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言葉が音曲をまとうあわい/へいけうたのあかり最終回のお知らせ

そのようなわけで、へいけうたのあかりの最終回が、いよいよ今度の日曜日だ。

最終回は、いつも寂しいものだ。

そんな中で、私も10分頂いているので、
何を提示できるのか工夫してみた。

言葉が音曲をまとう、そのあわいを提示してみようと思う。

普通の読み方が、段々、曲付きの朗読になって行く辺りが、聞き所だ。

だがしかし、大きな難問が。

私は歌が得意ではない。

仕方なく、カラオケボックスに出かけて、練習した。

音楽は、文学同様、生まれ持ったセンスがものを言う。

練習してみて分かったのだが、
付け焼き刃でどうにかなる物ではなく、
下手な歌をうまく見せる事が差し当たりの課題ではないのだった。

歌舞音曲はどの辺りから生まれてくるのか、
その、原始的な発生の具合を提示し、
何かを感じて頂けたらと思う。

請う、ご期待。
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最終回(第八弾)告知!

建礼門院——竜女物語
秘め事を持たんとすればわびしくて薊のごとく風に尖れる   泰子

【日時】2010年10月31日(日)16:00〜18:00
【場所】JazzBarサムライ
新宿区新宿3-35-5守ビル5F 03-3341-0383
(JR新宿駅東南口下車、階段降りて甲州街道沿い直進徒歩2分。1F蕎麦屋のビル)
【料金】2000円(1drink付)

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辰巳泰子氏のサイト
(コピー&ペーストして飛んでね)

http://www.geocities.jp/tatumilive/index.html
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by leea_blog | 2010-10-26 21:12 | Comments(0)

死への願望、希死念慮と対人関係

はぁぁ。

死への願望は、重い話題だ。

拙サイトのエンジニアさんと、揉めてしまった。
原因は、かれこれ一年ほど前?、か、いつだったか忘れてしまっているが、私の自殺願望がMAXになった時期の件だ。

「もう死ぬのは止めました。人生は意義深い。生きている、それだけでも重要な事です〜」

と、言えれば、当たり障りもいいのかも知れない。
でも、それは嘘になってしまう。
処世術、という名の嘘に。

死への願望が無くなったかというと、実は継続中だからだ。

私の場合は、理由がはっきりしていて、漠然とした「死にたい感」とは異なる。
一説によると、理由がはっきり明快なのは希死念慮とは異なって、自殺願望なのだそうだ。

ワタクシは精神科医ではない為、希死念慮の定義の
詳細は他所に譲る。

それはそうと。
問題は人間関係なのだ。
死にたいと思っている人と友人関係を維持するのは、大変だと思う。
それがわかってか、死ぬと決めても打ち明けない人が多い。

ワタクシは、「いきなり居なくなる事」を、
重要な不義理と考えている。
残された人はみんな言うじゃない?
「死ぬ前に一言でも言って欲しかった」って。

私も、残された立場なら、同じ事を言うだろう。

沢山の人に世話になって生きてるのだ。
人生という舞台から黙って退場するのは、不義理もいいところ。

そんな訳で、親しい人には打ち明けたのだが、
拒否反応を招いてしまった、のが、一年ほど前。

相手を傷つけるのは本意ではない。

死にたいといつも思うのは、既に傷物人生。
傷物なら傷物で、せめて他人が不快にならないような死の選び方をせねばなるまい。

いや、世間に迷惑を掛けないとか、他人を不快にさせないとかいうのは、
虚妄だ。あり得ないのだ。


生きて居ても迷惑、死んでも迷惑。
ただし、それはお互い様なのである。
迷惑を掛けない人生など、どこにも無いのである。

例えば、
「他人に迷惑を掛けないのがモットーです」と言う人が居たら、
そのセリフだけでも私には既に迷惑である。
だって、不可能だし、自己満足だし、事実誤認だし、
迷惑がどうしてもかかってしまう事実を受け入れている人に対して、失礼でしょう。

まぁ、よろずこのような具合である。







注)
取り合えず今は、すぐには死なないから、通報無用です。
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by leea_blog | 2010-10-18 19:56 | Comments(0)

