後藤由香子のゴシック雛人形↑ 先日の日記で、急逝した雛人形作家、後藤由香子についてふれた。 横浜人形の家で、 3月21日まで、後藤由香子の雛人形を多数展示しているとの事。 気になり、何も手に付かなくなったので、 体調不良を押して出掛けてみた。 横浜中華街で、昼ごはんを食べる。 台湾料理のルーロー飯、500円。安い! ランチセットで、スープと杏仁豆腐が付いて、 880円。スープも美味しい。 コロナで台湾切れなので、台湾の味が補給出来て少し力が湧いた。 人形の家は、思ったより大きな建物だ。 常設展示も面白い。 企画展で、生で見たかった、後藤由香子の、森のウエディングを見た。 雛人形のイメージを覆す、 大胆でしなやかで、 現代女性が心を奪われる美しさと可愛さが詰まった、 素晴らしい作品だった。 雛人形のイメージを覆すものの、 雛人形が持つ伝統や気品は失われず、 むしろ、現代人を 伝統の素晴らしさに気づかせる所が素晴らしい。 欲しい!と思った女子は沢山居るだろう。 私も十二単を着たい!と思った女子も、沢山居るはずだ。 色彩や質感のセンスに、心を洗われる。 小道具の使い方も、素敵だ。 30センチ四方に収まる、小さなサイズの雛人形。↑ 現代の住宅事情にも合う。 ケースに入れて、雛祭り以外にも、常時見ていたいものだ。 SNSなどで注目され、これからの活躍を期待されたわずか一年後に、 後藤由香子は卵巣癌で急逝したとのことだ。 深い悲しみと、運命の残酷さを感じる。 彼女がそのまま生きて活躍していれば、 雛人形業界に、新しい需要が沸き起こったのではないか。 心を洗われる存在として常時見ていたい雛人形、 若い女性から年配者まで、 現代人が欲しくなる雛人形。 お雛様という、雛祭りだけの存在だったものが、 身近で親近感の有る存在として、 ぐんぐん現代人に迫って来てくれる、 色彩、造形。 現代女性の、 「こういうの好き!」が詰まった、雛人形。 耽美な人形ばかり見慣れていた私は、 可愛さ、美しさ、可憐さ、気品、愛しさ、を、凝縮した、 陰りが片鱗も無い後藤由香子の作品を沢山見て、 心を揺さぶられた。 陰りが片鱗も無いが、 深くて魅力的。 それは、秘めた気品と、伝統の奥の深さに立脚して、 美によって癒しをもたらそうとする心ざしゆえであろう。
by leea_blog
| 2021-03-21 13:36
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