<   2009年 07月 ( 9 )   > この月の画像一覧

テラスの寝台-天空都市。  パステル

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漂流ベッドシリーズの、露台ベッド編。
パステル使用、まだ制作途中。
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by leea_blog | 2009-07-29 21:10 | Comments(0)

乳白色の雲中散策&隠れ湯のこと

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突発的逃避行、兼、湯治。隠れ通い湯治場が、箱根にある。
温泉好きが口コミで囁き交わす、秘湯である。

二日続けて、秀明館に通い湯治を決行した。
吸い寄せられたとしか言いようが無い。二日目は、連れの人妻と目を見交わし、お互いに相手が
「今日も秀明館で過ごさない?」
と言いだすのを待っていたが、ワタクシが先に誘惑に屈した。


お湯の質が実に良い。宿泊は出来ないが、部屋を借りてごろごろできる。
鴬のさえずりが遠近にこだまし、水の音がどこからともなく響き、山々を渡る風に木々がざわめきつづける。箱根ではないようだ。

階段を下りてゆくとすぐ湯船が有り、正面のむき出しの岩に掛かる注連縄が暗い水面にくっきりと映っている。湯を味わう女性達のしろい背中が階段に並ぶ。高窓から薄日が差し込む。

熱めのお湯に身を浸していたが、冷房で血行が悪くなるのが日常と化しているワタクシは、すぐ息が上がってしまった。雲が逆巻きながら荒々しく中庭に降りてくるのを眺めながら、高原の風にほてった顔をさらしていた。雲がいきなり切れて。日が射すと、強い天然の照明を当てたように黄金に燃え立つ。

時間が解けてゆく。

百合が無造作に咲く傍らを通り過ぎ、宿へ帰ろうとしても、ロープウエイはとうに終わっていた。
私と人妻は顔を見合わせた。

荒々しい雲が地表を舐めるなかを突っ切り、徒歩で桃源台まで下った。雲で周囲が見えない。乳白色に閉ざされている。時間の感覚が溶け、野鳥のさえずりに同化した今の心象風景と身体を取り巻く光景のなんと一致している事か。

傍らで音がすると、熊か肉食の何かではないかとひそかに肝を冷やす。だれも通らぬ道をひたすら歩く。その心地よさ。大地の底から湧く清明な湯に浸かって気力が増していた。

吉野熊野に比べれば、道に迷ったとしても、ここは箱根、大事になる前に人家にたどり着けるだろう。

写真は二日目。雲は強風に散らされ気味で視界は確保されている。携帯にて撮影。
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by leea_blog | 2009-07-27 20:11 | Comments(0)

へいけうたのあかり4 

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撮影・宮崎二健/加工・西野りーあ

俳人の宮崎二健氏に頂いた写真を、加工してみた。
上は、文学上の重要な話題が熱をもって交わされた、二次会の様子。光が放射状になるよう工夫した。
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by leea_blog | 2009-07-22 23:27 | Comments(2)

歌人・辰巳泰子『へいけうたのあかり』(俳人・佐々木六戈さんとの対談有り)のこと

歌人の辰巳泰子さんの、『へいけうたのあかり』を見に、ジャズバーサムライにでかけた。

前回の感想と紹介は、以下です。

http://leea.exblog.jp/10089908


平家物語を再物語化する、という試みは、大変なエネルギーが要る。
私は大の平家ファンである。
辰巳本平家に立ち会えるのは、贅沢な時間と言えた。

平家物語を読んだ事がない人は、楽しいのか?
楽しい。深い知識は無用だ。小中学校の歴史の時間にならった、源氏・平家の闘いがあって平清盛が平家全盛時代を作り、その後源頼朝が鎌倉幕府を作った、そんな程度の基礎知識で十分!


平家物語をそのまま読むのではなく、辰巳本として抄訳し再解釈もしてあるので、観客は語りの面白さを味わえばいいのだ。

一人何役もこなすのだが、生き生きとした描写、振り、声音で、せまい舞台が広く感じる。物語の合間合間に挟み込まれる現代の短歌、この絶妙な配置。




今回精彩を放ったのは、「文覚」という坊主である。
芥川竜之介にも「袈裟と盛遠」という短篇があるが、これはちょっと有名なエピソードなのだ。実に神話的な骨組みである。

従兄弟の渡辺渡の妻、袈裟と密通した武士、遠藤盛遠。袈裟の夫を殺して、袈裟と夫婦になろうとする。渡の寝所に忍び込み、寝首を掻き切ってみれば。それは渡の身代わりとして死を選んだ、袈裟の首だった。

盛遠は、文覚と名をあらためて出家。この坊さんの荒行もはではでしいが、有名なのは、当時伊豆に流されていた源頼朝にどこかで拾った髑髏を見せ、「父君の髑髏」と言って、反平家の挙兵を促した話だろう。

これら文覚の型破りさが、実に生き生きと演じられていた。
気持ちいいくらいである。

俳人・佐々木六戈氏との俳句添削付き対談も面白かった。
締めくくりの佐々木六戈氏の朗読も、胸にずしんと来たのであった。

それはそうと。次回は11月1日との事だが、私も鼎談にでる事になった。そういう事になっているのをこの日に知った。驚いた。
皆さんお気軽に聴きにいらして下さい。てか、本当にそうなっているの?

