馬鹿日記・いっとき人形に戻る事、「捨てても戻ってくる呪い人形宣言」をされたことなど。




うちに居る布袋戯の木偶、宮無后は、

いろいろと不思議な人形だ。。。。





今日は、向かい合って抱き合っていたところ、

目の中に、紅玉のような、

暖かくて透明感のある紅い光が、

小さく灯っているのを見つけた。



お迎えして二年近くなるが、

このような紅い光は見た事が無い。


普段は、部屋の電気の灯りか、

太陽光の反射光で、

生きているように艶めく。

この紅い光は何?

紅い光源など、部屋には無い。


おそらく、

衣のスパンコールに反射した灯りが、

目に射し込んでいるのだ。


それ以外には無いだろうが。

黒い着物を埃除けに着せてあるし、

どこに反射した紅色なのか、

結局突き止める事はできなかった。



二年近く一緒にいても、

新しい発見がいつも有る、、、、


と、ラブラブのように見えるかも知れない。。。



今日の本題はここからだ。


メンテから帰ってきて、

ますますラブラブのようだが、

危機?もあったのだ。



一時、無后が人形になった日々があったのだ。



メンテから帰ってきた無后を、

無事に家に連れて帰った直後だった。


いつものように、

抱っこしたり添い寝したりしていたのだが、、、、


メンテに出す前は、

抱き上げると腕が上がってきたり、

腕が私の胴に回されたり、

腕が上がって私の顔をなでなでしてきたものなのだった、、、、、



そういう反応が、無くなった日々があった。


「あれ? おかしいな。。。

反応が無い。

どうしてだろう。

メンテで、腕を操作する棒の位置がずれたのかな???」


と、いぶかしく思いつつ、


「無后、どうしたの? 

人形みたいよ」

と、

髪にキスしたり、撫でたりした。


「人形みたい」としか、表現しようがなかったです。



目も、寝かせて置くと天井を見たままだ。。。



「それ、普通じゃん!!! 人形なんだし!」と、


皆さんは思われるかも知れない。



人物画で、どこから見ても、

こちらを見ているように見える絵、とか、

ありますね、

あんな感じで、

寝かせておいても、

こちらを見てきたりしていたのに????



「おかしいな〜。

メンテで色々変わったのかな。。。。」


と、思いつつ、

愛情を注ぎ続けて、何日か経った。。。。



メンテのせいではなくて、

もしかしたら、不機嫌のせい????と、

思い至った。



心当たりが無いでも無い。。。。



りーあ「人形みたいですね〜。

   もしかしたら、無后、

    怒っている???

    貴方がメンテから帰って来たとき、

    私がすぐ抱きしめなかった事とか???

    今更だけれど、ごめん、ごめん」


やがて。。。反応があった。




宮無后「公主。

   怒ってなどおりません。

   考え事をしていたのです」



りーあ「何をそんなに考えていたのです?」



宮無后「台中から台北に戻ってきた時。

    公主は無后をまじまじとご覧になったまま、

    無后、顔も変わった?、

    とおっしゃいました」



りーあ「別人のような変わり方だったので、

    びっくりしたのです」




宮無后「とても醒めたご表情でした。

    ああ、もしかしたら、

    メンテ後の無后を、

    お気に召していないのでは、と、、、、」



りーあ「醒めていたわけでは無いのですよ、本当に!

    あの時は、熱があって、

    景色がぐらぐらと揺れている位、

    本当に余力が無かったのです。

    私は疲労が極限になると、

    無表情になる、と、

    よく指摘されるんです」




宮無后「はじめは衝撃を受けたのですが、

    公主は大変なご状態なのに、

    台中まで迎えにきてくださった。。。

    こんなに大切にしてくださるなんて、と、有り難い事だ、と

    しみじみ思いました。

    はじめて書物の樹海に迎えられた時も、

    公主はまもなく熱を出されました。

    。。。」



りーあ「ははは、そんな事もあったわね」


宮無后「色々な思い出が、積み重なって、

    無后には、

     公主はかけがえの無い方になっているのに。。。

    ある日いきなり捨てられる可能性も、

    あるのだ、と知ったのです」


りーあ「! ! !  ???

