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ラピスラズリの首飾りのようだ/楽士から見た12月7日

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撮影/宮崎二健


12月7日の朗読ライブが近づいています。

朗読ライブ、「妖異の時代」シリーズでコラボレーションしている楽士の、田中一夫氏とはどのような人か?

今日は氏の音楽感覚がよく出ている文章を紹介いたします。

今回は、トルコのサズにくわえて、アフガニスタンの楽器、ラバーブとも共演します。

ラバーブは、ペシャワールで入手したとのこと。
アンティークな様子の楽器で、氏の手元に来るまでに、どのような物語があったのでしょうか。


私の旅先の音楽感覚、現場感は過去記事で書きましたが、
読み比べて見て、共演をぜひ聴いて頂きたく。


以下、田中一夫
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これは1994年に書いたものですが今回使用するラバーブを入手するきっかけとなったパキスタンのフンザ、ペシャワールに行ったときのことを書いたものです


Asian Field Music 1

 

中学のころに習ったおぼえがある
音楽に大事な要素は三つあると
メロディとハーモニーとリズムだそうだ

それからずいぶんたって気がついた
大事な要素は二つだと
リズムと音色

さらにそれから最近になって感じたことがある
結局一つかなと
それはフィールドかもしれないと

名も知らぬ町でバスを降り
町のにおいを確かめながら
バザールの方へ歩いてみる
だんだん人通りも多くなり
ざわめきも密度を増す
色とりどりのフルーツがならぶ
変わったかたちの食器や
あざやかな衣装のほかに
到底使えそうにない時計や
壊れかけたラジカセが売られている
歪みきった大音量の流行歌は
こんな街かどの音楽にピッタリだ

夜のとばりがおり始める
川むうこの民家には
ポツポツ白熱電球がともされる
微妙に揺れているのは
山頂付近の家のろうそくのゆらめき
今日の最後のコーランが
山あいの村々に響きわたる

いろいろな場所でそれぞれの人々が
詠う、願う、祈る
何万年もかけて作られた自然の地形と
そこで生まれ育った
心やさしき人々の織りなすエコー
もっとも美しい讃歌
遠くの山はだは月の明かりに照らされて
かすかな万年雪に反射する
たわわに実った甘い杏のかおりは風とともに舞う
渇いた空気が少しずつ冷えてきて
時間とともに月はかがやきを増す
今夜も楽団がやってきた
ドールのリズムは大地を振動させる
スルナイの叫びは生き物たちに力を与える
みんな踊る、みんな踊る
至福の時だ

となりの国からやってきた
戦いが終わるまで帰ることはできない
あのころは町一番の楽士だった
タバコは持ってるかい?
ありがとう
お礼に一曲弾いてやるよ
俺の好きな歌だ
うっすらと涙を浮かべている
哀愁をおびたハルモニウムの調べ
ひとつひとつの音が糸につながれ
ラピスラズリの首飾りのようだ




ガレージ・ランド5 1994年9月版に掲載されました

この文章は1992年にパキスタンのフンザ、ペシャワールを訪れた時のことをモチーフにして書かれたものです


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by leea_blog | 2013-11-27 20:46 | Comments(0)

12月7日! 言葉と音を溶け合わせる朗読ライブ開催です

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撮影/西野りーあ


一年半振りに、朗読ライブを開催します。

詩に関心無い方も大歓迎。

異国の酒場にふらりと入ったら、楽士と詩人が居た、で、ぼうっと聞いていた、という感覚でお過ごし頂ければ幸いです。

謹聴しなくて良いのです。

意味を追わなくても良いのです。

音声と楽曲の交わる時間を。。。。


ゲストは昨年に続き、素晴らしい才能をお持ちの海埜今日子さんです。




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妖異の時代〜百物語2013

御身まれびととなりて会場の扉をあけたまへ

物語はどこからやって来るのか
 言葉を解体し音と溶け合わせ魔物語をしよう


 神話・伝説が矮小化する現代に、ゆるゆると妖霊らの言霊を引き入れるべく、
 百物語の火を灯す。
 異界と此の世が重なるあわいに、命の水がある。
 呪術としての日常。砂漠を渡り来る楽の音色。
 神々の物語や伝説を取り混ぜて、
 言葉と音との合流地点に遡ります。




      朗読 西野りーあ(詩人)
非・同人制のまれびと冊子【揺蘭】編集人。詩と物語、絵画なそ視覚表現、ライブ感覚の詩の朗読を平行して行う。呪術としての日常、再生の非日常が交錯するあわいに。詩集『うろくずやかた』物語詩『人魚迷宮譜』(土曜美術出版)。現代詩人会会員。



