金が無くなる、寝る場所が無くなる、「お人形ファン」の世界



部屋を整理していたら、

人形マニアの雑誌が出てきた。


人形愛に落ちる前に買った雑誌だが、

買ったのを忘れていた。

e0016517_21325618.jpg
dolly・dollyや、dolly birdである。


「人形趣味」は、

幻想文学系にとって、

「教養課程」の一つのようなものだ。



暗く妖しい世界の人形ではなく、

玩具系の、

明るくまとも?な人形愛好家、、、

いや、「愛好家」という言葉が既にアブナさ全開なので、


もっと適切な言葉を選べば、

「お人形が好き! な、女子」を対象にした雑誌である。



りかちゃん、

バービー、

ブライスが可愛い!、という、

間違っても江戸川乱歩の「人でなしの恋」には至らない、

健全な世界である。



だが、

こういう雑誌を買うような人は、

人形一体で満足せずに、

何体も買い、

着せ替えの服も買いまくり、

自分でカスタマイズし、

気に入った人形は、

「遊ぶ用」と、

「保管用」の二体を持ち、


人形写真を撮影し、

旅行には人形を連れて行くような、


「はまってしまっている」人たちである。




ちなみに、

人形愛好家ではなくとも、

幻想系が普通に持っている、以下の本は、

勿論持っている。

e0016517_21330192.jpg


「夜想」、yasoの、

人形特集号である。




恋月姫の人形が表紙で、

表紙のレイアウトといい、


怪しくアブナい内容を期待したが、

実際は、

ごく普通であった。





人形愛に落ちた現在の私なら、


なぜ、

人形雑誌ではない雑誌が、

人形を特集するとイマイチ面白くないのか、

理由がよく分かる。





フェチではない人がフェチの世界を語ったり、

いくら評論しても、

文章に熱が無い。




フェチから見れば、

「違うんだよなあ。。。。」

という感じであろうか。




ちなみに私は、

「文体フェチ」である。




熱の無い文章は、

読んでいて味気ない。






dollydollyやdollybirdは、


資料の一つとして買って、

保管されていた。



ちなみに!


今は読まなくとも将来役に立ちそうな本は、


見つけたら買っている。


本はすぐ絶版になり、

私が好むようなマニアックな本は、


高値が付いて買えなくなったり、


中古市場でもレアになったりするのである。





今回、健全系人形雑誌を読んでみて、


以前は分からなかった感覚が、


すーっと、入り込んで来るのを感じた。




りかちゃんやバービー、

ブライス、スーパードルフィーのような人形の世界は、

私の持ち分ではないのだが、


にもかかわらず、


すーっと入って来る。



感受する能力が増えている事を痛感した。



以前は、

「こういう世界もあるんだな」

としか見ていなかったものが、


「ああ、その気持ち、よく分かる!」となった。



それは、

人生がより豊かになる、という事である。




読者600人のアンケート結果で、

「お人形ファン」の実態に迫る企画が、


予想外に面白かった。


(注! 「人形マニア」と違うのである!

あくまで「お人形ファン」の世界である)




「なかなか友だちや家族に理解されにくいお人形趣味。

でも、その趣味を認め、

一緒に楽しんでくれる方は、お人形と同様に大切な存在といえます。

あなたの周りにそんな方、いらっしゃいますか」

という項目。


りかちゃんやバービーでも、

なかなか理解されにくいのか!





ちなみに、

怖いお人形の1位が、

古い市松人形やアンティークビスクドール、だった!!!



うわー!

私の方が親近感を持っても、


「お人形ファン」の皆様からは、



私などは、

「怖い人形が好きな人」と、

引かれてしまうんだ、と、


知りました。


それはそうであろうな。。。。




以下の項目もあった。




「収納を制すものはお人形を制す!?

日本に暮らすお人形ファンの宿命でしょうか。

7割近くの人がお人形の収納や飾り方にお困りのようです。

増え続けるお人形、

かさばるお洋服、

箱だって捨てたくない!!

アメリカのドールファンの方々はこんな苦労していないのでしょうね・・・。」







「新しいお人形欲しいけど、もう場所が無いの。

この台詞最近はお人形ファンの挨拶代わりにすらなっているようです」、


とも有る。


挨拶代わりか。。。。



なるほど。


事情は同じのようだ。





布袋戯の木偶は、

単価が高いから、

買うのが大変、

つまり、

布袋戯の木偶は

高くて大きくて場所をとるけれど、



小さくて買いやすくて、

着せ替えの服が沢山出ている人形も、


沢山集めてしまうから、



結果は同じのようである。






「お人形ファンライフ とほほ体験談」では、

「高い服を人形に身に着けさせる為、自分はパンの耳で餓えをしのいだことがある」

という回答が!



編集者のコメント、

「そこまでさせてしまうお人形、ちょっと罪作りですが、持ち主の愛情を感じますね」。




自分の事か、と思ったよ。





「SDをはじめて、まず貯金がなくなりました。

次に自分の部屋がなくなりました。

(服や家具の収納場所になってしまった)」



という回答には、

「お金がお人形のために無くなった、

という人は沢山いらっしゃいました。

それでも可愛いのがお人形なんですよね」

とのコメント。



sdというのは、

ボークス社から出ている、

スーパードルフィーという人形だ。



私も、

素還真や宮無后が、

簡単に着せ替えできて、

衣装が沢山出回っていたら、


恐ろしいことになっていただろう。。。。




ただでさえ、

第三詩集を出すための貯金を、

この人たちにつぎ込んだのだ。。。



(全く後悔しない。

むしろ、

売ってくださってありがとうございます、である。


といいますか、

詩集出すのにお金掛かり過ぎで、

業界の体質に違和感を感じます。。。。)







人形に限らず、

何かにはまり込むと、

財産が消える定めである。




書画骨董ではなくてまだ良かった。



これは本当に、

先祖伝来の土地家屋を売って、

買ったりする人も居るのだ。。。。




そのようなわけで、


「人形マニア」でも、

「人形愛好家」でも、


「愛しちゃった人」でもなく、


一見健全で、

可愛い趣味に見えそうな

「お人形ファン」の世界も、



世間が受ける印象よりはるかに、


ディープなものであった。
















[PR]
by leea_blog | 2018-06-18 22:44 | Comments(0)
<< パワハラ日記・診断書は出たが 陋屋日記&馬鹿日記。sherr... >>