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いとしの有袋類


ああー、もう、我慢できない! その2!

噂に聞いた、さきたま県の東松山に、

カンガルーを見に行ってきました。

健全な色気に満ちた彼らの横座りをたっぷり堪能。

思わず腕を回したくなるような、首から胴の、

滑らかな重みに満ちた曲線を、薔薇闇回廊にアップしました。



君、すっごくかわいいね〜。

チップ払うから、腕回すだけ、いいでしょ?

え? お触り無し? 

しょうがないなぁ、じゃ、となりに座って酒でも注いでよ。

それも駄目なの? 

じゃ、ちょっと話だけでも、いいかな。

手相見てあげるよ。あ、面白い手相してるね。

もっと詳しく調べる必要ありそうだね。

二人で逢えない? 怪しい者じゃないってば。

おじさんはね、こう見えても普段は堅い仕事してるの。

(飼育係が飛んできて厳重注意されそうな妄想である。
「お客さん、勝手にカンガルーを口説かないでくださいっ!」と)



あぁ〜、ただのオヤジと化すワタクシだった。
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by leea_blog | 2005-05-30 02:42 | Comments(0)

ミニチュア マニア


食玩、というのをご存じだろうか。

お菓子のおまけなのだが、これが結構以前から、おまけの方がメインで買われる代物となっている。実に沢山種類が出ている。小さくて精巧である。

コンビニなどで見かけ、「凄い!」とは思っていた。凄い、と思っても、凄い=買いたい、ではないのだが。結局捨ててしまう自分が予測できると、300円位の物でも購入意欲が湧かない。物の少ない時代を経験しているせいか、物に対して申し訳ないのだ。

 小さくて精巧な物は好きである。雛人形の道具とか。人形の問屋街に出かけて、扇とか文机とか、硯箱とか買って、その良くできたさまに感嘆し、にこにこしたものだが、それらは二十年以上経ってもしっかり保存してある。大量生産品ではない、手作業で一つ一つ作っているものだから、たまに取り出して悦に入るのだ。雛人形そのものは、それ程食指が動かない。ポーズを変えられないのと着せ替えが出来ない点で、私向きではない。


 話戻って。先日、食玩を買ってしまった。

 一つは、シルバニアファミリーというミニ動物のドールハウスシリーズの、食玩版。さして感動は無かった。良くできているけど、チープな素材感が強い。買って開けるまでが華かなぁ。

 もう一つは。つぼにはまった。
 「産地直送 もぎたてパック」というシリーズ。宅配で届く地域特産品をフィギュア化したもの。全12種類あって、買って開けるまで12種類の内どれが入っているかはわからない。
 青森県産のりんご、中国河北省産の栗、京都府産京野菜など、外箱を見る限り、なんだか楽しそうで衝動買いした。

 箱を開けて驚いた。
 赤いりんご10個、青りんご10個、JA津軽南の発送用箱、りんごジュースの瓶入り、りんごジュースをグラスに注ぎ氷を浮かべた物、これだけ入っていれば大満足で、250円の元を取ってお釣りが来る気分! 

 さらに、赤りんごと青りんごを一切れずつうさぎカットにした物と、それを乗せる木の葉型の白い皿一枚が付いているのである。そして、さらに! 産直カードと産直シールも付いていたのだ。シールは、宅配便に貼る、お届け先とか記入するアレや、指定日配達サービスのシールや、取り扱い注意のシールに加え、箱に封をする布テープまで付いていた!

 この芸の細かさと、これでもかという量、質の良いサービス精神に、しばし茫然とした。何より、りんごの塗りや質感、ジュースに浮かぶ氷の具合、すべて感嘆するほど良くできている。期待以上の出来である。これで250円って、凄くない??? 

