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きのうは初雪

昨日は初雪だった。

北極鵞鳥の羽毛布団と絹の掛け毛布、ムートンの敷き毛布という冬の重装備にくるまったまま手を伸ばしカーテンを開けると、灰色の空から羽毛とまごうぼたん雪が舞い降りていた。
黒塗りの露台には既に雪が積もっている。

遠くで、小さい子の声がする。こんな寒い日に外にいるのだ。犬と子供は元気だなぁ。
寒さで気を失い掛けながら、私は、北極鵞鳥が生きていた頃に想像を絶する寒さから身を守っていた羽毛にくるまりながらも、まるで暖かくない事をいぶかりつつ、舞い落ちる雪を見上げていた。音もなく、美しい。


その前日、あまりに肩と首と腰が痛むので庭の湯に行った。夜半、屍体頻出の夢を見てうなされた。今朝は寒さと疲労で腰痛なのか、と思ったのだが、夢見が悪くて休息になっていなかったのかも知れない。夢は、以下↓

警視庁の某人が無惨な遺体で発見された。私とR嬢は警視庁の普段屍体を見ないで済むセクションに勤務しているが、突如呼び出されて謎の捜査に加わることとなった。某人が私とRの共通の知人だし、某は死の直前、名古屋のSMクラブに行ったという。「Sだのフェチだのを少しでも知っているのは君らしかいない」ということだった。某が行ったという名古屋のSMクラブのリーフレットを見せられた。昭和初期のような色鉛筆の絵が付いている。高い天井のサロンで、金塗りの応接セットのこちらにスーツの男性が座り、向こうにマダムめいた年輩の女性、そのとなりに清楚なスーツのおとなしそうな女性。客が、ママと“女王様” 役の女性からプレイのカウンセリングを受けている場面だという。写真じゃなく色鉛筆の絵なのが、いかにもレトロな秘密結社っぽい。そのSMクラブの名を知っているかと聞かれた。私とR嬢は顔を見合わせた。私たちはSM嬢ではないのだ、名古屋の秘密クラブを知っているわけがない。
捜査の為に現場に向かうと、夕暮れの路上に損傷の激しい屍体が二体転がっていた。今回の事件に巻き込まれたらしい。心の準備無しに生焼け屍体を見せられて、屍体が苦手な私は怒った。
自宅に帰って怒りを静めていると、自宅の前の空き地に人が集まっている。人間の首に縄を付け、投石機のような物で空中に放り投げている。事件の関係者の証言が事実かどうか、実験を行って試しているという。首に縄を付けられて空中に放り出された人間が、空中で犯人の名を叫ぶ事が出来るか、その名を聞き取れるかという実験だった。生きた人間を使って、しかも私の家の前で繰り返すとは!! ひどい叫び声と骨の折れる音が至近距離で繰り返される。吐き気がした。二階に上がり、ここなら誰もいないと思って様子を見た。今日の検証は終わったらしい。窓の向こうの連中が引き上げてゆく。
その時、誰もいなかった二階の部屋から、どっと警官達が湧いて出て彼らもぞろぞろと帰ってゆく。検証がよく見えるこの部屋で記録をとっていたらしい。驚いて、「断り無く何をしているのよ」と抗議すると、彼らは「非常時に一人で過ごすせると思っているのか」と言う。最悪だ。これが続くのだ。


以上。寒さで半ば気を失ったまま今日に至っています。
取り敢えず、まるまるしい鏡もちを買った。百合も買った。蘭の花も溢れるほど。これらで年は越せる。おせちには手が回らなかった。
ごめん、今年は年賀状遅れると思います。疲労困憊です。
by leea_blog | 2004-12-31 23:08 | Comments(0)
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