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山本六三展

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仕事帰りに見てきました。
マニアに受ける貴重な作品が多数。。。。
サバト館ファンなら絶対欲しいシロモノが並んでいます。

密かに狙っていた作品が売約済みで、がっかりするやら散財しないですんでちょっとほっとするやら、複雑な気分だ。
最近のワタクシの、「ストレス解消」と称した美しいもの購入衝動は行き過ぎている。

カードがあると、サイン一つでケリがついてしまう。
親を反面教師としたお陰で、ワタクシの経済観念は結構堅実。
収入以上の浪費が続いても、「抱えているストレスで自殺するよりは、これで回避できて安いものだ」と長い目で収支を見ている(ほんとかよ)



ところで。アルフォンス井上氏や山本六三氏の作品は、
一部のマニアにとって、文学と密接に絡みついている。
純粋に銅版画、というより、バタイユやマンディアルグ、その系統のマニア本の挿し絵で彼らを知った人は多いはず。
心に深く食い入っている、文学の深海に根を下ろす視覚作品達なのだ。

だからこそ、単にすばらしい銅版画が欲しい、という以上の、
バタイユ、マンディアルグ、生田耕作、澁澤竜彦、サバト館、それらの世界を理解しおのがイマジネーションで提示して見せた作家の作品は、自分の文学観と深く向き合う事に直結する。
「見知らぬ書物の霊の肖像」と向き合う事にもつながるのだ。

逢ったことのない人と、書物について夜っぴて議論し、表現について思索し、ひとりでは見えなかった扉を提示される時間。そうした夜ごとの長い時間を約束してくれる作品でもある。
だからこそ、身分に不相応な出費もしてしまうわけである。


内緒にしておきたいが、サイン無しの作品は比較的手ごろである。
山本さんは亡くなっているので、サイン無しの作品にあとからサインを入れる事はできないのだ。サイン無しでも純粋に作品が欲しい人には差し支えないから狙い目。
どう見ても贋作じゃないしね。
(贋作作者が現れるほどメジャーではない、というのはありがたい)


作者諸氏は、作品に必ずサインをしておくといい。
自分が急死した時には、きっと遺族が経済面で助かるだろう。
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by leea_blog | 2007-10-31 00:52 | Comments(2)

月の出ネックレス/試作品

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着けて鏡でみながら重さや曲線、アレンジ範囲を調整する。

基本的には、様々にアレンジできる装身具が好み。

黒真珠の、ピーコックグリーンや孔雀青、紫に変化する色彩に挟まれた満月のような水晶玉は、晴れ渡る夜のイメージ。写真が上手く撮れないが、取り合えずアップしてみる。

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by leea_blog | 2007-10-29 21:48 | Comments(0)

水晶と黒真珠 月の出 装身具作り

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ああ、無数の月の出のようで美しい。

装身具作りは、素材さえ手に入れれば誰でも気軽に楽しめる。

額の装飾用に買い込んでいたビーズと、天使屋・小原ミチル氏と銀座に出た折りGenuineで買い込んだ石たちを使用。
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by leea_blog | 2007-10-27 19:36 | Comments(0)

暴風雨の中の 装身具作り

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作りかけの装身具

下は下絵、おおまかなイメージを描き留め、詳細を詰めていく。

石の重さ、その他を考えながら変えてゆく。

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by leea_blog | 2007-10-27 18:08 | Comments(0)

暴風雨に木漏れ日を恋う-葡萄の天井-

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↑勝沼ぶどう郷/ 収穫後の木漏れ日

台風だ。。。。

普通の雨なら都内温泉に行くのだが。。。
(何しろ肩や背に凝りが溜まっている。ほぐさねば)

こんな暴風雨では、帰宅時に風邪をひいてしまう。いや、もっと深刻なのは、電車が止まる危険だ。

仕方なく自宅で死海の塩風呂に入る事にした。
そして、気晴らしにアクセサリー作り。

日差しが恋しいので、葡萄郷の木漏れ日写真をアップする。

↓ おびただしい葡萄のランタン&木漏れ日


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by leea_blog | 2007-10-27 16:16 | Comments(0)

緑のランタン

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↑ 金盛園の、ロザリオ・ビアンコ。

透明な覆いがランタンの傘のよう。
人がいない。木漏れ日美しい葡萄園は貸し切り状態だった。

気に入った房を切って店舗に持って帰り、葡萄の種類と重さに応じた代金を払うシステムだ。
ちなみに【試食無料】。試食とは、休憩所でお皿に盛られた果実のことではなく、葡萄畑で本当に美味しいか食べてみて良い、という事だった。
店の主は私たちを案内し、美味しい葡萄の選び方を説明したのち「二人で一房くらい食べてもいいですよ」といって店に戻っていった。

店と葡萄畑は、道路を隔てて徒歩5分ほど離れている。葡萄を獲ってかばんに入れて、店に戻らず逃走する人は居ないのだろうか。監視する人もいない。
中には悪い観光客も居そうなものだが。

性善説の葡萄の土地か。そんな環境で育った葡萄は、今まで食べた内で一番の美味だった。


 
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by leea_blog | 2007-10-22 00:18 | Comments(0)

日々の雑務

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入り日に照らされる「勝沼ぶどう郷」駅の写真をアップ。十月初旬・五時頃。一日一往復の臨時列車を待つ間。葡萄狩りのシーズンの土日祝日のみ運転される。



