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馬鹿日記・丹夫人の不思議な力? 漢詩、「桃夭」の事など 「この甜蜜桃が目に入らぬか!」

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宮無后の第二夫人、丹夫人について。



この人は、2手の人だ。

台湾から遠く離れた場所で、次の嫁ぎ先を探していた。

色々と、世俗の苦労をした人だ。




直営店で直接私に迎えられた正妻とは、此の世での経験が異なる。





天地同、腕を操作する棒のことだが、

天地同の長さや、まつげ、その他を、

私好みに改修に出し、

ようやく晴れて輿入れした。



霹靂の人形劇の中での、

もともとの性格設定から、

俗世の苦労を経て、

「本当に宮無后キャラなのか???」

と訝りたくなるような、地道な成長をしている。




主に、不思議な「良い事」をしてくれる。




沢山あるのだが、今日の事を挙げると。


昨日日記に、

「身欠きにしんが食べたい!!!」と書いた。


身欠きにしんを日記で話題にしたのは初めてだった。


次の日、今日だが、

行きつけのスーパーで、

身欠きにしんが半額で山積みされていた!


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私が家で魚を焼けないのは、

値段的に買えないからではないのだが、



いきなり半額の山を見ては、

「買えという事だな」と了解して、買った。




こういう、良い偶然が、多すぎる。



ありがとう、丹夫人!


金塊が私に贈られて、

仕事をやめて絵や文学に精進できるように、お願いします!






身欠きにしんが来たので、

あとは七輪だ!




丹夫人

「御主人様。これをご覧ください」


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ずずずぃっ、とぷりぷり、むりむりの桃が差し出される。



これは、丹夫人が台湾から空輸されてきた時に、

頭の下に、枕のように敷かれていた物である。



果物農家が出荷時に使う箱を切り取った物のようだ。



中華系文化圏では、桃は、大変縁起が良い象徴だ。

改修を依頼した職人さんが、

丹夫人の旅の平安を祈り、

嫁ぎ先での幸福を祈って、

枕にしたのであろう事はすぐわかった。



梱包材で写真付きなのは、これのみだったからだ。




有名な漢詩に、「桃夭(とうよう)」がある。


日本でも、教科書に出てくる位名高い。

以下に、引用する。


うむむ? 漢詩、読めない? 

通りすがりの皆様は現代日本人なので、そうであろう。


「桃 漢詩」で検索すれば、訳は沢山出てくるぞよ。



桃之夭夭

灼灼其華

之子于帰

宜其室家


桃之夭夭

有蕡
其実

之子于帰

宜其家室



桃之夭夭

其葉蓁蓁

之子于帰

宜其家人





若い女性が嫁ぐに当たって、みずみずしい桃に例えて、

その幸せと婚家の繁栄を祈り祝福する詩である。





丹夫人側の仲人さんが、投げやりでやる気が見えず、

一度は流れかけた縁談だったし、

連絡の取れなさ加減に、

「本当にうちにくるのだろうか?」と危ぶんだ縁談だったが、




彼がうちに来るために、多くの善意の人の力添えが有った。

改修を依頼した職人さんも。

送り出すに当たって、

香を焚き染め、桃の写真を添え、

沢山の祝福を与えた。




丹夫人

「御主人様。私は不遇の日々、

迎えてくださる方が有ったなら、

その方に幸運をもたらす人形になりたい、と願い続けました」



りーあ
「宮無后キャラが幸運をもたらすなんて。

いえいえ、私は貴方を迎えて、幸せいっぱいですよ」



丹夫人
「御主人様が困難に遭われていることは、正妻様にお聞きしました。

七輪を買うのはおやめください。

不吉です」



りーあ
「えええええー」



丹夫人

「この桃に免じて、私にも機会をお与えください。

御主人様に幸運をもたらす機会を」


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by leea_blog | 2020-12-29 18:03 | Comments(0)
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