 何と比べて安いと思うかといえば。東急ハンズやロフトで売っているドールハウス用小物類である。それらのイマイチで高いこと。海外では人形嗜好とは別にミニチュアハウスのマニアが沢山いるようで、海外物は質がいいがやたら高い。

 いかに本物のようにミニチュアを作るかというディープな熱意に、寝食を忘れて没頭する制作者さんたちの姿が脳裏をよぎった。 
 何と言いますか、オリジナル創作にかける意欲とは根本的に違うだけに、素直に感嘆した。
 さらに、安っぽくせずに低価格に押さえる為に払われた努力も想像すると、頭が下がる。

 手を抜けば安く生産できるが、むしろ想像以上のものを提供して感心させ、また買わせる。私のような関心の薄い通りすがりの客をも唸らせる、重層的なサービス精神。

 ちなみに、岡山産の桃も、植毛で本物の桃っぽい質感を出してあるらしい。桃の花も付いている。私はきっと、桃が当たるまで買うだろう。

 で! この会社のHPをチェックしたところ、アジアン雑貨とかその他諸々のシリーズが出ていて、それらも欲しくなった。

ちょっと見てよ〜、と言いたくなる。以下、URLです。


株式会社リーメント
http://re-ment.co.jp/

産地直送もぎたてパック

http://re-ment.co.jp/candytoy/sanchoku2/index.html

HPの紹介文より
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 大好評の「ふるさと産地直送便」が1年の充電期間を経て、さらにさらにパワーアップして「産地直送もぎたてパック」となって登場! 
ミニチュアでのリアルな造型は不可能とされてきたウニや栗などのトゲトゲも、リーメントならではのひと工夫を施して堂々のラインナップ!!全アイテムに JA,企業、テーマパークのバックアップがあり、実際に流通で使われているカートンや容器ラベルもそのまま再現!`あ、これ見た事あるある〜!`という発見もあるのでは!?
前回にも増したリアル感&愛嬌&ボリューム感で、幅広い世代のユーザーのハートをKOしますっっ☆☆☆
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はいはい、KOされましたとも。


プチサンプルシリーズと、マイスタイルコレクション
アジアン雑貨の中の、アジアンルームが欲しいです〜。

http://re-ment.co.jp/candytoy/index.html
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by leea_blog | 2005-05-23 02:41 | Comments(0)

数字が苦手。うさぎは数を数えられるか。

あ、いつの間にか黄金週間が終わっている。

横山氏主催の夜の会展には、とりあえず顔だけ出した。
短い準備期間で、よく作品が集まったと感心する次第であります。

今年は余りに時間が無くて、銀座界隈美味い飯屋巡りも出来なかったが、黄金週間で人気の減った夜の銀座を道に迷いつつ歩き、横山氏や渡辺めぐみ氏と作品の生まれる時間についての話をしたのが印象深かった。

夜の会では、オリジナルポストカード集も企画しているようなので、関心のある方は「銀の狐」HPへどうぞ。
ポストカードのサンプル画像はなんだか素朴な可愛さがあって、疲れたときについつい買ってしまいそうな良い雰囲気。

ワタクシも、このところとみに資金難とはいえ、天霊・妖霊・人魚・海神・古代の神々、とかのテーマなら、ふらっと参加してしまいそうかも。


あー、そういえば、揺蘭編集方針の一つに、機動力を重視して出来るだけ経費を安価に抑える、という物がある。表現者は色々と出費がかさむ。表現者は金の計算が苦手な傾向が強いゆえに、参加費をあまり深く考えずにやりたいことをやってみよう、という考えである。

金の計算が苦手って、編集人一人なのでは?という突っ込みはあるかもしれない。

編集人は南国のスパや整体で巨額の金を浪費しているのでは? 地下であざらしやカンガルーの雌を飼っていて、養育費用に収入の大半が流れているのでは? あるいは昔からの説によれば、精霊を何人か監禁しておりその経費がかさんで詩集なんか出すどころじゃないよ、というのが実態では。

