人気ブログランキング | 話題のタグを見る

癒しへの欲望の事


南国のスパ。夜鳴く鳥。めまいがするほど欲しい、と気付く。

風が渡る海際のスパにたどり着く為に、欠けているのは時間と体力だ。
金は、その辺を掘れば出てくるだろう、きっと。
出てこなければ、身の回りの品を売ればいい。
人生は短い。

まだ午前の日差しの中で、挽きたてのスパイスが香るスパの入り口に立つ、あの心地が懐かしい。朝の光に鮮やかな、南国の植物。時間が溶けてゆくのだ。たおやかな手が、香り高いオイルを肌に伸ばしてゆく。生の切り花が水に浮かぶ。はちす。

疲労が溜まると、時間の感覚が、血管に老廃物が詰まったように悪く凝る。ああ、疲労を溜めてしまった。

日本のスパを探せば、海外に出かけた方が安く上がる価格に哀しくなる。よい空気と鳥の声と緑と水と、的確な施術は、日本では高く付くのだ。

海外? うむ、時間と体力が無い、、、、とまた堂々巡りになってしまう。
治療と思って日本のスパに行く事にしよう。
by leea_blog | 2009-06-03 00:34 | Comments(0)
<< 都市部の非日常 /汐留のマンダラスパ 「音」としての詩歌朗読・つれづれ >>