良き年末を

満月の年末、オフィス街の一角で、
「交錯する水域を求めて'01」が終了しました。



二十九日の朗読会、“深夜 城は暗い回廊を閉じる.........”に、
沢山のご来場ありがとうございました。

会場には、幾つものキャンドルの灯とともにほのかな甘い香りが立ちこめていました。火を見ていると心が和らぎます。都市部では、生の火はなかなか見られません。火災を避けるために火を矮小化する必要があるのです。
安全や便利や快適は有り難いものの、ひとの生命力も、削がれてゆくのでは。難しいものですね。


体力のない私は、知り合いの方に車で家まで送って頂きました。
ようやく今(夕方五時過ぎ)起き出しています。良いエネルギーを頂いたのか、気分は晴れ晴れ。

皆様、良き年末をお過ごし下さい。
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# by leea_blog | 2001-12-30 02:29 | Comments(0)

カルシウム補給には真珠の粉

火と酒と言葉を土地の霊に捧げる。

どのような形を取っても、朗読会の根はそういうものである。

それは、わたしの勝手な意見だ。開催に至るまでは、複雑怪奇な葛藤、時には疑念がぶつかり合う。「私には出来ません」と思うことを、他の個性はすいすいとやってのける(ようにみえる)。

交渉事は、私には不向きだ。事務も。揉め事の合間を縫って、着々と進めていく人々を目の当たりにする度に、敬意を抱く。

29日の前日も、都内泊まり込みの予定だ。多くの方が支えてくださり、感謝をしている。


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それはそうと。。。。。
「エロティシズムとは、極言すれば異神との交感だ、情念の回復だ」
そう言われても困る人が多いだろう。それは私の意見であり、他の出演者はそれぞれ違う意見を持っている。29日は、果たしてどうなるのだろか。ライブ空間はなまものでありいきものである。
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# by leea_blog | 2001-12-25 02:28 | Comments(0)

交錯する水域を求めて '01

毎年、この時期、私は(私だけではないはず)「時間がないよ〜!」と叫びたくなる。年賀状の習慣だけでも無くなると楽なのに。そう。自分の時間ではなく世間の時間で動かなくちゃならないのが年末なのだ。。。。。
そんな時期こそ、ふらりと出かけてください。以下、新橋のイベントです。
主催者さんは案内葉書を私に送るのを忘れているようですが、督促するのも気が引ける、年末心理。

詩画、書、漫画の出品者はこちらをご参照下さい。蒼天社さんのホームページ。
http://www10.u-page.so-net.ne.jp/fa2/s_noya/news.htm



交錯する水域を求めて ’01
漫画家・詩歌人による交流展

開 催 日  2001年12月24日(月)〜12月29日(土)
会   場  東京アートファクトリー
      〒105-0003東京都港区西新橋2-13-8広瀬ビル2F
       TEL 03-3597-8628
       FAX 03-3508-1886
主  催  現代表現者交流会
協  賛  東京アートファクトリー・詩誌「1/2」・俳句志「もののふの会」
       ・俳誌「五月の会」・五行歌の会 ・蒼天社・水玄社・ポエム通信「泥水」


+++++イベント・スケジュール++++++++

12/24(月)17:00〜18:30
 オープニングパーティー
    沖縄三線・朗読 クイッチャーパラダイス(仲本光正)
           会費2,000円
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12/25(火)18:30〜20:00  詩と笙の響き+エスニックサウンド
     梅野泉・橋本薫明・佐々木薫・高橋ゆりこ・竹澤サトコ・島村和弘
          会費2,000円
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12/26(水)18:30〜20:00 くずれ三味線苦土節
     田川紀久雄・坂井のぶこ 
         会費2,000円
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12/27(木)18:30〜20:00 at POEM
辛鐘生・今野十志夫・あらきひかる・清野裕子・黒鉄太郎・山口真理子・高木秋尾   ほか    会費1,000円
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12/28(金)18:45〜20:15 素朴な夜・こわれやすい歌
    山本萌・赤木三郎   会費1,000円
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12/29(土)15:00〜16:30 深夜 城は暗い回廊を閉じる・・・・・
    磯村英樹・山根研一・鈴木ユリイカ・西野りーあ
音楽・田中一夫    会費1,000円
 
    打ち上げパーティー 会費1,000円
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29日のお問い合わせは、西野りりやんまでどうぞ。。。。
他のお問い合わせは、東京アートファクトリーまでどうぞ。
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# by leea_blog | 2001-12-20 02:27 | お知らせ | Comments(0)

十二月は半ば過ぎ

二千一年も暮れていく。十二月半ばともなれば、慌ただしさはいっそう。


十五日は、マヤコフスキー学院にお招きいただき、イスラム圏一人旅の講演をしてきました。前日はビジネスホテルに泊まり込んで資料を作成。私如きが語るテーマではないが、研究者や専門家の書物や話なら、別の折に聞く機会もあろうし、読む機会もある、まずは何かを感じて頂くきっかけになれば、とお引き受けしたのでした。有意義な時間を持てました。