      即興音楽 田中一夫(楽師)
トルコの吟遊詩人の楽器であるサズを弾く。この楽器はセンシティブな面と魂の内面をかき乱す音を持つ。
詩の朗読とコラボレーションした時に歴史の重みから開放される。渇いた西アジアの土地で数々の物語とともにあったこの楽器は、現在の極東の地にあって西野りーあの朗読と交差し再び物語を語りはじめる。


      ゲスト 海埜今日子(うみの・きょうこ)詩人
東京生まれ。『共振』(Wネット/1999年)、『季碑』(思潮社/2002年)、『隣睦』(思潮社/2005年)、『セボネキコウ』(2010年/砂子屋書房)、アンソロジー『現代詩最前線』(北溟社/2007年)他。詩誌『hotel第2章』『すぴんくす』『ガニメデ』『現代詩図鑑』『しばりふじ』他。HP灰皿町大字豹(http://www.haizara.net/~kirita/umino/)で5の日に日記を更新。展覧会や風景、言葉にまつわる事を書いています。豹柄が大好き。豹が好き。




先着10名の方に当日朗読の詩作品レジュメ、田中一夫氏のCDを配布。


開場から開演までの待ち時間に、昨年浜松市で上演された、合唱曲「うろくずやかた」を流します。大変浮遊感が有って、聞き応えが有りますので是非早めにいらして下さいませ。
作曲/長谷部雅彦氏


  
12月7日(土)16時開演 
    開場15時30分 
入場料二千円(一ドリンク付)
【会場】ジャズバー・サムライ
 新宿区新宿3-35-5 守ビル5F
一階はそば屋。 

りーあ問い合わせleeala@key.ocn.ne.jp


facebookのイベントURLは、以下。
いいねボタンをぽちっと押してね。

https://www.facebook.com/events/248977241927599/248986105260046/?notif_t=like

(当ブログはセキュリティーの為、直接リンクが貼れない仕様になっております。上記URLを、コピーして貼り付けて飛んでたまわれ)
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by leea_blog | 2013-11-25 19:20 | Comments(0)

映画撮りたい病/愚か者の業病か

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撮影・加工/西野りーあ

昨日は、新宿のジャズバーサムライで、
「独演!俳句ライブ」のビデオ上映会があった。

見終わって、ギネマさんと神山てんがいさんと三人でビールなどを飲んでいたが、
「映画撮りたい」の話題になった。

てんがいさんやギネマさんと私の撮りたい映画は、まるで異なるのは明白だが、
共通するのは、スポンサーになってくれる人が明らかに居なさそうな作風という事だ。

映画は、映像と音楽と物語が同時進行する。
憧れの表現形態だ。

若かりし頃、「一億円有ったら何がしたいか?」と上司に聞かれた。
上司はその人の人がらを判断するために聞いたのだと思うが、
私は「映画撮りたいです。20分くらいのものでいいので」と答えた。

社員的には失格な答えだったと思う。

昔は、パイプ椅子が並んだ上映会場、映画館とはとてもいえないところで、
普通の映画館では見られないフィルムを上映していた。
よく行ったよなぁ。

てんがいさんが言った。
「一千万有ればなぁ」。

ワタクシ「振り込め詐欺に遭うひとの被害額を聞くと、ある所にはあるんだとびっくりしますね。
表現者のために喜捨してくれないものでしょうか」。


うーん、一千万。


ところで、詩集を出すのには、最低でも100万くらい掛かる。
寄贈を沢山やるから、経費はガンガン掛かる。

7冊くらい出している人のかかった経費は、推して知るべしである。

私は次の詩集を出すにも、経費面でびびっている。

私を取り巻く今の環境、「違法出金絡みのパワハラ」、「医療費の増大」、「絵も描けないほどの陋屋住まい」、「湯治など保険の効かない治療」、「実家の補修維持その他」などなど、大人になると段々身動き後取れなくなる。


映画を撮るのに比べたら、詩集を出すのなど可愛いものではないか?



