人形趣味は、 一見、綺麗でおとなしい趣味のようにみえて、 実際は、 眼が養われてしまうと、 書画骨董の世界のように、 身を滅ぼす、と、昨日書いた。 江戸時代の人が、 吉原の遊女に入れあげるのと同じである。 それでも、 江戸時代の人のように、 「粋」を尊んで、 常識ある暮らしを手放して、 手に入れた人形とともに、 行き倒れても、 「こんな美しい人と暮らせて、俺は幸せだった」、と、 微笑みを浮かべながら、息を引き取る人も居るであろう。 私は、 元々は、 人形という物は、 絵や彫刻のように、鑑賞する物だと思っていた。 が。 人形愛に落ちてから、知った。 「人形愛は、人形と、関係を作って行くものなのだ。 流動的で蓄積されるものだ」、と。 どういうことなのか、というと、 人間との関係と似ており、 「あの時、ああだった、こうだった」と、 経験が人形と持ち主の間に経験が蓄積され、 感情のやり取りをし、 思い出を共有し、 将来を語り合うのだ。 「え〜? 人形と???!!」と、 想像しにくい場合は、 長寿の動物をペットに迎えるのとも似ているので、 それなら想像がしやすいであろう。 「ペットならわかるけれど、人形と???」 ペットは昨今、コンパニオンアニマルとして認識されている。 それと一緒。 コンパニオンドール。 私の場合は、 台湾の布袋戯、PILIの登場人物に惹かれてしまった。 身上を潰さなくとも、 人形(木偶という)を二人、 紆余曲折の末にお迎えできた。 アンティークのビスクドールにはまったら身の破滅だが、 運良く、しがない会社員でも頑張れば買えた。 DVDを買って、 木偶をお迎えして、 お話は現在も製作されているから、続きを観て、 台湾に行くおりは直営店でグッズを買って、 それで済むものだと思っていた。 が。 ほとんど、底なし沼のような世界だと知った。 木偶は、手作り品のため、 制作者によって、微妙に顔が異なる。 他の子も迎えたくなるのだ。 幸い、うちの子がやきもち焼きのため、 二号さんや三号さんをお迎えするのを断念した。 (↑ 今のところ、という話である。将来は分からない) しかし。 注文製作なだけに、 公式木偶ではなく、私偶なら、 さまざまなバリエーションを加えられる事を知った。 衣装や髪の色を変えたり、 髪型を変えたり、である。 そしてさらに、 いつもお世話になっている台湾のSさんから、 「bjd」という世界も教えてもらった。 ball jointed doll、の略である。 bdjって、何?と思ったら、 球体関節人形の事だった。 まずは、球体関節人形を依頼して、 化粧と髪の毛と、衣装を、 専門家に別注すれば、 お気に入りの、 キャラクタードールになるのだった!!!! 別に、球体関節人形じゃなくても、 バービーの顔メイクを消して、 好きなキャラクターの顔メイクと、 衣装と、髪の毛を別注する等、 選択肢はきりがないことになる。 BJD。 球体関節人形とは何か。 関節部分が球体になっており、 人間のようにポーズを変えられる人形の事だ。 参考までに、 私が持っている本から、 画像を紹介しよう。 「吉田式球体関節人形の作り方」。
by leea_blog
| 2018-03-17 20:48
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Comments(2)
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sherry
at 2018-03-18 22:33
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あぶない〜あぶない〜
木偶だけじゃなく人形の領域まで踏み込んだら あなたの本の山はいつか人形の山になるぞ〜 聖徳太子偶主の家のように… そりゃ、Q音のJPもbjdも見たことがあって 人形に興味ない私でも本命キャラーなら また話しがかわるが、 Q音に睨らまれたので、すく断念した∧∧。。。
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leea_blog at 2018-03-19 00:06
ははは、本当に、
危険です^^ こんなに深い沼だとは、 最初の頃は全く知りませんでした^^ 聖徳太子偶主さん、 集めている人形が、 どれも趣味とセンスが良くて、 凄いな〜と感心します ははは。Q音君が睨みをきかせてくれているおかげで、 部屋中、人形に囲まれるという事態は避けられているんですね^^ 守り神ですね^^
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