積ん読と一読。二読、三読はあるか。。。。

積ん読とは。

未読の本が山になっている状態、または、買って安心してしまい本を積み重ねて置いて有る状態を、「積ん読」という。

本は、あっという間に絶版になってしまうので、見つけたらともかく買う。
古書店で絶版本を見つけた日には、即買いしないと、此の世で再びお目にかかれるのか疑問だ。

いや。
インターネットが普及したお陰で、かなりのレア本も検索して買えるようになった。
昔は大変だった。古書店を一件一件歩いて回って探したものだ。

欲しい本リストが、常に新鮮な状態で頭に有った。

常に新鮮なアナログ状態。
日々の出会いを大切にし、チャンスを逃さない訓練が出来ていたのだ。


それはそうと。
読者諸氏は、本を何回読み返すであろうか。

しばしば、現代の本は数が多いので「一読」されるのみ、言われる。
それは、あまりに寂しい。

私は、気に入った作品は、長い年月を掛けて何度も再読する。
再読では、一度では見えなかった良い点に、圧倒されたりもする。
歳も変われば、読み方も変わる。

大量に読み流すのも、読まないよりは良いが、
良いと思った本は、再読したい物だ。

詩歌俳句は、短い形式ゆえに、再読される機会も多いはずだ。


ご恵与頂いた書籍も、真剣に読めば読むほど、お礼と感想を書く機を逸してしまう。
作者としては、すぐ感想が欲しいのは山々だが、ブツブツ言う前に、良く考えてみよう。
書物は愛情を込めて読まれるのが何より。
読者様の都合の良い時、心に余裕の有る時に、読者様の心に滑り入りたいものではないか。

一読で終わるより、時間を掛けて再読されたい。
それが、書物の本来の誉れなのだから。
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by leea_blog | 2010-10-12 21:05 | Comments(0)

建礼門院--竜女物語。歴史小説のはざまなど


サブタイトルが竜女物語になっていた。

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最終回(第八弾)告知!

建礼門院——竜女物語
秘め事を持たんとすればわびしくて薊のごとく風に尖れる   泰子

【日時】2010年10月31日(日)16:00〜18:00
【場所】JazzBarサムライ
新宿区新宿3-35-5守ビル5F 03-3341-0383
(JR新宿駅東南口下車、階段降りて甲州街道沿い直進徒歩2分。1F蕎麦屋のビル)
【料金】2000円(1drink付)

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思えば、歴史小説など、元ネタが有る作品は、自分のイメージと他の作家によって描かれたその作品が、どう接近したり乖離したりするかが見どころなのだ。

つまり、解釈の同じ具合や違いがスパークして、面白さが出るのだ。
原典の有る作品は、読者もあらかじめ作者の作業に参入しているのだ。

安徳天皇ヤマタノオロチ説を堅持するワタクシとしては、
建礼門院-竜女物語のサブタイトルに、震えが来たりするわけである。

もちろん、何の先入観も無く、ただ受け取るのも面白い。
興味を持ってから原典に当たれば良いのである。

今回、考えた。
特に前回の壇の浦の回では、平家の怨霊の一人と化して座にいたワタクシは、
平家物語同様、辰巳泰子氏によって、自分たちの名前や、自分の属性と同じ名前が読み上げられるか否かが成仏の鍵となっていた。名前が読まれるのを待って、複数の霊たちがかたずを呑んで見守って居たのである。これには、我ながら驚いた。憑依されるにも程がある!
ちなみに、誰と誰と誰だったか、などは聞かないで欲しい、恥ずかしいから。

怨霊の皆さんは、世間が自分(あるいは自分たち)を気に掛けてくれているのか否かが、なだめられる重要な要素なのだ。痛みの共有を欲しており、共有されるや、にっこり笑って肩の荷を降ろすのだ。
いや、驚くには当たらない。怨霊譚の語りは、そういう側面で活躍して霊魂をなだめてきたのだから。

ところで、私も幕間10分の朗読時間を頂いているわけだが。

竜女物語のインパクトに対抗して、いや、竜女と化した建礼門院に敬意を表して、
詩編・ライウラシリーズから「地散り花散り ライウラ散る」を音朗読(おとろうどく)する事にした。

ライウラは、原初の地母神にも古代の女傑にも、現代の個人としての女性パワーにも通じる、神話的な女性の物語詩のシリーズだ。

自らを牲(にえ)として、散りながら光に溶け込み再来を期す、天を流罪になったライウラ。手まり歌風の音に乗せて、語る。音にどのように乗せられるかは、当日の体調次第、会場の雰囲気次第で変化が有る。


天を流罪になった身は、生きながら六道をさまよった高貴の女性、建礼門院も同様である。



辰巳泰子氏のサイト。
http://www.geocities.jp/tatumilive/2007livenote.htm
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by leea_blog | 2010-10-09 20:06 | Comments(0)

辰巳本平家物語「へいけうたのあかり」最終回の予定



いよいよ、最終回なのだ。
連続ものの終わりは、いつも、少し寂しいものだ。

どのような千秋楽となるのか、楽しみである。


歌人の辰巳泰子氏のサイトから、コピー&ペースト。

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2010年10月31日(日)16:00〜18:00、
JazzBarサムライにて、へいけうたのあかり最終回。
おおさか弁の平家物語、辰巳泰子本。
演目は、建礼門院。
詳細後日!!

