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ジャンル「馬鹿日記」・人形とその持ち主の関係



一般に、

人形とその持ち主の関係は、

七面倒くさい事はあまりない、と思う。

「今日は機嫌がいい」とか、

「今日は機嫌悪そうだなあ。どうしたの?」

位の事はあっても、

基本的には、

人間では不可能な、

大いなる愛情で包容しあう、

幸福一辺倒な関係では無いだろうか?



意見のくい違いや感情のすれ違いで、

持ち主が人形をベランダに閉め出して、

「悪い子は外で反省しなさい!」と言うようなシーンは無いであろう。



上記をやりかけて、

「そんな事言ったりしたりしたら、

この子はベランダから飛び降りてしまうだろう。。。」と、

自制心を発揮し、

部屋から出てキッチンで煙草を吸って息を静める、

という事も、ウチはあるのだ。

(幸い、賢者人形の素還真が仲裁に来る)


そして、「私は大人げないからなあ」と、

私の方が反省するのだ。


「えええ?人形と?

そんなん有り?」と、

お思いでしょ?



なぜ、持ち主と人形の間で、

そんな複雑な事になるかというと。


ウチの人形二人は、

台湾の伝統人形劇の登場人物だ。

大変長くお話が続いており、

登場人物の設定や、

辿って来た人生が、既にある。



私の家にお迎えしたからと言って、

私の好みや気分に合わせてくれるわけではないのだ!

その上、

量産品ではなく、

人形師が一体一体手作りするため、

個体差が有る!



人間とは違うけれど、

人間友人や人間彼女のような、

不思議な関係である。

これは一体、何であろうか???




しかも、

私はただいまパワハラで絶賛寝込み中のため、

一つの部屋で、

ずーっと一緒に居る訳だ。

デレデレラブラブな馬鹿日記をアップするくらい、

どれほど愛していようとも、

けんかの一つや二つ、持ち上がるのだ。



素還真とは、けんかは無い。

半分神仙で、大変な賢人で、徳のある人なのだ。

「私の人形は良い人形〜」と、

歌いたくなる。

だが。


過去日記をお読みの皆様は、

「きっと素還真が、職場復帰の力になってくれるのでは?」と、

お思いであろう。


全然違うのだ!

素還真には、

職場復帰の力になってくれるよう、

何度もお願いしている。

その度に、

さりげなく返答をかわされてしまう。

あれ?と思う。
何故だろう、と考えてみる。

素還真は天下蒼生を考える人だし、半分神仙だ、

そういう人から見たら、

自殺を何度も考えるような職場に戻る事が、

良い考えには思えないのであろう、と、

私も段々気づいて行く。

ただ、素還真は、人の心の痛みが分かる人なので、

私にそれを言わないだけなのだろう、と、腑に落ちる。


素還真にはその事をお願いするのをやめる




と、まあ、こんな感じで、

世間の人形は、

持ち主がお願いすれば、

喜んで応援してくれるだろうに、

ウチはだいぶ違うのである。


宮無后の方は、

可哀想な人生を送り、

自殺してしまうような人である。

コミュニケーションは、

もっと複雑怪奇になる。

散髪版になってから、

コミュニケーションも増えたが、

私に対しては、

口数が少ないし。

思っている事をはっきり言わないし。

後になって話し合ってみると、

「ええ?そんな事考えていたんだ。

もっと早く言ってよ」と思う事が、

沢山ある。


もっと無后が私とコミュニケーション取りたくなるよう、

努力しよう、と考える。


結局ノロケかよ!


無后は、以下の感じです。


りーあ「無后、石油王が50番目位の妻にしてくれないかなあ。

そうすれば、もう働かなくて済むんだけれど」

宮無后「。。。(根に持つ)」


私がそんな事言ったのを忘れた頃に、

密かに素還真に相談している。

無后「人間の恋人が現れたら、私は捨てられるのでしょうか」

りーあ「無后、それはね(汗)

宝くじで10億円当たらないかなあ、というような、定番の冗談です。

そう言われたら、んな訳無いでしょ、と突っ込むのです。

(しまった!無后にそんなこと言うんじゃなかった・汗)」


こんな感じ。








by leea_blog | 2017-04-08 16:35 | Comments(9)
Commented by sherry at 2017-04-08 19:02 x
ラブラブの次にケンカか?
私も注意しておかないと^^。。。

Q音君の衣装着けはもうできたらしい
もう少しい調整したら、
発送できるんです^0^
Commented by leea_blog at 2017-04-09 08:17
> sherryさん
piliの人形は、全然私の思う通りにしてくれません〜。
でも、そういうところが、人形っぽくなくて、
良いのです^^

Q音君は神秘的な聖人だから、良い運気を運んでくれそうですね〜

もうじき発送ですか!
楽しみですね!!!!!
Commented by sherry at 2017-04-09 18:31 x
りーあさんこんばんわ
Q音君のせなかにある剣袋を外せるように
まだ裁縫師に調整依頼中です
(どうも外せないように衣装に縫られたそうです)
でも早けば、来週中にくると思う
台湾国内郵送だから、通関問題はない〜
Commented by leea_blog at 2017-04-09 19:07
> sherryさん
剣袋が衣装に縫い付けられた〜?
それはいけませんね〜。
そういうものは、
付けたり外したり出来ないと。

