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犬や猫などの、けものの毛に触れる事を、世間では「モフる」という。 モフモフした感触から来ている動詞だ。 当家は、ペット不可の賃貸住宅の為、 やむなく毛皮の襟巻きやコートで「モフ」っている。 インターネットオークションで購入した毛皮のコート。 そろそろしまわなくてはならない。 来冬また逢おう。 寒いのが嫌いな私の、冬ライフを、楽しくしてくれる、毛皮。 昨冬は、大雪の日に一日暖房をつけただけで、暖房無しで乗り切った。 備え付けのエアコンが古くて、光熱費が掛かりすぎる上に、天井が高い部屋の為、つけてもちーっとも暖かくならないのだ。 それなら、と、厚着して乗り切った。 毛皮が活躍してくれた。 毛皮は、本当に不思議である。 質感、量感とともに、不思議な安心感を与えてくれる。 人類が、毛皮をまとって暮らしていた時代の記憶が、呼び覚まされるようだ。 洞窟、たき火、毛皮。狩り。採集。パチパチと火にはぜる乾いた木ぎれ、洞窟の外は吹雪だが、ここまでは届かない、そんな、太古の記憶。
獲物に感謝し、命を大切に、頂くここち。 そして、動物の力が、乗り移るかのような、元気が出る感じ。 一種の、ヒーリングアイテムである。 これは本当である。 ちなみに、お蚕さんの命を頂いて紡がれた、絹。 絹も、私にとってヒーリングアイテムである。 化学繊維には、絶対無い、何かの、波動のような物を感じる。
毛皮に感謝し、来冬また再会できるように、 部屋に除虫スモークを炊いた。 ネットで衣類カバーを買い、虫除剤を入れて、クローゼットにしまう。 人間の周りには、動植物が居るのが普通なのだ。
by leea_blog
| 2016-04-25 19:59
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