以前、Rさんという知り合いがいて、彼女の知り合いに、自主映画を作る人がいた。
勿論金にならない。全部持ち出しだ。

上映会など開くと、ファンも結構ついているというらしいのだが、
Rさんはかかったお金で家が買えちゃうよね、と、「愚かな病気にかかった男」にしか見えていなかったらしい。

私は「凄い事だな」と思ったのだけれど、

世間から見ればまさに愚かな病気。

今はデジタルビデオなども普及し、ぐっと作りやすくなっている。


だが編集加工の能力が私にはまるで全く無い。
そんなん勉強すりゃいいだろ、なわけだが。


私の撮りたいのは神話伝説系だから、ロケだけでも異様に金が掛かる。



そんな事を言っていないで、一千万も必要ない次の詩集をだしたらどうか、と
色々考えた日だった。
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by leea_blog | 2013-11-24 09:04 | Comments(0)

12月7日/朗読ライブ

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コラージュ/西野りーあ・加工/宮崎二健


12月7日の朗読ライブのチラシだが、当家のスキャナが不調でスキャンできない。

会場のジャズバーサムライのマスター、宮崎二健氏が、スキャンして加工してくれた。

大変美しい仕上がりになっているので、
facebookだけではなくここでも紹介しよう。

facebookのイベントURLは、以下。
いいねボタンをぽちっと押してね。

https://www.facebook.com/events/248977241927599/248986105260046/?notif_t=like

(当ブログはセキュリティーの為、直接リンクが貼れない仕様になっております。上記URLを、コピーして貼り付けて飛んでたまわれ)


ちなみに、チラシのコラージュは、
縮小拡大コピーした絵をはさみで切ってノリで貼り付けるという原始的な手法をとっている。

真ん中の人物像は、ギュスターヴ・モローのサロメ。
周囲の花などは、自由に使える著作権フリーの素材集から採った。

二健氏によれば、上記のバージョンは本をイメージし、
下記のバージョンはアンティークな写真をイメージしているという。
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by leea_blog | 2013-11-19 19:25 | Comments(0)

妖異の時代〜百物語2013/幻想詩と異国の音の朗読ライブ

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湯治場の変質を嘆いている暇は無い。

音と言葉が融合する朗読ライブ、妖異の時代〜百物語2013が、
いよいよ12月7日に迫っているのだ。



新宿の異空間ジャズバー、サムライのマスターにして俳人、毎年の独演!俳句ライブでは「天狗仮面俳句怒号」を展開する宮崎二健氏。

facebookで、12月7日の朗読ライブのお知らせページを作って下さった!

雰囲気が有り、臨場感たっぷりのページなので、是非是非ごらん下され。
色彩感覚も素敵だぞ!


https://www.facebook.com/events/248977241927599/248986105260046/?notif_t=like

(当ブログはセキュリティーの為、直接リンクが貼れない仕様になっております。上記URLを、コピーして貼り付けて飛んでたまわれ)



ちなみに、宮崎二健氏は俳人だが、視覚センスも優れたものを持っている。

氏の撮る写真は、構図といい切り口といい、伝達能力といい、物語性といい、実に素晴らしい。


私は氏の写真から俳句を感じる。

つまり、短い言葉で表現することに熟練した人の視覚表現だ。

散文でもポエジーでも無い。俳句の切り口だ。


歌人の辰巳泰子氏のイベント「平家歌の灯」に参加した時の二健氏の写真も、今回貼っておこう。



そういう訳で、訪れて下されたし、上記URLのfacebook.

そして、「いいねボタン」をぽちっと押そう。


そして、お友達を誘って、まれびととなって会場を訪れてくだされ。


ちょっと興味あるんだけど、一歩が踏み出せない?

大丈夫。勇気を出して新宿行きの切符を買おう。


一人じゃちょっと?

大丈夫、一人でいらっしゃる方も結構おられます。


緊張したら、ワンドリンク付きだから、お酒でも頼んでリラックスしよう。
それでも緊張したら、出演者に声かけちゃおう。
ブログ見ましたとか言って下されば、景品に飴がもらえるかも?


詩って、よくわからない?

大丈夫、詩人以外のお客様のほうが多いのです。


で、このイベントは、詩を理解してもらえれば勿論嬉しいけど、
どこの国とも知れない酒場で謎の詩人と楽士が何かやっていた、という状況で聴いて頂ければとても嬉しいので、要は異国の酒場だから、何を言っているのか判らなくても大丈夫。

音楽に乗せた単語が判る程度で大丈夫。

テキストは後で読めばいいし。


ちなみに先着10名の方には、テキスト配付。
更に今回は先着10名様に楽士の田中一夫氏のCDも付くぞ。

田中氏はロッサというグループで演奏しているのだけれど、
持っていったCDが完売しちゃうというから、このイベント用CDはお得だぞ!


