絵の保管場所/マイホーム購入に揺れる



実家の借り手がいない。

空き家のままの実家を売却する案が、弟により提出された。

困った。実家に置いてある、押し入れ二つ分の絵の保管場所が無いのだ。

レンタルスペースを借りるという手もあるのだが、
現在の家賃に上乗せしてレンタルスペースの料金を払うなら、
マンションを購入した方が話が早い。

家賃を払い続けるのは、お金をドブに捨て続けるようなものだ。

そして、狭過ぎる現宅に、私は不満が募りまくっている。
絵を保管するスペースどころか、
絵を描くスペースも無いのだ。

キッチンでこそこそと膝の上に画用紙を乗せて、
ちまちまと場所を取らないパステル画を描いて凌いでいるが、
正直、ぱーっと壁にキャンバスを立て掛けて、床に絵の具を広げて
油彩や日本画を描きたくてたまらない。

以前、マンションの見学に行きまくった時期が有った。

姉歯事件で、購入熱は一気に醒めた。

今思えば、熱が冷めて良かったのだ。
私が組もうとしていた住宅ローンは、とてつもなく無理な内容だった。

何やかやと理由を付けられて頻繁に削減される昨今の給与を見る度、
「住宅ローンを組んでいなくて良かった」と安堵する。

正直、新居購入計画は、楽しくない。
ローンを組むのが怖いのだ。

買っても定年後はローンを払えないから、
定年になったら売却して埼玉に引っ込む予定だが、
そんな都合よく売れるかどうか。

住宅ローンを組んだら、画材費も出ないかも知れない。
学生時代に貧困の辛さを嫌というほど味わったので、
経済的窮乏への恐怖がある。

学生時代は悲惨だった。
授業で使うテキスト買う為に、育ち盛りだというのに昼食を抜いていた。
飢餓の記憶は肉体に刻み込まれている。

だが、消費税も上がる。

うかうかしていると、事態はもっと深刻になる。

近日中にとりあえず実家付近の不動産屋に売却の相談に行かなくてはならない。

それより早く、新居の情報も収集開始しなくては。

ああ、嫌だ、嫌だ。
贅沢は出来ないけれど、
お金の苦労をしないで済むように今の仕事を選んだのに、
住宅ローンを組んだら、苦労しまくりになる。

住宅費は、この国では何と高いのだろう。

それにしても、世間の皆さんが、
勇猛果敢に住宅ローンを組んで居られるのが凄い。
私は怖くて怖くて、逃げたくなる。

さらに、苦労して買ったマンションが欠陥住宅だったら?
ああ、新居購入に楽しいイメージがちっとも出てこない。


途方に暮れるばかりである。
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by leea_blog | 2012-07-05 22:03 | Comments(0)
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