平家物語を読んだ事がない人も、とっかかりをつかめて楽しめる日になるだろう。

辰巳泰子氏のサイトは以下

http://www.geocities.jp/tatumilive/index.html
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by leea_blog | 2009-07-16 23:36 | Comments(0)

酔い醒め早朝と文学議論のこと

歌人の辰巳泰子氏による、【へいけうたのあかり
俳人の佐々木六戈氏との対談有り】に出かけた。感想は後日。

二次会を含め、意義深い催しだった。

文学史上残るか、の二次会で、佐々木六戈氏と宮崎二健氏の熱く延々と一向に終わらぬ握手付きエール交換を初め、様々な話題が浮上した。

が、今日の話は、そのことではない。酔い。いい歳をしてやってしまった、である。二次会で、飲み過ぎたのだ。

早朝に目を覚まし、化粧も落とさず爆睡したのを知った。腕を組んで「間違っている」と一人ごちた。
酒は飲むとも飲まれるな。飲まれた訳ではないが、いい気になって飲み過ぎた。関係者各位に失礼は無かったか。からんだりしてなかったか? 初対面の佐々木六戈氏を「六戈ちゃん」などと呼ばなかったか?


昨夜。地下鉄の駅で酔いを醒ますべく半睡していたら、駅員に声をかけられた。「お客さん、お客さん。終電が無くなりますが大丈夫ですか」
さっと立ち上がり「ありがとうございます、失礼しました」と立ち去ったが、徒歩三分の自宅まで歩くのもしんどかった。駅から遠い家だったら、と思い慄然としたのをおぼえている。家に帰ってからの記憶が薄い。

早朝の鳥の声を聞きながら、組んだ腕が解けない。
たまに理性のタガを外すのは必要だ。行って、また過酷な現実に帰り来る為に。だが私は理性のタガが外れるのを苦々しく思うたちだ、とも痛感した。駅で半睡、化粧も落とさず爆睡では、困った物だ。

座に酒が回っても冷静では、無粋。宴ののち、足どりきちんと家に帰り、しっかり歯も磨いて寝るのも、それではいつも通りだ。楽しむ場で楽しまないのは阿呆である。といいつつ微妙な気分の早朝であった。

写真は佐々木六戈氏(左)と宮崎二健氏(右)の、つかんで離れぬ手と手。

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by leea_blog | 2009-07-13 09:53 | Comments(4)

揺蘭2009.夏号のUP

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遅くなりましたが、揺蘭の夏号の目次等をアップしました。
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by leea_blog | 2009-07-11 23:49 | Comments(0)

通勤途上、火をつけられた職員のニュース

Excite エキサイト : 社会ニュース
ハローワークの職員が通勤途上、お客さんにガソリンを掛けられ、火をつけられて重体、とのニュースを見た。

ひどすぎる。火傷で重体。その後の闘病と人生を想像すると、言葉が出ない。

犯人は、仕事を紹介してもらえなかった為、と供述しているらしい。

役所の窓口は、末端なのだ。渡りをしている偉い人たちとは別種である。権力も何も無い末端の公務員に憂さをぶつけるなど、醜悪な行為だ。


そんな所に恨みをぶつけても、何も変わらないのはわかるだろうに。
さて。

内緒だが、私は公衆の面前で焼身自殺を検討した事が有る。
抗議の自殺なので、山奥でひっそり、というのでは意味が薄い。
私の死によって、私以外の人の被害も軽減でき、原因の再発防止が検討されるはずだ、と思っての事である。

よくよく調べた結果。火だるまになっても、うまく死ねずに死よりも大変なその後が待っている可能性が高い、と知った。

今回の被害者が、どんな大変な被害を受けたのか、詳細に想像できる。

ひどく暗澹たる気分になるニュースだった。
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by leea_blog | 2009-07-09 00:36 | Comments(0)

七夕だ  浴衣が通り過ぎる

奇跡のように晴れた。
昼間は、まだ梅雨のさなかというのに、熱風が吹き抜ける夏日だった。
東京の空に、見えない天の川を見上げる。星の祭り。

夜になると浴衣の人が行き来する。
美しい。

日本の民俗衣装、浴衣はこの風土の夏に合っている、とつくづく思う。
汗だくになる季節、風呂から上がったら、さらりと浴衣を羽織りたい。

気負わない普段着のように、浴衣のままふらりと湯上がりの果物を買いに行きたい。

うんと子供の頃。
信じられないが、下駄履きだった。
おろしたては鼻緒がまだ固くて、痛かった。

まるで絵本の中のような、遠い情景も戻ってくる、七夕。
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by leea_blog | 2009-07-07 21:50 | Comments(0)

七夕が近づいている

もう今年は半分過ぎた。
飛ぶようだ。日々の感覚が。

ゆりうたをさぼり気味だったが、書く事が無いのではない。
その逆で、書く事が多過ぎるのだ。

反芻しながら、アロマキャンドルの灯を見ている。
灯の揺れ。心身の揺れ。心身は天地、日月、時間と連動している。

絵が描けない。描きたい時、すぐにポーズをとってくれる女性がそばに欲しい。
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by leea_blog | 2009-07-04 21:19 | Comments(0)