もうね、せっかく行ったのだから飛び入りタイムで何か読んじゃおう!


あるいは、サムライで引き続き打ち上げもあるので、
知らない人たちと一緒に酒のんで交流を広げちゃおう。




ところで、
私自身は、実はfacebookを使いこなせていない。
メールがなぜか未読があるのに見られない、とか、このボタンが何を意味するのか判らないとか、
タイムラインの意味も分からないとか、自分のホームページにあたる場所に戻るのにもどうやっていいのかわからないとか(最近判った)、メカ音痴振りを超絶発揮街道まっしぐらである。
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by leea_blog | 2013-11-17 18:32 | Comments(0)

失われた名湯/万座温泉の湯治


万座温泉に湯治に行ってきた。

湯治と言うより闘治だった。

効果が出ないまま一日一日があっという間に過ぎて行く。

外界はまだ紅葉していないのが、標高が上がって行くにつれて、一面の錦秋、そして、万座温泉は雪が積もっていた! 何という美しさ。

暖かい部屋から、横殴りに降る雪を見ていると、心が洗われる。

が。


残念なお知らせがある。

万座温泉の日進館のお湯は、以前のお湯ではなかった。

もう、十何年も前に、湯治に来た事がある。


階段を延々と降っていくと、泉質の異なる湯殿が並んでいた。

何日か入ると、湿疹のような赤い点が、沢山出てきた。
サインペンの先で突いたような、血豆の小粒版のような。
気持ちが悪い眺めだ。


湯治できている常連さんが、「それは悪い所に反応が出ているだけだから、続けて入って大丈夫だ」と教えてくれた。

やがて、ひどい日焼けをしたように、全身がひりひりと痛んで、浴衣に触れるだけでも痛くなった。
横になると、畳に触れてまた痛い。

そして、ほてるのだ。痛いよう、熱いよう、と部屋でうめいていたが、それもやがておさまる。

で、お顔の皮膚が、象の皮膚のような手触りになってくる。
化粧水もクリームもまるで効かない。どうなっちゃうんだろう、と思っていたが、ある日、洗顔をしていると、皮膚がぼろぼろ剥けてきて、下からはゆで卵のようなつるつるの皮膚が現れた!

万座に着いた時は、食事がほとんどとれない位衰弱していたが、程なく、ご飯が待ち切れないほどの飢餓感に襲われるくらい、食欲が回復した。


ともかく、びっくりするくらい効いたのだ。
当時のお客さんが言っていた。
「日本中の温泉を回ったが、本当に効くのは玉川温泉と、次にここだ」。



そう。それは、もう十何年も前の話。


今回も、万座での湯治は私にとって闘病の切り札になるはずだった。
旧万座温泉ホテル、日進館の、湯治プランを選んで、新宿からの直行バスに乗った。


が!
明らかに温泉が違う。
まず、階段を延々と降る場所に有った浴場が無くなっている。

体に出る効果も違う。
今回は、入っても入っても、効果が実感できない。

これは違うお湯だ!


さて、明日は帰るという日の夕方。館内放送が流れた。
湯治について質問などがある方はどこどこへどうぞ。

行ってみた。
総支配人さんが、一時間に渡り丁寧に湯治の効果などを話してくれた。
ありがとうございました。


以前に階段の下に有った湯殿は、台風で土砂崩れに遭って壊滅したそうだ。

で、いまは、何種類か有った温泉を、ブレンドして使っている、との事。
そして、源泉は80度もあるので、姥湯以外は、加水しているとの事!

うっそー!
衝撃の事実。

道理で以前のような効きが無い訳だ。

膠原病も治ったと言うあの名湯は、失われてしまったのだ。


いやいや、今も、信者といえそうなお客さんが沢山押し寄せている。
効かない訳が無い。

今だって、難病が治る人も居るのだろう。


が、かつてのあの劇的な効果は、今回の私には無かった。
お湯は生き物なのだ。


とほほほほ。

失われてはならない物がまたひとつ失われてしまった。
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by leea_blog | 2013-11-16 23:17 | Comments(0)

