明日は、睡眠障害の専門クリニックに出掛ける。 初診の予約が、半月以上先、という、 繁盛しているクリニックだ。 睡眠障害に苦しむ人、多いんだね。 ところで。 家の中でものが無くなる事はよくあるが、 ここの所、 人形にお願いしたら出て来た、という事が続いている。 過去日記をお読みの方は、 この人形というのが、 通常の人形ではなく、 一体一体手作りの、 制作者の念も沢山籠っていそうな、 もはや「単なる物体」ではないことをご存知であろう。 見つからなくなった本、 ガルシア・マルケスの、「わが悲しき娼婦たちの思い出」。 「ここに置いておいたはずなのに」、という場所に、無い! 色々探しても、無い! 思い当たる事がある。 自殺してしまうような人形の、 宮無后に、 「無后、男子は90歳まで生きると、 この小説みたいな楽しみもありますよ。 今度読んであげますね」 と、言ったところ。 宮無后「どのような内容ですか」 りーあ「90歳を迎える老人が、90歳の誕生日に、 自分へのプレゼントに、処女を買う話です」 宮無后「。。。 そのような、女の人を馬鹿にした話は嫌いです」 ↑ そうだった。。。 宮無后は、極端な男尊女卑の煙都で育ったけれど、 男尊女卑も行き過ぎて、 女性は産む為だけの存在、 死んでも墓に墓標も建てられない、という酷さでしたが、 そういう環境に育っても、 女人への思慕や敬意の気持ちをずっと持ち続けた、いい子なのです。 まあ、確かに、 じじいが金で処女を買おうなんて、 けしからん話です。 ちなみに、 川端康成の、高名な小説に、 「眠れる美女」があります。 これも、高齢男性が、お金を払って、 睡眠薬で眠った少女と時間を過ごす話です。 そして、最近再読しているのは、 谷崎潤一郎の、 「少将滋幹の母」。 ↑ これは素晴らしいです、近々拙ブログで紹介予定。 「少将滋幹の母」では、 70歳程の大納言が、二十歳程の美しい妻を、 宝物のように愛しています。 「少将滋幹の母」も、 再読している途中で、本が、 見つからなくなった。 ええええ〜! 「わが悲しき娼婦たちの思い出」は最初の方しか読んでいないし、 「少将滋幹の母」は、 大納言の美しい若妻が、引き出物として藤原時平に連れて行かれてしまう、 名場面なのに!!!!! 心当たりがあり過ぎます、 無后にゃんだ。 りーあ「無后、女性をもの扱いしている内容かも知れないけれど、 純文学ですよ、お願い、出して」
by leea_blog
| 2017-08-14 16:08
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Comments(2)
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さらさ
at 2017-08-14 23:48
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こんばんは。
素還真も宮無后も「動かない人形」の振りをするのを辞めて 思いのままに行動するようになってきましたね(^O^) もしかしたら気がつかないうちに、戸締まり確認やガスの元栓閉めをしていたり。 「武具の手入れ」と信じて包丁を研いでおいてくれたのかも? 女性蔑視の文学作品は多いながらも、書き手が男性作家のせいか 女性キャラクターが現状に満足しているものも多く、説明が難しいですよね。 破天荒な生き方の芸術家さんも多いですし。 宮無后とは頑張って話し合ってくださいm(__)m 博識な素還真はともかく、宮の愛読書はどういう系統なのでしょうね? 家族にもトラウマがあるし、お勧め本のジャンルが思いつきません(?_?) DVDの件はお世話になりました。 後日メールさせていただきます。
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leea_blog at 2017-08-15 20:28
> さらささん
こんばんは〜。 DVDライフを楽しんでおられますか^^? 包丁が、長年研いでいないのに、 妖刀村正並みに、指を傷つけずに爪の伸びている部分だけ切り落としたのも、凄い。 研いでいてくれたのか???と、確かに思っちゃいますねー そうそう、そうなんですよ、 書き手が男性だと、不当な境遇でも、女性は満足しているかのような作品が多いですねー。 特に谷崎潤一郎^^; あの時代にマゾヒズム小説を沢山書いたのは、目を見張る程の偉業ですが、 現代人からみると、 (あるいは、当時ですら、女性の目から見ると)、 エゴマゾですもの〜。 無后への説明が大変です。 素還真は、近代文学も現代文学も、どんどん吸収して栄養にするタイプですが、 無后には、お薦めの本が、意外と見つからないんです。 トラウマ抱えまくりだったしね;; 何より、私の得意分野の、「神話伝説系・幻想文学系」が、 無后からみると、「別に面白く無い」と見えそうです。 彼の生きていた環境は、異界の人や神仙が普通に沢山居た訳で^^; 無后が楽しんでくれそうな本を、じっくり探していくのも、 私の楽しみにもなりそうです。
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