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ところで、最終回には、ワタクシも幕間で10分の朗読時間を頂いている。

他所様の朗読会の雰囲気を壊さないように、自分を出してゆくのには調整がいる。
1+1=5、位になるのが理想である。

りーあの朗読を聞いて見ようと気軽に来て見たら、
平家が面白かった!とか、

へいけうたのあかりを楽しみにしてきたら、
りーあの朗読も思いがけず良くて、内容に幅があった、とか。

コラボレーションは、1+1=2では、ワタクシ的には意味が薄い。
5や6くらいにならなくては。


ということで、頭を悩ませている。
請う、ご期待。
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by leea_blog | 2010-10-05 22:27 | Comments(0)

金木犀と煙草のこと

湿気を含んだ大気に、甘く香る金木犀。
くらくらするような、濃密な香りは、今の時期の最大の幸福だ。

一方、煙草の煙は。

ワタクシは喫煙者であるが、ますますもって、肩身の狭い立場となっている。

お昼休みに安らぐ場所が、無いのである。

ランチ時禁煙の店が増えた。
庁舎内も禁煙である。

10月からの煙草値上げで、「これを機会に止める」人が続出しているらしい。

煙草をやめない言い訳なら、いくらでも出てくるのが、喫煙者の脳と言われる。
理性以前に、脳が依存症のため、煙草を止めない理由をガンガン提出してくるのだという。

意志の力で押さえつけるのも有りだろうが、
今のところ止める気は無い。

ほっとするこの一瞬を抜きにして、精神的格闘が頻繁なOL生活を切り抜けるのは難しい


それはそうと、女性の喫煙率は上がっているそうだ。

喫煙者として、同類が増えるのは、嬉しいかというと、痛ましいと感じる。

逃げたい、戦わねば、戦えば、戦う時。
何も考えずに火をつけて煙を吸い込む、そんな一瞬を必要とする女性が増えてしまうのは、残念だと思うと共に、いたしかたが無い気がする。

全部自分で背負い込む事は無いんだよ。悪癖もたまには仕方ないさ。
疲れた時の、その一服。

「まぁ、まあ。いいじゃない、あれも駄目これも駄目ではやって行けませんのさ」

ああ、やっぱり、煙草止めない理由なら、考える前に浮かんでくる。

煙草の煙と金木犀の香を、思いきり吸い込むとしようか。
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by leea_blog | 2010-10-04 19:21 | Comments(0)

進まない書物/叙事詩【エルサレム解放】/岩波文庫

読むのが進まない書物も多い。

大人になると、好みの書物ばかりを読む贅沢を味わえる。
苦手なものは読まなくて済むのである。

しかし、読書は、自分の好みだけに偏らない方が良い。
お菓子ばかりでは、心身に悪いのと同じ事だ。

というわけで、読み進むのが遅い書物も取り上げる。

叙事詩【エルサレム解放】だ。
(タッソ作・A.ジュリアーニ編・鷲平京子訳/岩波文庫)。

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イタリア・バロック文学最大の詩人トルクァート・タッソ(1544-1595)による長篇叙事詩(抄)。第一次十字軍遠征におけるキリスト教徒と異教徒の英雄たちの激烈な戦いと悲劇的な死、十字軍の勇士と異教徒の女戦士の報われぬ愛、美貌の若武者を虜にする魔女の色香……。『神曲』『デカメロン』などと並び称されるイタリア文学の古典。 (紹介文より引用)

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これだけ夢中になりそうな要素が詰まっているのに、夢中にならないのはどうしてか。

A.ジュリアーニの見事な案内にはくらくらするが、
肝心の詩文の方が、どうにも「月並み」な印象を免れえないのだ。

原文は、おそらく韻を整えて美しく歌い上げて有るのだろう。

これは快楽のためというより、久々の「教養のため」の読書となりそうだ。

「これくらいは押さえておきたい本」を読む、という、快楽の薄い読書である。

岩波書店でも、タッソの原文を翻訳するだけでは読者がついて来られないと判断したのか、
A.ジュリアーニによる案内で抄出したバージョンの出版となっている。

うう。
古典でも、エッダやサガ、ホメーロスを読むのとは大違いだ。

面白い題材でもどのように詰まらなくなるかの、良いお勉強になると思う。
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by leea_blog | 2010-10-02 16:14 | Comments(0)