12月7日/妖異の時代百物語/リハーサル




12月7日の「妖異の時代/百物語1013」のための、
リハーサルを行ってきました。

三時間ぶっ続けの強行リハで、楽士も私もヘトヘトになりましたが、
当日後悔する事が無いように調整にいそしみます。

地霊感ばっちりの音楽で。

基本的に、私の朗読の原風景は、旅先です。


若い頃、はじめていった外国がインドで、
眠れないほど暑い夜、ラジオの音楽の、割れた音が、寝室に響いてくるのですね。

その後、欧米や近隣は歳とってからでも行ける、体力あるうちにイスラム圏を回ろう、との事で、
イスラム圏を中心に回りました。

私は体があまり丈夫ではないので、旅先で寝込みます。

昔は、今では考えられない旅をしてきました。

延々と飛行機を乗り継いで、降りた当日の夜には長距離夜行バスに乗ったり。

今のようにガイドブックが沢山出ておらず、インターネットも無い時代。

トルコに行く時は、英語が通じないと聞いたので、
シルクロード文化研究所というところに、トルコ語を習いに行きました。

で、イスタンブルの街に着いたら、本屋に出かけて英語/トルコ語の辞書を買った。

で、ギョレメ(カッパドキア)までの長距離バスが出ている辺りを、
道行く人に道を訊ねながらたどり着く。。。。。

テオドシウスの城壁、という、有名な城壁にイスタンブル(旧コンスタンティノープル)は囲まれているのですが、そこへの行き方を訊ねると、皆さんあまり関心無いようで、
「壁が見たい? あんた中国人かね?」と返ってきます。
(万里の長城を連想するらしい)

まぁ、そんな、ハードな旅をして、熱を出して宿でうめいていると、
壁の向こうのどこからか、歌を口ずさむ声が途切れ途切れに聞こえる、、、、、

あるいは、砂漠の国で、お祈りの時間になると、
モスクのミナレット(尖塔)から、アッラー ウ アクバール、と、
お祈りを促す節を付けた声が聞こえます。


そして、モロッコなどの、近代的なホテルではなく現地風の宿に泊まると、
レストランで、ステージなど無く、客席の合間の椅子に座り、
楽士が、アルミのお皿を足下に置いて、演奏などをしています。

疲労困憊して朦朧とした頭で聴いている、、、、、

といった、何か、理性で縛られていない頭の状態で聴く「音」、

これが私の朗読の原風景です。

その為、自分の朗読会では、
「ご謹聴」「ご静聴」ではなく、
お客様にはくつろいで、音感を楽しんで頂ければと思っております。
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by leea_blog | 2013-11-10 19:30 | Comments(0)

職場物語/パワハラ交渉は可能か? その2

ワタクシの苦悩に、変態仮面様よりコメントを頂戴した。
有り難い事である。

このブログを読んで、断片はかいま見えるけれどよくわからない事件の「消化不良感」を感じる方も多いであろう、と思い、補足をして、日記としてアップしました。


「重要なお題を頂戴したので、通りすがられた皆様にも考えて頂けるよう、日記にしました」、という感じです。

なお、神経衰弱状態で恐怖感に支配されている為、文章が判り難い事をあらかじめおわび申し上げます。


「気軽にコメントしたのに、こんな長文で返事されたら引くよ」等とお思いになられないかが心配であります。



私は表現活動に携わっておりますので、自分の言動が他の話題も呼ぶ事には慣れている、といいますか、むしろ話題になるのは歓迎です。が、そうしたリアクションを不快に思われる方も居られましょう。

ご不快を感じられましたら、メールを頂ければ、変態仮面様のコメント部分を削除し、私の文章のみアップします。
leeala@key.ocn.ne.jp


私の個人的な体験が、通りすがられた皆様に「世の中にはこういう事も有るんだ」、「自分もこういう事態になったらこれこれこうしよう」と、予防医学的に読んで頂ける事を願っております。






変態仮面様のコメント
はじめまして 西野さん。
 「なぜ?」 と理由を問うのはなぜ? かれらの言う理由が納得できたら受け入れられるのでしょうか? 「なぜ?」=理由にこだわる必要はないのではないでしょうか?
 必要なことは 彼らの行動、言動が西野さんに不快、不愉快だということを伝えることでしょう。その上で、彼らに言動、行動を変えるように申し込むことでしょう。彼らとの交渉の目的は 不愉快な言動、行動をさせないことに集中すべきだろうと思います。

 彼らの理由は おそらく
 「違法な支出」があった。穴埋めしないといけない。そのための金が要る
 違法行為があった。ごまかさないといけない。そのためには「犯人」がいる
 こんなところでしょう。
 べつに 誰でもいいのです たまたまあなたに矛先が向いただけだとおもいます。