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「別の場所に身を置く、気配が変わる、素の自分しかない、素の何かが現れる」。たまに、この感覚を忘れてしまう。それで外に拾いに行くのだ。
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# by leea_blog | 2001-12-18 02:26 | Comments(0)

そういうこともある

昨日、つい、怒ってしまった。絵を購入してくれる方に。ごめんなさい。
その方の事だけではなく、謝りたい方面は結構ある。申し訳ないと思う。


普段は癒し系と言われるほど、心広い私(違うかも)。
「これで怒らない奴がいますか」というポイントでしか怒らない。しかし、端から見たら、昔気質の偏屈モードが入っているかもしれない。でもね、怒るのは、怒る線があるんですよ。言っても仕方ない相手には言わないしね。良心は、あまり頭の良くない生き物だ。「やめとけばいいのに」、というところでキャンキャン吼える。


今回の件は、既にある作品じゃなく、「これこれこういうのをかいてくれ」という依頼品だった。私の作品傾向と違うようだし、不得意分野だったので辞退したが、是非と言って下さり、引き受けた。画材や額、マットなど、「これこれこいういうものですが、それでいいですか、どうしましょう」と何度も問い合わせるのを、先方氏は「高く売りつけようとしているのでは」と疑念を抱き、一方作者は作者で「依頼者は、作品なんてちょちょいのちょいで出来るものと思っているのでは」と不信感を抱き、当日となった。運悪く作者は、依頼者を「自分の言いたいことだけ言って電話を切るタイプ」と思っていた。



えー、たとえば。
寿司職人が知り合いから「俺の誕生日に食いに行くよ」といわれ、幾つか魚の蘊蓄をきかされた。他の客を断って準備に奔走し、新鮮な美魚を手に入れるのに苦労した。当日、「冷凍物だって味は大して変わらないですよ」と言われて思わず「回転寿司に行きやがれ!」と言ってしまう。知り合いは知り合いで「たかが寿司で真剣になるなよ」と思う。どちらの気持ちもよくわかる。他人の話だからだ。



「こえぇ〜」と思う人がいるかも知れない。特に気むずかしいわけではないのです。
どんな世界でも、こういうことはあるんですよ。。。。ビジネスではそつがない人も、知り合いだから、あるいは知り合いの紹介だから、と損得抜きに引き受けた仕事では行き違いが出る。


しかし、思った。
表現者などと名乗る人が何を重んじているのか、一般的にわかりにくい。
気むずかしくて、へそ曲がりと受け取られかねない。
プライドが高いのとは少し違う。愛情があるだけだ。
自分が此の世で一番正しいと思いこんでいるのでもないのです。様々な人がいるのを、認めたいから表現に走る人がほとんどだ。ただし、要領が悪い人が多いし、要領のよさを重要視していない人も多い。事業主もいるので、一概には言えず、周りからはさらにわかりにくい。


ううむ。正直な話、作者には
「絵や詩なんて木陰で珈琲を飲みながらちょいちょい、ですの。ほほほほ。心がとってもゆたかになるんですのよ、ほほほほ」
というイメージが求められているのかも知れない。ゆたかはゆたかと思うが、世間様がイメージするものとはやや違いそうだ。。。。。。。

作品が生まれる現場は、実に真剣なのである。愚痴もろくに言えないし。
たまにはぱーっと、愚痴言う方に回りたいものだ。
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# by leea_blog | 2001-12-13 02:24 | Comments(0)

未確認と確認のあいまいな合間

十二月三日。
コンセプチュアル・アーティストの河原温氏から電話があった。姿を見せないアーティストなので、ここに書くのはいかがかと思うが、ネット世界の辺境の、宣伝もしていない文字関係ホームページだ、大目に見てくださるだろう。


ニューヨークの同時多発テロ報道で、私はひどく動揺した。非戦闘員の死者の数が多すぎた。動揺のあまり、寝込んだ。良い悪いを越えた、激しい流れがあって、毒性の何かを含んでいた。一個人として、ニューヨークにいる知人(具体的には河原温氏)の安否が気になったが、悪い知らせを恐れて、人に聞くのもできないまま日が過ぎた。。。他の場合なら知人の安否を聞いて回るだろうに、今回は得体の知れない葛藤があった。ワシントンD.Cの知人も気になったが、こちらは、連絡しようがない。


重く気がかりなまま、引っ越し先の決まらぬ荷作りをぽつりぽつりしていたが、河原さんの書物はまだ荷作られずに電話機の傍にあった。そこへ、電話が。テロ事件の後はヨーロッパに行っていたそうだ。ほっとするとともに、奇妙な感覚である。

心に思う。
世界のことを心配してどうする、りりやん。自分や知人を心配しなさい。
河原さんの安否が重く気になりつつも、聞いて回れなかったのは、自分という個人が、此の世の、名を知らない、出会あっていないあまたの人たちに融合していたからだ、と気付いた。
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# by leea_blog | 2001-12-03 02:22 | Comments(0)