慌ただしい年末。目を患ってしまいました。 免疫力が落ちているらしいです。 しかたない。師も走る十二月、私は走らず過ごします。 ----------------------------------------- 真珠子アンケートその2 お薦め本(三冊まで 未記入可) ◎お薦め本: 1 人魚の嘆き(中公文庫) 2 サロメ(岩波文庫) お薦め理由:濃密な文章と麗しい挿し絵。ちょうどよい薄さの、絵と文が互いに引き立て合う贅沢な一冊です。ポケットに入れて、読み返すに値します。こういう美しい、小さな本が増えないかなあ。 ◎お薦め本: 1 エッダ 2 アイスランドサガ 3 イリアス お薦め理由:エッダは、古代北欧の神話、サガは叙事英雄譚。血沸き肉踊る。サガは、さまざまな登場人物が出てくる。固有名詞など慣れない内は混乱するが、知らない内に熱くなれます。質実剛健、勇や義を尊ぶあたり、日本人の感覚に受け入れやすい。 イリアスは、ホメロス作と言われるトロイア戦争の叙事詩。神界と人界が混じり合う。すぐれた描写多し。これを読んで、アポロン神が魅力的だと初めて気付いた。だまされたと思って購入するべし。 ◎『プロヴァンスの青い空と海』、『プロヴァンスの小さな家(レディ・フォーテスキュー)』 『冬物語(タイス・リー)』 お薦め理由: プロヴァンスの・・・は、1930年ごろのイギリス上流夫人が南フランスで生活した時のエッセイです。ピーター・メイルの南プロヴァンス・・・の女性版ですね。時代背景も私の好みだし、ユーモアもあってよいと思います。 冬物語は、「アヴィリスの妖杯」が同時収録されていますが、どちらも色彩というものを強烈に感じる作品です。 ◎『水は答えを知っている』 お薦め理由: かなりのベストセラーにもなったのでご存知かもしれませんが、様々なエネルギーの存在を水の結晶で証明した、世界初の画期的な本です。 ま、難しいことはさておいて、美しい水の結晶たちの写真を眺めるのはとても心地よいひとときです。 《言葉》の持つすごいパワーも、写真で見ることが出来る…というのは、言葉を扱う身としては大きな発見。 ◎『ゾウの時間ネズミの時間』、『鉄道廃線跡を歩く』、『栽培植物と農耕の起源』 お薦め理由: ゾウの時間・・は、生物の形態変化(進化?)の必然を、分かりやすく説明しています。循環系を持ち呼吸系を持つに至る科学的合理性です。 鉄道・・は、かつては確かにあったものの幻影です。駅舎の跡など、何か自分の所有物のように感じてしまいます。 栽培・・は、農耕文化の伝搬を民族学や生物学から、検証しています。読むとエスニック料理がいっそうおいしく食べられます。 ◎『毛皮のヴィーナス』 お薦め理由:マゾヒズムの語源となったザッヘル・マゾッホの有名な作品。女性にひざまずきたい男性の話。繊細な感受性、瑞々しいとさえ言える描写は意外とマル。中学生以下には薦めない。 ◎1『平家物語』 2『太平記』 3『アフロディテ(ピェール・ルイス)』 お薦め理由: 1、2 一家に一冊。孫の代まで使えます。 3 女の人の美に骨の髄まで溶かされそうな文章。
by leea_blog
| 2002-12-21 01:36
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