同居人、宮無后のことをなるべく書かないようにしよう、 無后の劣化を防ぐため、なるべく触らないようにしよう、 と自制していると、ブログを更新しないまま日が経ってしまった。 宮無后に脳細胞が侵されているとしか思えない。 いや、宮無后のことしか考えずにきた訳ではない。 書くことは沢山ある。 例えば、 澁澤龍彦の「少女コレクション序説」と、 菊池浩平の「人形メディア学講義」を再読したこと。 読み返すと、いろいろな発見があった。 それはまたの機会にして、 「揺蘭編集お疲れ様」、と自分に言うために、 16号に掲載した台湾の神道生徒さんの画像を貼る。 神道生徒さんは、 台湾の人形劇の木偶の写真を、 このように加工して物語風にしている方だ。 ちなみに、私が撮影した元画像はこちら。 紙面では、白黒でしか紹介できず、残念だ。 発光する雨の中に佇む美麗な衣の人物(人形かも)、 暗示的な大きな時計、 青い冷たさと光と、 非日常な紅い衣。 長い物語のワンシーン。 衣のかさがたっぷりあって、贅沢な作り。 身分の高い人の、 秘められた後宮から抜け出して来たのかもしれない。 傘を差しかけて、 「濡れますよ。うちで雨宿りしませんか。 暖炉に火が燃えていますよ。暖かいスープも有ります」 と、誘いたくなる。 熱いお風呂に入れてあげて、 毛布で包んであげたくなる。 暖かい寝床を用意してあげたい。 一夜の宿を申し出ても、おそらく、一夜では済まなくなるだろう。 どう見ても「わけあり」の、女と見まごう美青年なのだが、 やはり、事件に巻き込まれるだろう。 後宮の秘密を知ってしまい、 命を狙われることだろう。 待っているのは、ハッピーエンドか、悲しい結末なのか。 雨中無后の画像を最初に見たとき、 映画、「ブレードランナー」を連想した。 人形とは、本当に、 意のままになり難いものだ。
by leea_blog
| 2019-11-17 22:32
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Comments(4)
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sherry
at 2019-11-18 21:52
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りーあさんこんばんは ∧。∧
黒白のほうをうまく印刷できれば これもまた違う雰囲気の一枚ですが 赤と青の対照を見れるカーラーのほうもいい感じ 来年パガキをプリントして、本に付けようか? (あなたのプリンターが直したらの話し∧∧。。。) 搖蘭屆くのをたのしみ〜^^y
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leea_blog at 2019-11-18 22:15
> sherryさん 晩安〜。白黒でも、それなりの雰囲気がありますよね^^
白黒だと、読者が自由に色を想像するから、また別の効果があります。 カラーだと、本当に素敵。青と赤と、雨の光の具合が、とても効果的です。 水の感じが、とてもよく出ています。 宮無后の後ろ姿が、後ろ姿なのに、感情を雄弁に色々と語っていて、 ナイスな加工だと思います^^ はははは。 揺蘭は、500部出るので、おまけをつけるとかは難しいですね。 私も、自分の絵をハガキにしてつけようと思ったこともあるのですが、 手間と予算がかさみます。 プリンターは、結局買わないことにしました。 コンビニの印刷で十分だとわかりました。 揺蘭のご感想、楽しみにしております^^
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sherry
at 2019-11-22 20:00
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leea_blog at 2019-11-22 20:57
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