宝石葡萄1、2 ↑ 葡萄畑の出口付近は、高天井の葡萄棚があり、テーブルが並んで屋外レストランになっている。 秋の黄金の陽射しがまだらに注ぎ、気持ちの良い空間である。 天井の葡萄を眺める内、木漏れ日が照明のように当たった葉の上、宝石にまごう葡萄を見つけた。 もはや見るべき房もほとんど残っていない葡萄棚を熱心に見つめるワタクシは、明らかに浮いていた。 カブト虫でも見つけた都会の子供は、きっとこんな感じだろうか。 おお!、と凝視し、その形や色を、この世で二度とお目にかかれないものであるかのようにつぶさに眺め、手を出すのも忘れている。手を出すと逃げてしまいそうで、出せないのだ。しかし掴まえたい。掴まえるタイミングがわからず、カブト虫のぎこちない一挙手一投足を見つめて、相手の性質を把握しようとしている。 りり山姉さんは大人である。しかも相手は昆虫でも鳥類でも動物でも無い。逃げない葡萄だ。 しかも、葉と言い、実と良い、葉の隙間から実に注ぐスポットライトのような陽射しといい、「見て、見て」と言わんばかりの天然の配置具合。こんな最後の出口付近、飲み食いと休息の為の場所で、葡萄などもはや人は見向かぬあたりで、さりげなくもっとも微妙な色彩の房が。仕組まれたようだわ、と心中はかなり興奮しつつ、落ち着いた振りをしてデジカメで撮りまくるのだった。
by leea_blog
| 2006-10-20 23:19
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元・須加カスカ
at 2006-10-22 02:19
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いやー美しい! さすが首相じゃない、支障じゃない、師匠! 目の付け所が違いますわ!!
下の赤いたわわで豊満なムチムチ娘(隠してるけど、結構知性が高い子なのよね)の存在感もさることながら、この子は俗世に降りてきた孤高の少女(実は天使)という印象です。 それと葉っぱの柔らかそうな感じも良い! この光がこんな風に当たる時間帯に、ちょうどそこを通りかかったのも何かのご縁のような。 というより、師匠にはそういうものを呼び込んだり、呼ばれたりする才能があるんでしょうねー。 苺一会ならぬ葡萄一会ですね。(お後がよろしいようで。。)
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りりえん
at 2006-10-22 21:53
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千の名を持つカスカ様。
一説によれば、「師匠」はあんたさんで、わては「巨匠」だったような気が(笑 虚生とか、私娼もいいな。 イチゴ一会!!!!! 座布団3枚! 呼び込んだり、呼ばれたりは、確かに体質とか才能の一種でしょうなぁ。 コツもあります。心と体の状態を、常に「ソレ」向きに保つのです。 例えていえば、庭を整え、家を開け放ち、部屋に美味しい酒や食べ物を並べ、気持ちの良い寝具を来客用ベッドの上に揃えて置くようなもの。旅人や旅の精霊が、通りかかって庭に見とれ、庭に見とれる内に家の開け放たれた扉や窓に気づき、おいでおいでと招くような家の中の雰囲気に引き込まれ、入ってみるとテーブルには酒とチョコレートが。 ↑ こんな感じに招きます。(ほんとかよ) 招かれ方はその逆で、「ああ、良い匂いのする美人さんの膝枕で眠りたい」等を邪心無く思い続けると、目の前にいなくても、どの辺にいるか見当がつくようになるし、美人さんが本物か偽物かの区別もつくようになるし、散歩していても美人さんがこっそり送ってくれる合図に気付けるようになります。
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元・須加カスカ
at 2006-10-23 04:40
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ごめん。あなたが巨匠で、あたしが師匠だった(笑)
よそ様が見たら、余りに痛い相互持ち上げですね。 >「ああ、良い匂いのする美人さんの膝枕で眠りたい」等を邪心無く思い続けると その思い自体が邪心のような。…と、あらかじめ突っ込まれるのを想定して書いておるな? そんなに美人じゃなくてもいいです。よっぽどのことでなければ。。
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leea_blog at 2006-10-24 00:31
良い匂いのする美人さんの膝枕〜、くらいは邪心どころか普通に魂の選択、ではない、洗濯ですよぉ。死海の塩を入れたお風呂に入ったり、薔薇水を顔に振りかけたりする程度の身体的リフレッシュでもあります。
しかし、美の基準が難しい所です。ワタクシ的に突き詰めていくと、それはもはや人間界では「美人さん」では無くなってしまったりします。精霊フェチだし。。。
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