まれびと冊子【揺蘭」5号・みどころなど

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一年に一回、まれびとのようにやって来る、
幻想詩誌、【揺蘭】。


出なかった年もあるので、
15年続いている。

【揺蘭】は、
個人誌の集合体のような作りである。

自分の頁を、自由にレイアウト出来る。

ゲストを呼びたければ、
自分の頁内で、
自由に呼べる。


今回、編集人のエッセイには、
画像のゲスト参加を頂いた。


おそらく、日本の詩人は誰も見たことが無いような、
人形画像である。


人形とのバカップル振りを詩誌に残すのは、
しかも14号、15号と連続で掲載するのは、
正直なところ、悩んだ。


赤裸々過ぎる!

本場台湾から、画像提供の申し出が無かったら、
今回の馬鹿エッセイ、

「紅蝶の人・人形愛伝説
−人にはあらず花に似るー」は、

お蔵入りだったであろう。



そんなりーあの密かな懊悩をよそに、
他の参加者が、
力作を載せてくれている。


掲載順に、
福岡の詩人、
【日嘉まり子】さんから紹介しよう。


ーーーー

底なしの井戸の中を落ちてゆく、一糸まとわぬ女の、左胸の三日月形の、赤い
傷口を、覆い隠すように追う、薄桃色の牡丹の柄の着物は、海中の章魚の伸び
やかな舞いさながら、また花の蜜を慕う蝶のようでもあった。
蝶たちは死者たちに降り注ぐ雨、すなわち魂を潤す祈りそのものだった。

(名もない死者たち(女たち、その一)冒頭)


ーーーーー


名もない死者たちの物語が、色彩と濃厚な芳香を放って繰り広げられる。
日嘉さんの詩には、
痛みと苦しみが底流にある。

それは土着の伝説のように煮詰められ、
昇華されている。

日嘉さんとは、
ビジュアル詩展のパリ出張版で、
出会った。



日本に帰国してから詩を見せて頂いた。

その才能に、驚いた。


「これは、誰の真似でもない、
地霊から力をもらっている系の詩を書く人だ」、と思った。



(他の執筆人紹介に続く)






















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by leea_blog | 2018-11-29 19:56 | Comments(6)
Commented by さらさ at 2018-12-01 02:22 x
りーあさん、こんばんは、さらさです。
揺蘭を少しずつ読ませて頂いています。

りーあさんの「胡蝶の人」がきっかけで「霹靂ファンが増える。
または、宮無后出演の作品に興味を持つ人が増える」といいなと願っています。
日本には木偶主も少なく、木偶との生活を綴った本(同人誌)もゼロに近いので、
貴重な第一歩だと思います。

霹靂、金光の作品紹介本や会社制作の写真集は、日本でも購入可能ですが、いわゆる「実際の
木偶との日常話」は揺蘭だけ。
よくぞ思いきってくださいました。

揺蘭の執筆陣は芸術を愛する方々なので、人形愛もすんなり理解されることでしょうが、
まだまだ人形と暮らす人の数は表向きは少ないですよね。
揺蘭がきっかけで「実はドール好き」 「実は家に市松さんがいて」などのカミングアウト派が
増えるといいですね。

揺蘭を読んでいて思ったのは「言葉にはリズムと空気がある」ことです。
普段、何気なく使っている言葉も整えると、リズムと空気生まれ、一つの世界を築いていく、を
各ページから感じます。
曖昧な言い方で、上手く伝わっているのか不安ですが、それが今の感想です。


久しぶり(学生時代以来?)に詩を読む機会をくださり、ありがとうございます。

さらさ
Commented by さらさ at 2018-12-01 02:24 x
読みやすいように改行したら、変な行切れになってしまい、読みにくくてごめんなさい。
Commented by leea_blog at 2018-12-01 09:37
> さらささん わー、読んで頂けるだけでも嬉しいのに、感想を賜わり、ありがとうございます!!!しかも、こんなに好意的な。。。嬉しくて、飛び上がっちゃいます! 
詩人以外の方に感想を頂けるのは、とっても貴重なのです〜。励みになります。

自分の創作歴の中でも、木偶との生活に触発される作品は14号が初めてで、文体が載せていいレベルに達していないので、凄く悩んだのです。(いつも、書きあげたら長期間寝かせて、時間を掛けて推敲しているのです)。

>「普段、何気なく使っている言葉も整えると、リズムと空気生まれ、一つの世界を築いていく」、
嬉しいご感想。他の執筆人も、「そう感じてもらえるのが、まさに詩だ」、と、とても喜ぶでしょう。嬉しい〜。



Commented by leea_blog at 2018-12-01 09:41
> さらささん まったく大丈夫ですよ〜^^読みやすかったです。
Commented by sherry at 2018-12-03 22:14 x
りーあさん晩安〜
こちらもつい本無事届いた!!
いやいや、ほかの作者達にはもうしわけないが
真先ににページとばして
りーあさんの文章の私の画を読みました
感動でした>.<うれしいです>.<
でも感想は全部読んでから書きます∧∧y
Commented by leea_blog at 2018-12-03 22:49
sherryさん晩安〜
無事届いて良かったです!!!^^
15号の最大の懸案は、
sherryさんの画像が、どれ位再現出来るか、でした。
白黒だけれど、
雰囲気が伝わる仕上がりになって、
ほっとしています^^
「揺蘭」は、
公立の、「さいたま文学館」にも寄贈しています。
沢山の人が見てくれると良いな、と思っています^^
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