。変態仮面様

はじめまして。コメントありがとうございます。心より御礼申し上げます。

理由を問うのは、被害者として、事件の真相を知りたいからです。

理不尽な仕打ちにも、理由があるはず。

その真相を知れば、ひとつには、心が晴れます。

知らない内に発言等が捏造されているので、渾沌の恐怖に落とされていますが、相手側の理由を知れば、「そうだったのか」と、渾沌が整理されます。

例えば、いきなり殴られたとして。

相手の動機や心情が判らないと、不条理の世界にたたき落とされますが、「これこれこういう理由でムシャクシャしていた。誰でもよかった」などと判れば、理不尽さが消える訳ではありませんが「なるほど、そういう理由が有ったのか」と思う事が出来ます。その「なるほど」感が痛烈に欲しいのです。

今のままではすべて推測にしか過ぎず、推測のままでは理不尽さばかりが私を打ちのめしています。


二つ目には、理由次第では、当事者に処分が下されます。

これも、正しい所に落ち着いて納得でき、何より職場内で「私が生活費の為に泣いて頼んだ」濡れ衣が晴れます。

これは、うちの職場は異動が多いので、上部機関が事件の当事者に確認した所、私が「私と母の生活費だから払ってくれ」、と泣いて頼んだ話になっており、椅子から転げ落ちるほどびっくりしたのですが、さらに母まで巻き込まれてしまっております。

ちなみに母は、年金をもらって自宅のローンも終わっており、アパート収入もあり、特に豊かではないにしても、娘が母の為にもと違法な出金を依頼しなければならないほど困窮しておりませんでした。トホホです。


三つ目には、「私の生活費の為に払った」という事が嘘と確定すれば、債権が消えます。

というのも、訴訟の判決では、「被告が払えないと判っていて払ったのは違法であり、そもそも請求できないが、善意で払ったのだから原告は払え」という内容でした。善意というのが嘘と相手が認めれば、債権は消えます。

ちなみに多く請求された50万円は払わなくて良いと言う判決でした。


変態仮面様のコメントを拝読していて、少し心が整理されました。

既に裁判で嘘の陳述をされているので、嘘をそのままにされたまま、理由も言わずに請求だけされるのが、現在の大きな苦痛です。

今の段階では、私が泣いて頼んだ、と、私が違法行為を頼んだ事になっているので、これも強烈な苦痛です。



彼らの理由は、多分、変態仮面様のおっしゃる通りでしょう。


多くの職員が口裏を合わせて事実関係を捏造しているのは、ただただ恐怖です。

ちなみに上部機関は全国展開をしており、返金を請求された当時、「裏金事件」が発覚しまして、報道もされた組織の、東京支部であります。


文書を捏造したりして裏金を作っていたのが、芋づる式に発覚した事件でした。東京支部は裏金作りをしていなかった、という発表でした。


自殺者も出た事件で、「自殺するくらいならやらなければいいのに」ともっぱらの評判。そして、「東京だけやっていない訳ないだろ」との下部機関での評判も、推測にすぎないのですが、何を言いたいのかと言うと、うちの上部機関には、もともとそういう体質が有ります。


さらに組織の体質を表す例を。
下部機関であるうちの職場から、上部機関に指示を仰ぐ事がよく有ります。

その指示が以前と異なる事もよくあります。

そういう時に、上部機関は、「当時はこれこれこういう判断だったが、現在の判断はこれこれこういう理由でこうである」と伝えれば仕事もスムーズに参ります。

が、そういう時に「そんな指示はしていない」、「そんな事は言っていない」と言われる事が多々有ります。

これは上部機関の得意技なので、現場は「はい判りました」と答えて、仲間内で「でもこれこれの会議の記録に残っているんだよね」とぼやきます。

何を言いたいかと言うと、普段から、事態を収拾するよりもその場その場で嘘をついて切り抜ける方向性があると言う事です。

これは、前述の日記「林●治さんなら辞めた」というその場凌ぎの嘘からもうかがえます。


返還請求を正式にされる前の当時、上部機関から「裏金事件が報道もされたし、関係者に重い処分を下すが、あなたはどう思うか」と口頭で打診されました。その結果は、加害者は処分されず、私のせいにされたままです。


上記の上部機関の打診や、複数の幹部職員が口裏を合わせているところを見れば、差額は個人が着服したのではなく、組織として何らかの金銭操作を行っていた、そして私はたまたま材料にされた一人で、他にもやっていた、と考えるのが妥当ですが、これも残念な事に推測に過ぎません。

私も組織の一員なので、コンプライアンスに反しない限りは、「実はこうだった、我慢してくれ」と言われれば、考える事も出来ます。

そうは言っても、善意でも、違法と知っていながら違法な支給を行ったのは、既にコンプライアンスに無茶苦茶反しているのですが。。。。。


余談ですが、直属の課長は相談しても「コメントできない」と連発。
直属の部長は、本当に良い方なのですが、「請求書は開けずに、この件を忘れる事はできないのか」という助言です。


部長には「人間の記憶はそう都合よくは出来ていないのです」と答えましたが、部長クラスの人が上部機関からこの件を聴いていないとは考え難いです。

えぇっ、請求書開けなくても良いの?