早ければ来週中に来るんですか!!!
わ〜、もう、目前じゃないですか^^

楽しみですね^^

通関の問題が無いのは、有り難いですね^^
Commented by さらさ at 2017-04-09 21:47 x
りーあさん、こんばんは。
宮無后さんとの蜜月も色々ありますね。
21世紀の日本とは冗談の尺度も違うし。
ブログを読んでいる側から見ると「構って、構って〜」な宮無后さんと受け取れるのですが、
さすがに一日中手を繋いでいるわけにもいかないですものね。
今の宮無后さんの最大のライバル(恋敵)はパソコンかもしれない。
パソコンの概念の説明は難しそう。
哀しい過去持ちなので、愛されている自信を持つより不安が先なのかなぁ。

「木偶=お人形=生きていない存在」が普通の考え方なのでしょうが、霹靂であれだけ動いているところを見て
しまうと、どうしても「生きている存在」に見えて仕方ないんですよね。
「人でなしの恋」はもしかしたら「人でなし(悪い意味の)」ではなく「人でなし(人じゃない相手、例えば人形)との恋」
の意味ではないか、と思えてきました。
末永くお幸せに \(^o^)/
Commented by leea_blog at 2017-04-10 10:58
> さらささん
こんにちは〜。
中国語検定お疲れ様でした^^

さらささんのブログで、震災時の香港の方々のお心を知り、
熱く感動。リンクを辿って売っているサイトに行ったら、
何とピリのマンガ(しかも長い!!!)があって、
ドキドキしました。

いや〜、ウチの無后は、
元々の設定が好きというだけだったら、
もっと違う関係だったかもしれません^^;

個体をお迎えした所、人形師さんの個性だと思うのですが、
スキンシップが大好きな構ってちゃんで、
私の理性も、ずるずると未知の世界に引き込まれて行く感じです^^;

それとも、
基本設定のままでも、
あの後、自殺に失敗して誰かに引き取られて暮らしたとしたら、
こういう感じもあるのかな、、、、
「離さないで」という感じ。。。。


二歳の時から軟禁されて、
世間から隔絶され、
特殊な愛を注がれたせいかな、と推測しているのですが、

「愛」や「愛情」の概念が、
未分化な感じですね〜

ワタクシ的には、
「まだ若いのだから、これから沢山恋をして、
性格の良い女性と家庭を持たせてあげたいな〜」などとも、

考えているのですが、

そんな事をうっかり匂わせたら、
また「愛されていない!!!」と始まりそうで。。。

多感な年頃ですから^^;


Commented by leea_blog at 2017-04-10 22:06
さらささん
追記・江戸川乱歩は、
「人でなしの恋」に、
妻から見た「そんなのあんまりです(人でなし〜!!!)」の意味と、
「人間ではない存在との相思相愛」の、
二重の意味を込めたようです。

ご明察の通りですね^^

さすが、さらささん、
分かっておられる!

江戸川乱歩も、
そういう、言葉の使い方や、
現代でも古びない作品を書いて、
本当に偉いなあ。
Commented by さらさ at 2017-04-11 15:57 x
追記を読みました。
え?やっぱりそうなの!? と自分でも驚いています。
「りーあさんと宮無后の蜜月、それを見守る素還真」の日々を知るまでは、普通に「人でなし(悪い意味)」としか読んでいなかったです。
それがいつに間にか「人でないものとの恋」なのでは?と思えるようになりました。
平成の今では古い言葉使いですが、乱歩の時代では普通に罵り言葉になると信じていました。
さすが乱歩、当時からダブルミーニング使いだったんですね。
そして21世紀にリアル乱歩生活をしているりーあさん、素敵です。


私のブログも読んでいただいて、ありがとうございました。
香港の寄付の件は上手く文章が書けなくて、自分でも恥ずかしいなぁと思っていたのですが。
一人でも多くの方に寄付の件と書店のことを知って欲しく、書きました。
りーあさんに知っていただけて、嬉しいです。
元々は霹靂漫画を探していて辿り着いたサイトでした。
あの大霹靂の漫画が20世紀から香港にあったことも驚きでしたが、霹靂漫画の監修を務めた方が件の寄付の際にも参加されており、
香港漫画界は台湾や日本と繋がっていたことも初めて知りました。
あの漫画を読めば素還真たちの過去がわかる!と意気込んで買ったものの言葉の壁が厚く、ようやく昨年12月に重い腰をあげて勉強を始めた次第です(苦笑)

長文コメントで失礼しました。これからもブログを楽しみにしています。
Commented by leea_blog at 2017-04-12 14:36
さらささん
乱歩の時代では、普通に罵り言葉でしたね。
しかし、文章を、よーく読んでみると、、、
という、さすが乱歩なのです^^

短編「押絵と旅する男」にも、
押絵に恋をして相思相愛になった男が出て来て、
それが、この世が異界と混じりあうような、
不思議な感覚を描いています。

乱歩は凄いです^^

ははは、私も、21世紀に、
いけない、いけないと思いつつ、
リアル江戸川乱歩な生活の泥沼に、
一歩一歩引き込まれ、、、。

香港の寄付の件は、
本当に、もっと多くの人に知って欲しいですよね。。

恐ろしい災害で、今も爪痕が残る訳ですが、
海を越えた異国の方々が、
胸を痛めて下さったと知る事で、
心が熱くなります。

霹靂漫画があるとは、想像もしておりませんでした〜!!!
日本の同人誌のようなものは、
あるのではないか、と
思っていましたが。

あうう、言葉の壁、やはり厚いですよね;;
そうは言っても、
霹靂のDVDなんか、中国語が字幕で出ても一瞬だから、
漫画なら辞書を引きながら読みやすいかも^^

中国語が出来るようになると、
世界が広がりそうですよね!
頑張って下されまし!

私はその前に、英語力を何とかしなくては。
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