子供向けの、「怪談レストラン」というシリーズ本の中に、 短編集、「人形レストラン」があります。 見開きには、以下のような文言が。 「怪談レストランへようこそ。 背筋がゾーッとするような楽しいお話を、どうぞ存分にご賞味下さいませ」 短編集の物語を、レストランのメニューになぞらえて、 編集してあるのですね。
by leea_blog
| 2017-11-22 11:07
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Comments(6)
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八点鐘
at 2017-11-24 00:35
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こんばんは
人形怪談というのは、譬えようのない不気味さに溢れています。怖さで、これ以上のものはないのではなかろうかと、かねて感じております。 怪談にはエロティシズムが必須との想いも持ち、或いは寧ろ人形物で、思い起こすに私としては赤裸様なエロスを感じた事が少ない気が致すものの、とにかく、他の非日常の現象を描いた何にも勝って、特に個人的には実体のない幽魂の類いにまつわる奇が好きで、その点西洋の感覚は物理的に過ぎる場合が多いのですが、人形だけはそうした意識を超越して別格かと。 ある意味で、人形だからこその濃密なエロティシズムが漂うのも確かながら、怪奇譚のもうひとつの要素である“切なさ”、“愁い”が岩清水の様に全体に潤いを与えます。 20代も半ばになった頃、商店街町内の仲間の店先で、比較的大きな、50センチ位の身の丈のあるアンティークドール(オオイケというメーカーらしいです)をふと目に留めました。 セロファンを張った窓付きの紙箱にあった名前は、確か、Flora、と。 濃紫の天鵞絨の帽子にスカート、マントを羽織って、今もまだ、部屋の棚の上にちょこんと座っています。
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leea_blog at 2017-11-24 17:07
八点鐘さん
こんばんは〜 怪談にはエロティシズムが必要、なるほど〜。 エロティシズムが加わると、とたんに、 底知れない深い世界に繫がる心地がしますね。 古くなりますが、(江戸時代) 上田秋成の雨月物語などは、 そういう味わいが濃厚であると思い出しました。 僧侶が、可愛がっていたお稚児さんが死んで、 その死体を、可愛さ余って食べて鬼になっちゃったり。 人形物の小説、 赤裸々なエロスを感じたことが、 私も少ないですね。 物足りないです^^; 湿気を感じるのは、やはり江戸川乱歩の 「人でなしの恋」くらいですかね。 美男子が人間の新妻を差し置いて、 人形との色恋をやめられないあたり。 おお〜、 50センチほどのアンティークドール。 大きいですね。 名前がフローラ。 それは花のように可愛いことでしょう。 オオイケというのは、 日本のメーカーですか? 大池??? 八点鐘さんが20代半ばの頃に店先にあったアンティークドールが、まだ店先に飾ってあるという意味でせうか? あるいは、八点鐘さんが、 買い求められてお部屋の棚の上に座らせておられるという意味?
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八点鐘
at 2017-11-24 18:04
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再び こんばんは^^
我が家のひと部屋、壁に造り付けになった棚の上に座らせています^^ オオイケというのは日本のメーカーの筈です。実は、今回コメントさせて頂くのに、ちょっと調べてみて、私自身初めて知った様な次第で。 もう30年余り前、80年代の中期ですが、フードマントとスカートが紺地など、別色のものもあって、当時結構人気商品といった印象でした。(オオイケ コレクション アンティークドールという名称で、本日0時過ぎ頃には、オークション出品されている画像がヒットしたり致しました。Yahoo!画像でも見られます。あまり写りが良くない感じで、そここそやや不気味に見えますが^^; 紺の衣装のヴァージョンの様です)
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leea_blog at 2017-11-24 19:37
八点鐘さん
おお!若い頃の八点鐘さん宅に、 嫁して来たのですね。 なるほど、オオイケ、検索してみました。 日本の人形メーカーだったのですね。 日本の人形会社も、奥が深いですね。 ほう、確かに、30年余り前、 こうした人形が流行っていたのかもしれません。 身に覚えが。 というのも、 ウチにも一人、 ビスクドールがおりまして、 フランスのジュモーという人形師の作ったアンティークドールの、レプリカです。 結構なお値段がして、 30年余り前、 就職祝いかなにか、 何かの祝いに、 自分にプレゼントしたのでした。 その人形を知ったのは、 新聞広告で、 その会社は、 有名なアンティークドールのレプリカを次々と作って売っていました。 フランス人形風の人形が、 人々の心を広くとらえていた時代だったのでしょうかね。
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八点鐘
at 2017-11-24 20:21
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何度も失礼致します^^
普通まんまるの童顔ですが、やや大人びても見える少し長めの面差し、今にも泣き出しそうな、という意味で、英語でロングフェース・ジュモーと呼ばれる種類の作品があるそうですね。忠実度の高い精巧なその複製品の広告を、確かにその当時、新聞広告で見ました。(貴重な上、微かな愁いを帯びた表情が絶品なので、特に高価とのこと) 別にその小説が巷のビスクドール人気の引き金になった訳ではないでしょうが、映画にもなった(しかし全く別物^^;;)、泡坂妻夫という作家の本格長編ミステリー「乱れからくり」(昭和53年度・推理作家協会賞受賞)で、私はジュモーやマルセルという名を知りました^^
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leea_blog at 2017-11-24 21:15
八点鐘さんも、新聞広告でご覧になったのですね。
お詳しいですね。 まさにそれ、ウチに居るのは、 そのロングフェイス・ジュモーのレプリカです。 愁いを帯びた表情から、 「悲しみのジュモー」と呼ばれているとか。 一般的なジュモーとは、 やはり異なる表情で、 特に高価のようです。 名前だけは知っています、「乱れからくり」。 でも中身は全く読んだことがありません。 なるほど、ジュモーやマルセルの名がでてくるのですね。 機会があったら読んでみます。 (この前古書市で売っていたなあ)
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