と、まあ、そういう心配をしないで、書くことに専念したい物です。
大昔、「ウオーターシップダウンのうさぎたち」といううさぎばかりの物語を読んだ。(中学時代の同級生が子息に薦めようと図書館でチェックしたところ、閉架扱いになっており、憤っていた) うさぎは数字を十までしか数えられないという設定で、やたら親近感を感じた。うさぎたちは逃走しつつ、しょっちゅう口承の神話伝説に長い耳を傾けるのだ。好きだったなぁ、うさぎの神とインレの黒兎の話。

 そんなこんなで、しばらく暖かい島に逃亡もしていない。
 
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by leea_blog | 2005-05-17 02:39 | Comments(0)

月迷宮〜LUNAR LABYRINTH にいきなり出かけたことなど

五体消滅、六根清浄。
まこと我らはアッラーの元より来たりて
アッラーの元に帰らんとするものなり。
南無、あのくたらさんみゃくさんぼだいの仏達
我を試練に逢わせ給わず我を試練より救い給え、、、、


と、怒濤の禁欲的日々を過ごしていたわけですが。


ああ、もうだめ、我慢できない!

自制心は所詮悪魔の創造物、
労働は神の呪い、
と、ばかりに、禁を破って出かけてきました、
恋月姫の人形展に。
どうしてくれるんだ、会社が休みなばっかりに、
避けていたものを見ちゃったじゃないの〜。

ココを参照。

http://www.2minus.com/koituki_lunar.html


ギャラリーも、二階から隅田川のきらめく水面を見渡せて、
素晴らしかったです。

ああ、それはそうとね、
この展示会は、コンセプトドールのお披露目会だとのことなんですが、ワタクシはそういう予備知識も無く、ともかく出かけたんです、我慢できなくて。

で、一階のテーブルに横たわる姫人形と、二階の棚に座っている姫人形、ビスクドールで売り物ではなくサービスとして展示してあるんですが、特に二階の子に心を奪われ、隅田川を背に黒木の椅子に腰を掛け、此の世の創造と破壊について思いを巡らす気むずかしい老神官より険しい目つきで、眺めやっていたのです。
 荒野で瞑想中の預言者を堕落させようと現れる魔物を退けようとするかに。おのれの、美を愛する心が、衆生を救いたいと願う心をすべて駄目にするのを良く知りつつ、此の世の快楽にうち勝てるかおのれを試そうと自ら月の神殿におもむいた、砂漠の預言者さながらに。

ちょっと嘘だな。どこが砂漠の預言者だよ、両の腕にはじゃらじゃらと呪術的装身具を巻き付けて、両肩むき出しのワンピースに、青く塗った爪も顕わの生足、ジム・トンプソンのタイシルクを夜風除けに腕に引っかけ、シュメールの神殿娼婦のお忍び姿では? 


 まあ、そんなことは良い。
 ワタクシはお人形を愛する女性らしさとは無縁の、ひたすら険しい目つきでハニエルちゃん(人形のタイプ)を見つめていたのだ。
 それにしても行き交うお客はコスプレと見まごう出で立ちの人多いよね。スタッフも同様だし、別に全然良いんだけどね。

 髪を無造作にアップにした恋月姫さんがにこやかに二階に上がってきて、にこやかに人形の説明をしてくれても、ほとんど聞いてないモードで、狼の如く他のことを考えていたのだ。

 頭の中では、作者に払うべき敬意等を思い出させようと、つつく何者かがいたのだが、考え事モードに入ると世間の社交はほっといて、考え事に関わりきりなのよね、幻視系は。
 「そうかもしれませんが、お姐さま、てみじかで結構でございますから、愛想良い返事の一つ二つしてください、怖い顔で黙って頷いたきりでは、相手が作者であろうとなかろうととんだ失礼でございましょう、最悪に機嫌の悪そうな顔付きで親の敵を見るような目つきをなさるシーンではございませんのです、さあ、もしあなた様が同じ立場ならいかがでございましょうか、そんな傲慢で失礼な客に居心地の悪い思いをさせられたら、一日が台無しになるでしょうに」、と、羽虫みたいな良心が遠くで言うのを片手で払いのけ、再び窓際に腰を掛け、透ける薄布をまとったビスクドールを眺めていた。
 相手の呪力の正体を見破ろうとする修験者が相手から目を逸らしたらたちまち破れるとでもいうように。


