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オフィス街物狂いの段/癲狂院に行ってきましたわいなぅ

意外と知られていないが、ワタクシは闘病中である。

闘病の成果がはかばかしくない為、先日、部長にお叱りを喰らった。

しかし、だね。はかばかしくない理由の一つに、部長も参加しているではないか。
一年前の今ごろ、捏造事件の当事者の一人、Mとしておこうか、Mに私は会談を申し入れた。

だがしかし。所長と部長と庶務課長にワタクシが呼び出され、
「Mにその話をしに行くな」と命じられた。

Mに、
「いいかげん西野にちゃんと説明して、名誉を回復してやれよ」
と命じるのが筋、というか、ものごとの理、というか、事態収拾に必要というシーンで、である。
別に、日本刀を持って乗り込み
「天誅!」と切り下げようというわけではない。
ともかく当時の事情、幹部達は知っているが私は知らされていない事情を、当事者から聴いて解決の糸口を探りたかったわけだ。


Mとの会談が正常に機能していれば、今ごろワタクシは癲狂院通いから解放されていただろうに。

その場に居た当時の部長は今の部長と同一人物である。
そのお人から「闘病成果がはかばかしくない」とお叱りを受ちゃったわけだ。
怒りたいのはこっちですわ。
個人の事情で寝込んでいる訳ではありませんぇ。
「力になれなくて申し訳ない」位、言ってくれるのかと思いましたのさ。

「一年前にも言ったし、六ヶ月前にも三ヶ月前にも言ったし、もっと頻繁に説明しておりますのさ。
Mの件では、あなたさんも一枚噛んだじゃあござんせんか。阿漕なまねも大概にしておくれな」
と、言いたいのをぐっとこらえて、
人の話を聞かないのは男脳のせいだろう、と必死で善意で解釈し、
原因の書面を再度提示した。

直属の課長に相談しても、
「当時のことは分からないし」と気弱そうに答えるのみ。

事件の当事者は都内の支社にいるんだから、分からなければ支社に電話すれば一発解決。
少なくとも、「事情分かりません」と間の抜けた事は言わずに済むでせうよ。
それを指摘しても、「悪いけどそれは出来ない」。
あのさ、一体どうしたい訳?と叫びそうになりましたのさ。
部下が寝込んでいては困る訳でしょ?
あんたより困ってるのはこっちですのさ。
その辺り利害が一致しているように見えるんだけどね、話が堂々巡りじゃござんせんか。

うむ。
まぁ、そんなこんなで、「頭悪いのもたいがいにせいよ」と言ってしまいそうになるのを我慢している内、
酷い吐き気と腹痛で休んでしまったのですわ。
「貴様、頭おかしいのか!」と言うのを我慢すると、脳がバランスを取ろうとして
「頭おかしいのはワタクシかも。うん、私が頭おかしいから相手が狂人に見えるんだ」
と、無理やりこじつけを始めるんですね。

このところプチ和服生活をしているワタクシは、和服のまま癲狂院に出かけた。
古典的に、笹の葉を引きずって物狂いの状態を表現したいところだが、
その必要も無いくらい、浮いていた。

癲狂院と言いましても、ワタクシ程度の人が掛かる場所でござんすから、
想像を絶するお客さん、いえ、患者さんはおりません。

二週間に一回行けば済んでいたものが、一週間に一回の通院になってしまいました。

お代の心配をするワタクシに、先生いわく。
良くなってから訴訟をすれば慰謝料で医療費くらい返ってきますよ。
おお。これは稀に聞く心強いお言葉。
実に理性的で筋の通った発想。
理性的な思考を持つ人間に餓えていたワタクシは、週一通院を約束し、明日は頑張って出勤するぞ、と天を仰いで誓ったのでありました。
by leea_blog | 2010-04-13 23:24 | Comments(0)
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