部長の対応から、上部機関は本気で回収する気が無い、つまり、相手には「回収」=「事態の収拾」の為に、私と真摯に話し合う理由が無い、と推測してしまいました。

現在はそういう訳で、落ち込みモード炸裂しておりますが、
変態仮面様のご助言で、段々頭が整理されてきました。心より感謝。
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by leea_blog | 2013-11-08 20:24 | Comments(2)

職場物語/パワハラ交渉は可能か?


幻想文学のブログで、
生臭すぎる職場の問題を書くのは気が引けますが、
いやいや、幻想文学者はかすみを食って生きているのではない、
生々しい現実を生きながら、
地に足を付けるから高く飛べるのだ、という事で、ご理解願います。

なお、そんな話は読みたくないよ、という方はスルーでお願いします。


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神経衰弱状態と診断されちゃった事は、先日書いた。
  ↓
http://leea.exblog.jp/21220571/
独演!俳句ライブ終了/神経衰弱状態


抗議のお手紙のお返事はまだこない。
というより、お返事くれる気など、今まで通り、さらさら無いのだろう。


医師は、神経衰弱状態の原因を乗り越える必要があるような事をおっしゃる。

そりゃそうですね、原因を放置したままで「治りたい」というのは難しいですよね。

つまり、ワタクシが東京労●局に出向いて、
なぜ嘘をつくのか、
なぜ違法な金を支出したのか、
なぜ私の退職金で回収しようとしたのか、
なぜ私だけに休養室もエレベーターも使わせないような事を言ったのか、
なぜ請求された金額が50万も多かったのか、
なぜ私がこんな目に合うのか
真実を教えてくれ、と交渉に行く必要があるらしい。

いや、医師としては、交渉に行かなくても、「マスコミに情報提供する」、という別の選択肢でもいいから、ともかく何らかの行動を起こさないと、という事らしいのだ。


怖いよ〜、怖いよ〜。

この問題に直面するのが、怖い。

怖すぎて、職場で大量コピーしている間にも、
「用紙が切れたらどうしよう。怖い」になっちゃったのだ。
「用紙切れたら足せばいいじゃん」と自分に突っ込みを入れるのだが、
怖いのだ。で、めまいと吐き気に襲われ続ける。
コピー取りも出来ないのかよっ!


マスコミに情報提供するにしても、段階的には職場の上部機関に話して無駄だったらそうする、と、
段階を踏むべきだろう。

でも、この上部機関と言うのが、すごいんですよ。
訴訟前の話ですけどね、
当事者の元庶務課長、林●治という人の事だけれど、
上部機関がおっしゃるには「林さんなら辞めましたよ。●治さんでしょ?」。

ばりばりに在籍してますがな。

こういう風に、息をすうように嘘をつくのです。

私の知っている事なら「嘘」と判るけど、
私の知らない事を嘘つかれたら、見抜けない。


訴訟では、私の方が「信用できない」呼ばわりをされちゃったしね。
凄すぎる。捏造を並べて、私の方が信用できない?
凄過ぎ。

まぁ、訴訟というものはそういうものだろうけど、
矛盾しまくった事を真実であると強弁し続ける人たちは狂っていて怖すぎる。
その前に、裁判所、なぜ矛盾だらけの嘘に丸め込まれる??????
常識的に考えて、おかしいでしょ、被告の言い分。
辻褄合ってないでしょう????
裁判所よ。駄目だな、しょせんは公務員。


これまでは「東京労●局」の前で抗議の焼身自殺」をする、というのが解決方法のひとつだった。
世間を注目させ、東京労●局が真摯な対応をしなければならない状態にする為だ。
違法な金を私の生活の為に払った事にされるくらいなら、もう生きて居ても仕方ない。


でも、「話し合いを求めて出向く」ことを検討する内、
東京労●局の外ではなく中で自殺した方が、効果的だと気付いた。

ペットボトルに灯油を入れて、ライター持参。
総務部の机の前にドン、とペットボトルを置いて、
「真剣だぞ」と意思表示をしながら話し合いに臨む。

ちょっと待て。
死を選択肢から外す事は出来ないのか?