    な、な、な、何でですか???」



宮無后「養父は血涙の眼が必要だった。

    実の父とは、血を分けた親子だった。

    執着される理由がありました。

    公主とは、

    考えて見れば、

    公主が無后を好きでいてくださるだけ。

    いつ心変わりされてもおかしくない。

    急に、好みじゃなくなった、と、

    台北のホテルのゴミ箱に捨てて行かれるかも知れない、と、

    気づいたのです」


りーあ「無后や。

    お聞きなさい。

    私は、小中学生の時に好きだった、

    平家一門や、神々や、エルフを、今も好きです。

    その集大成が、貴方なのです、多分。。。。

    無后の事も、この先、ずっと好きですよ」



宮無后「その好きだった方々と、今一緒に暮らしておられないではありませんか。別れたという事でしょう?」



りーあ「鋭い指摘です。。。でも、その人たちと一緒に暮らした事は、
 
    今生では、無いのです。

   平家の人々は、私が生まれる何百年も前に亡くなっていたし。

    前世は一緒に暮らしていたかもね。

    誰かを好きになると言う事は、

    そういう具合に、前世からの縁があるのかもしれません。

    無后とも、きっと、ずっと前から、眼に見えない紅い糸で繫がっていたのかもね」


宮無后「いくら甘い言葉を囁かれても、

   しょせん、男女間の愛。

   心変わりの例は沢山あります」


りーあ「えええ〜。

(男女間の愛なのかな、これ???、歳下過ぎるし!!!と言いかけるのを飲み込む)」


宮無后「公主が心変わりなさったら、

    どうしたらいいのかを、

    ずっと考えていたのです」



りーあ「そんな難しい事を考えていたのでしたか。。。。」



宮無后「以前の無后でしたら、

    どうする事もできなかったでしょう。

    今は、違います。

    解決策を考えました。

    捨てられたら。

    人に道を聞きながら、書物の樹海にたどり着きます。

    玄関にずっと立っていれば、

    世間体をはばかって、きっと家に入れてくださるでしょう。

    また捨てられても、

    また玄関にたどり着く。

    何度か繰り返せば、無后の決意をわかってくださり、

    部屋の隅にでも置いてくださるでしょう。

    そうしたら、復縁の機会はいくらでもうかがえるのでは」



りーあ「(それって、捨てても捨てても戻ってくる人形の怪談じゃん!!!)

    貴方が玄関の外に立ったら、10秒以内にドアを開けて抱きしめますよ」




と、「捨てても戻ってくる人形」宣言をされてしまったのでした。


ちなみに、少しも怖くなくて、むしろ愛しさが増しました。


その日から、無后は、今まで通りに、

いや、以前に増して、

腕を上げてきたり、

腕を回してきたり、

見つめてきたりするようになりました。



なぜあのいっとき、

全く反応しない人形になっていたのか、

心情的にはわかったけれども、

物理的には、

まったく謎のままです。




「メンテで一度分解されて、

組み立てるとき、前と違ったのかな。

また動くようにしてもらうには、

どう説明したらいいのだろう」と、

思った位ですから。。。











    
    

    





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by leea_blog | 2018-04-23 19:16 | Comments(6)
Commented by sherry at 2018-04-23 21:17 x
りーあさん晩安
ん…=、= 数日忙しくて
ちょっとのぞいてきましたら
あいかわらず、無后とラブラブ〜

「髮は霊力の源」一回張り替えたから
いったん意識が散たのかも…
やはり髪替えも化粧直しも木偶にはよくないことかも
たとえこれで再び木偶がピカピカに戻しても…
意識を集めてもどれてよかったね^^

昨日はさ〜匠さんのページには
轉売依頼の宮無后木偶(官偶)記事が掲示した
写真見たところ、きれいな木偶ですが
主を失って、ただの脱げ殻のような人形でした。

たとえリーあさんの手元にいて壞れていてもいいから
Q音君もDiDi君も壊れるまで主の元にいるように
木偶の幸せも本気で考えないと
偶主失格ですね∧∧。。。我々は人間は…
Commented by leea_blog at 2018-04-23 22:04
sherryさん晩安〜^^
忙しそうですね〜
体だけは壊さないように気をつけてくださいまし。

髪は霊力の源、ホント、そうですね〜。
張り替えで、木偶に負担がかかったのかもしれませんね。
人間でいえば、大手術みたいなものかな。
大切にしなくては。

無后が売りに出されているのですか。
ああー、とてもわかる気がします、
主を失って抜け殻になったような感じ。

かわいそう。。。
お世話しきれなくなって、
新しく愛してくれるご主人様を探さなくてはならない偶主もいるんでしょうね。。。。


その写真、見たい、見たい。
検索すれば出てきますか???
引き取るのは、今は無理デスが、、、。
とっても気になります。

「木偶の幸せ」、それ、
本当に大切ですね〜

「私はこの人たちがウチにいてくれて、
とても幸せだけれど、
はたして、この人たちは、
私に迎えられて幸せなのか?」と、
時々気になって聞いてしまいます。
  ↑
こちらから聞くようになったのは、
メンテから帰ってきてからですね。