 で、他のお客が階段を昇って来て、作者さんと話をするのを聞く内に、私の心はゆっくりこの場所に戻ってきた。で、この展示会がコンセプトドールのお披露目会と言うことや、ビスクドールは非売品であるということその他を知ったのだ。
 なかなかディープなこの業界にいくらか嘆息しつつ、他のことをまた考えはじめた。


さて。人形でも絵でも、なんでも、同じように見えて勿論一つ一つが異なるから、これだ、と思った子が非売品なら、他の子で代用が効くというものではない。
 人間と同じだ。似てるからといって、姉に振られたら妹で代用、出来ないでしょう? 


ああ、心ここにあらずなワタクシは、非売品とはいっても、まったく手に入らない訳ではないらしいのを知った。此の世には金のある人はいる。が、まあ、一点物は大抵そうだろうが、単純に金で手放せるものではないのだ。
 仮に金が必要でも、全く同じものを作れないんだから、金さえもらえば良いってものじゃないのよね。

 心惹かれたビスクドールが、何百万円としても。人生諦めれば、私にも買えない値段ではない。会社員なら、金を貸してくれる所は幾らでもあるのだ。ううーん。今、金銭の感覚が完全に変になっている。
もともと、数字関係はすごくアバウトだしね。


 若い頃。桂離宮が金では買えない事に涙した。美術館、博物館にある物が、サラリーマンが一生働いても買える値段ではないことに絶望した。本当に欲しい物は永遠に手に入らない。それ程必要ではない物なら、手に入る。人の世はなんと残忍なことか。

(皆様は「無茶な事から始まって飛躍した結論に達してどうする!」と、笑って読んで欲しい。いや、りり山本人には言わないで欲しい。この問題は、どどーんと暗い気分になる根が深いものを孕んでいるのだから。人生観というより、表現論になるのだが)


 ま、そんな暗い思春期だったものだから、百万単位なら会社員でも可能でしょ?、と思うのだ。私に払えるかの問題ではなく、世間一般では不可能ではない金額だ。


 別の問題がある。私はひたすら欲しい。しかし、その欲望は、「自分でも造りたい」というあたりと近い場所から立ちのぼっている。
 自分で、もっと自分の好みにひたすら忠実に、自分の欲望だけのために、造りたい。という、ケダモノじみた欲望が火のように私をあぶるのだ。人形造りは私の持ち分ではない。手を付けはじめたら、できあがりの人形を買うより大変なことになる。
 それを静めるには、他の優れた才能の創造物が大層効くのだ。


 で、コンセプトドールの方は、75万である。手元に現金の無い人でも、今回はカード使用可であるらしい。
たまたま気に入った子がいなかった、というか、ビスクドールの方に気持ちが行ったいるのと、まあ、この子ならと思う子が売約済みだったので難を逃れたが、何かが少し違っていたら購入したかもしれない。
 75万円で深淵と此岸の架け橋になる美しい呪物が手にはいるのだ。


 75万あれば、カスタムナイフの気に入ったのも手にはいるなぁ、とまたしても生活とは無縁の物と比べている。

 戸崎氏作・シャーロットスペシャルleeaバージョン、ルシエン(仮名)を取り出して、しげしげ眺めつつ、失った「なぎ」、武藤氏作青い鏡面仕上げの刃を持つ美しいナイフのことも思い出して悲しみに暮れた。


「人形」という、特殊なジャンルへの偏りまくり、趣味に走りまくった考察は、後日。
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by leea_blog | 2005-05-04 02:34 | Comments(0)