いや、もう、死が救済になっている頭の状態ですから。。。。。
これで苦痛の多い人生から解放される。。。。。。

待て。
死んだら死人に口無しで、もっと捏造されちゃうぞ、と、判っているではないか。


そうだ。では今は死は選択肢から外そう。


で、怖いんです。
訴訟でも演技付きで嘘をつくような人たちが、わたし個人に真実を話してくれるとも思えない。

でも、でも、先に進まなくては。


怖すぎる、先に進まなくては、の繰り返し。

ともかく栄養のある物を食べて、睡眠もしっかりとって、鋭気を養わなくては。

と、いうことで、来週は、万座温泉にプチ湯治に行きます。

http://www.manza.co.jp/


効くんですよ、これが。


とはいえ、Macが壊れかけているとか、出費が多いのに、湯治に金をかけるのが悔しくもある、、、、。

横山克衛氏主催の12月のクリスマス展のための、絵も描いてきます。
パステル持参。

ちょっとは前向きになれる事を期待して。
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by leea_blog | 2013-11-07 09:43 | Comments(2)

12月7日! 言葉と音を溶け合わせる朗読ライブ開催です

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撮影/宮崎二健


一年半振りに、朗読ライブを開催します。

詩に関心無い方も大歓迎。

異国の酒場にふらりと入ったら、楽士と詩人が居た、で、ぼうっと聞いていた、という感覚でお過ごし頂ければ幸いです。

謹聴しなくて良いのです。

意味を追わなくても良いのです。

音声と楽曲の交わる時間を。。。。


ゲストは昨年に続き、素晴らしい才能をお持ちの海埜今日子さんです。




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妖異の時代〜百物語2013

御身まれびととなりて会場の扉をあけたまへ

物語はどこからやって来るのか
 言葉を解体し音と溶け合わせ魔物語をしよう


 神話・伝説が矮小化する現代に、ゆるゆると妖霊らの言霊を引き入れるべく、
 百物語の火を灯す。
 異界と此の世が重なるあわいに、命の水がある。
 呪術としての日常。砂漠を渡り来る楽の音色。
 神々の物語や伝説を取り混ぜて、
 言葉と音との合流地点に遡ります。




      朗読 西野りーあ(詩人)
非・同人制のまれびと冊子【揺蘭】編集人。詩と物語、絵画なそ視覚表現、ライブ感覚の詩の朗読を平行して行う。呪術としての日常、再生の非日常が交錯するあわいに。詩集『うろくずやかた』物語詩『人魚迷宮譜』(土曜美術出版)。現代詩人会会員。



      即興音楽 田中一夫(楽師)
トルコの吟遊詩人の楽器であるサズを弾く。この楽器はセンシティブな面と魂の内面をかき乱す音を持つ。
詩の朗読とコラボレーションした時に歴史の重みから開放される。渇いた西アジアの土地で数々の物語とともにあったこの楽器は、現在の極東の地にあって西野りーあの朗読と交差し再び物語を語りはじめる。


      ゲスト 海埜今日子(うみの・きょうこ)詩人
東京生まれ。『共振』(Wネット/1999年)、『季碑』(思潮社/2002年)、『隣睦』(思潮社/2005年)、『セボネキコウ』(2010年/砂子屋書房)、アンソロジー『現代詩最前線』(北溟社/2007年)他。詩誌『hotel第2章』『すぴんくす』『ガニメデ』『現代詩図鑑』『しばりふじ』他。HP灰皿町大字豹(http://www.haizara.net/~kirita/umino/)で5の日に日記を更新。展覧会や風景、言葉にまつわる事を書いています。豹柄が大好き。豹が好き。




先着10名の方に当日朗読の詩作品レジュメ、田中一夫氏のCDを配布。


開場から開演までの待ち時間に、昨年浜松市で上演された、合唱曲「うろくずやかた」を流します。大変浮遊感が有って、聞き応えが有りますので是非早めにいらして下さいませ。
作曲/長谷部雅彦氏


  
12月7日(土)16時開演 
    開場15時30分 
入場料二千円(一ドリンク付)
【会場】ジャズバー・サムライ
 新宿区新宿3-35-5 守ビル5F
一階はそば屋。 

りーあ問い合わせleeala@key.ocn.ne.jp
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by leea_blog | 2013-11-02 20:06 | Comments(2)