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ワクワク台湾への先入観!知らないって面白い

え〜、短い期間でバカンスを楽しむ為に、
別にその国の事をよく知っている必要はありません。

食だ、スパだ、レジャーだ、史跡だ!
あ、史跡好きなら歴史調べますよね。。。。。

知らなくても楽しめるけど、知っていると十倍楽しいのが台湾です。


思い返せば何年前か。
ゴールデンウィークにタイに行こうと思ったら、
飛行機が満席で取れなかった。。。。。

旅行会社で、「どこが空いていますか」と聞いたら、
「台湾と韓国です」と言われた。

どっちも微妙だな、というのがとっさの印象。
なぜなら、どっちも日本の植民地だった歴史が有るから。

ゴールデンウィークにどちらの国に行こうか、
どちらも行った事が有る友人に、「どちらがおすすめか」聞いたりしていた。


今考えると
「比較にならないでしょ!
空いているから行くんじゃなくて、
わざわざ行くべき所でしょ、台湾!
しかもリピートすると更に楽しい」
という感じです。

古本屋で、「アジアカルチャーガイド台湾 それいけ探偵団」河添恵子著
という本を手に入れた。

1994年の前書きに笑った。
海外生活をして以来、「国の矛盾とエゴ」の発見が趣味になっている著者。
多くの日本人と同じく、台湾はあまりおなじみではなかった。

で、先入観と偏見が入り交じって初めて台湾を訪れ、ハマるんですね〜。

分かる、分かる!

今でこそ、台湾は現代人にもよく知られているが、
私は何を隠そう、詳しくなかった。
すみません。というか、もったいなかった。

で、この本の前書き。

「戦後五十年間、日本領だった台湾は、敗戦と同時に中華民国に帰属した。七二年、日本政府は中華人民共和国を容認して国交を回復、そして中華民国とは断交。以来、日本は大陸に気を使うかわりに、『触らぬ神にタタリなし』と台湾をタブー視してきた。おまけに韓国の歴史とゴッチャにミックス、だから台湾『今昔』の真実を、我々はキチンと知る由もなかったのだ。」
(河添恵子 それいけ探偵団 台湾)


河添さんの元気のよい文章は笑える。

そうそう、そうなんですよ、韓国の歴史とゴッチャにミックス状態でした。

大体、台湾の正式名称、中華民国の事もよく知らないし、
何でチャイニーズタイペイなのかもわからないし、
勿論228事件や白色テロも、ガイドブックで初めて知る言葉だったし!
というか、知識としては入って来ていたのだろうけど、
すぐ忘れている、という感じでしょうか。

あらためて聞かれると、えーと、という感じ?


戦後大陸からわたって来た国民党によって、日本統治時代は悪逆だったと否定されていたものの、日本語教育を受けた世代は日本の教育は良かったと言われている事、その後、民主化とともに日本統治時代が再評価されている事などは、
もちろんの事、知る由も無かったのでした。


いや、もちろん、調べればいくらでも情報は手に入ったのでしょうが、
激しいストレスから逃げるように出かける旅先、
取り敢えずは観光情報ゲット、といったところでした、はい。


うん、知らなくても楽しめます!

でも、知っておくと、十倍楽しめます!

茶の味、タピオカの味、マンゴーの味、夜市の熱気も、十倍いとおしいです。

で。

台湾について知識が増えるに従って、
日本の近現代史にも関心が芽生えました。

私の知識は、応仁の乱で止まっています。
平家の系図や南北朝時代の系図は詳しくても、
特に明治時代以降は、入試に通ればいいやという程度の知識。

ましてや、戦時中の事はできれば避けたかった。
私なんか、当時生きていれば、非国民としてすぐ拷問死しそうだしね。

それがっ!
台湾のおかげで、
今は明治以降の日本の歴史に興味津々。

台湾に近代化をもたらした日本の統治は、
日清戦争が終わってから。
ついさっきまで武家社会だった日本が。。。。。
台湾から見る日本って、自分が知っていた日本と、ちょっと違うんですね。

台湾に残っている統治時代の建築物は、洋風のものも多くて、
何だか生き生きとして、喜びにあふれている感じ。
そうか、あの当時、
日本は喜びにあふれて色々なものを吸収して、
文化的にも成長して行っていたのだな。。。。。
私の知っていた日本は、もっと貧しくて窮屈だった。


文明開化以降、めきめきと頭角を現して行った日本。
もっと自分の国の事を知りたい!

それもこれも、台湾のおかげです。

ということで、
台湾にこれから行ことする皆さん。
大いにおすすめでスゾ。



by leea_blog | 2014-06-07 15:08 | Comments(0)
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