

端的に言い表してくれている。

こうしたものも突然聴けるのが、

生の場の醍醐味であった。






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by leea_blog | 2017-04-04 12:55 | Comments(0)
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