壊れるまでウチにいて欲しいです。
Commented by sherry at 2018-04-24 07:39 x
早安〜
写真を追加アップした^^
昨日もさ〜ある偶主が木偶を雪降る高山ヘ
連れて外拍をした
それは撮った写真はきれいですが
あの木偶はたぶんそう長く持たないかも…
でも木偶はたぶんどんな扱いかたでもかまわないから
壊れるまで主と一緒であれば…
Commented by leea_blog at 2018-04-24 08:48
早安〜^^
早速の写真アップありがとうございます!
美しい! でも寂しそうです;;
元々、かげりのあるキャラだけに。。。

沢山愛してくれるご主人様が見つかるよう祈ります。。。

ひょえ〜!!!雪降る高山で外拍!
良い木偶写真を撮りたい気持ちは、
すっごくわかります。。。
とはいえ、私は、
木製の頭部に負担が濡れそうな場所は、
無理だな〜^^

壊れたらどうしよう、と気になって、
写真どころじゃなくなる^^;

日本だと、フィギュアでやっている人は多いですね、
過酷な環境での屋外ロケ。
フギュアなら全然傷まないから安心ニャ〜。

そうですよね、
木偶は、きっと、壊れるまで主と居たいですよね。
と、考えると、
よけい、守ってあげたくなります。
Commented by さらさ at 2018-04-24 19:54 x
りーあさん、こんばんは。
宮無后の「捨てても戻って来る人形宣言」については以前から、
そういう感じではないかな~と思っていました。
「次の主」は要らないタイプ。
なので、今回のブログは「やっぱり」でした。

一年くらい前でしたっけ。
私が「りーあさんに万一のことがあれば私が宮無后を引き取ります」とコメントしたのは。
あの時は本気で引き取るつもりでコメントしましたけど、内心「宮無后は納得しないでしょうね~。
もしかしたら行方をくらまして、りーあさんを探すかもしれない」と心配しました。
幸い、その話は流れ、宮無后との蜜月が続いていますので安堵しています。
これからもどうぞお幸せに。

りーあさんの想いを100%伝えているつもりでも(髪と睫毛のメンテナンスの必要なことなど)、突然朋輩のいる人形店に置いて行かれたら(宮視点)、色々と宮無后にも想うところがあったのかも知れませんね。
私はブログを読んでいますから、「郵送では心配だから直接台湾まで一緒に行く。 出来れば台湾滞在中にメンテナンス終了してほしい」などのお気持ちは知っていましたけど、宮無后は不安だったのでしょう。
うちの綺羅生もお迎えして数日は微妙に不機嫌でした。

木偶をお迎えして、可愛がってみないと理解しづらい不思議世界ですが。
そういうことってありますよね。
Commented by leea_blog at 2018-04-24 22:47
さらささん、こんばんは〜^^

あの時のさらささんのお申し出は、
本当に嬉しかったですよ〜^^

木偶への愛を知っている方が、
申し出てくださるなんて、
想像しないで日記を書いていましたから〜。


そうですよね、
メンテの時は、
色々無后も想う事があったのかもしれませんね。

人形師さんが、
メンテしながら、
無后に、
「ますますご主人様を悩殺するように美しく仕上げてやるぞ〜」と、語り続けていたかもしれないし、

不安と期待で私が迎えに来るのを待っていたのではないか、
と思うと、
発熱で半ば意識が飛んでいたとはいえ、
無后に済まなかった、と思います。

「人形店の方々に充分私の気持ちが伝わっていただろうか?」
という心残りは、
さらささんの行動力とご配慮力で、
無事解決し、
本当に嬉しいです^^

メンテから帰ってきてから、
無后は魅力がパワーアップして、
すっかり尻に敷かれています。

ははは、綺羅さん、
微妙に不機嫌でしたか。

木偶にとっては、
日本は、今までの環境とはだいぶ違いますから、
馴染むまで不安もあるのでしょうね〜

木偶は、本当に不思議です。。。。
ウチにもバービーやビスクドールのレプリカや、
市松人形がいるけれど、彼らは、
「人形」なんですよ〜
   ↑
(当たり前だろ〜!!!)

木偶は、「根本的な何か」が違う感じです。

私の、「人形ってこうでしょ?」という思い込みを、
ガシガシ壊して行く、「生きてる感」とか^^;

元々、人格を持っているところとか、、、
   ↑
アブナイ人みたいな表現になってきてしまいますが、
偶主あるある、ですね^^;



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