気がつけば、十月半ばが過ぎていた。

日常が飛ぶように過ぎてゆく。

日々の雑務が追いつかない。
昨日は中学の同級生に誘われて、板橋区民祭りに出かけた。秋の幸、新鮮な野菜や果物を買い込んだ。ワインコンポート用の無花果、水に漬けてからフライパンで煎って食べる鬼胡桃、ターサイ、生唐辛子、ぼっちゃん南瓜多数。葡萄・甲斐路。
 ワタクシが自炊派と知って、中学の同級生(区民祭開催地付近在住とは別の人・隣県に在住)が驚いていた。うむ。どう見ても自分で調理するタイプには見えない。「祖母の代から台所に立たない家系」だしね。家事は苦手だ。とはいえ、健康のために外食は控えなくては。

福岡の日嘉まり子さんから揺蘭の原稿が届いた。
編集作業に腰を入れなくては。


 
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by leea_blog | 2007-10-21 20:08 | Comments(0)

試食用の葡萄 

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昨年は日帰りバスツアーで葡萄狩り食べ放題を楽しんだ。
が、バスの窓から延々と広がる葡萄園、高棚に飾り物のように垂れ下がるおびただしい葡萄たち、わざとらしいほどの日本画的な秋の景色を見つつ、歯ぎしりしていたのだ。
美しく心地よい物が当たり前のように溢れているというのに、バスの窓から眺めるだけとは! 手を握りしめつつ再訪を誓っていた。 次回は、心ゆくまで葡萄園を梯子し、心ゆくまで道に迷いつつ歩き、獲った葡萄は宿につれて帰り湯上がりに食べ、翌日も葡萄園とワイン工場を梯子し、もう葡萄など見たく無い、と思うほど堪能するぞ、と。

そして、今年になった。
忙中閑有り。ある夜いきなり葡萄園行きを決め、交通機関を調べ始めた。翌朝の9時頃新宿発の臨時列車に乗る事に、速攻で決まった。
悩んだり調整しているうちにチャンスが消える事も多い。ただでさえ悩みは多いし雑事は山積、予算も赤字、病人気味。そんな人ほど、瞬時の判断力が必要なのだ。

頭が朦朧としたまま一日一便しかない臨時列車で甲斐の国へ。
スケジュールに縛られず、うるわしい日差しを歩く贅沢さよ。

葡萄狩りが出来る葡萄園は、沢山ある。
だいたいの方角を決めて、歩きながらどこに入るか決めればいい。
葡萄の品種によって料金が違う。

写真は金成園の試食用葡萄。
緑茶とお新香も出た。
白いテーブルにはオブジェとしてミニカボチャが置かれていた。


もちろん、試食して乗り気がしなければ休憩するだけでもいいのだ。
葡萄を食べてみると、驚愕するほど美味だった。
張りがあり、みずみずしく、植物の力が体の隅々にめぐる心地の味わい。

手前の赤い葡萄、早生甲斐路の葡萄園に行く事に決めた。





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by leea_blog | 2007-10-11 01:22 | Comments(0)

勝沼ぶどう郷

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【勝沼ぶどう郷の日没】2007/10/7

一日中、金木犀の香と、発酵中の葡萄酒と、甘い果実の香の中を歩いていた。

金木犀の巨木、葡萄園の端の薔薇の木、黄金の陽に輝く柘榴の赤い実、つややかな毛並みのすすき、23年寝かせた葡萄の酢、辺りを海のように変える夕暮れ時の山霧、茫洋の霧の海に沈む大きな天体、美酒を注いだ硝子の縁に近づく柔らかい唇、水晶を刻んだ河を覗きこみ、緩い曲線の重なる葡萄畑を見上げ、暗がりで夢を醸す酒たちの間を幾度も通りすぎ、闇にはめこまれた地上の明かりに感嘆する。

夕暮れから闇を通って密集する光の高層群に向かう電車は、一日に一便。
指定席はすべて満席です、とアナウンスが繰り返し流れるが、私たちの向かいの席は一つ空いたまま、ついに埋まらなかった。
山岳方面から乗りこんでいる青年のリュックが置かれたまま。リュックのために指定席を取ったのかもしれず、私たちには見えない誰かのために取った席なのかも知れない。

「どこからでもどこにでも行ける」。
葡萄の谷を見はるかす駅で、見知らぬ二人連れが話す。旅の秘跡が秘跡ではなくなった事を惜しむ声音だ。
道に迷わない。ナビゲーターが道を教える。臨時の電車は遠くの土地の者たちを一気に伝説の郷に連れてゆく。
豪奢な入り日を浴びた駅で、行こうと思えばどこにでも行ける事への密かな失望が、私に伝わる。

またたくうちに土地を通過する観光の客にとって、またたく内に通過していった土地の霊気は、「通過した」以上でもなければ以下でもない。
一読で捨てられる書物以上でもなければ、以下でもない。

発酵の夢を抱いて寝返りを打つ地下の酒のように時間と交感することも無い。
溶けてゆき再生する旅の時間を、ひた走る列車の窓越しに探す内にみるみる北アフリカの夜行バスの車窓と化す逢魔の刻。
あ、と叫べば、向かいの席の青年が携帯電話の充電機を落とし私の足下に転がった。無言で拾って差し出せば短い礼を意味する日本語が返ってきて、気がつくと私と連れは路線が環を描き密集する都市に向かう電車の中に、居たのだった。




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by leea_blog | 2007-10-08 00:23 | Comments(0)