この物語はブラーマ(梵天、すなわち創造神)が諸神並びに聖徒たちの問いに答えて語ったものとして伝えられている。
一切の生物も一切の世界も、すべて平等にして分離することのできないような不動鎮静の状態に分解していた万物創造の夜に、吾は大ナーラーヤナ、すなわち、一千の眼を有し、全知全能にて、実在であり同時に非実在であるこの大宇宙の霊が、千頭の蛇『無限』に支持されつつ、渾沌として形無き水上に寄りかかっているのを見た。そうして吾はこの霊の魔力にそそのかされて、思わず手をこの永遠の実態に触れて、尋ねた。 「御身は何者であるか、語れよ」と。 すると向こうは蓮の如き眼を眠たそうにして吾の方に向けて、つとたち上がって、微笑しながら答えた。(続く)
by leea_blog
| 2009-11-19 00:35
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