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お盆のぼんは 煩悩のぼん

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↑ 上、知人宅の猫の手。下、通勤路に待ち伏せている猫

ケモノと暮らしたい、と子供のころから思っていた。
身近に人間以外の生き物がいるのは自然な事だ。ケモノが居ない、という欠乏感が強い。

通勤路に、猫がいる。
首輪をしているのでどこかの飼い猫だが、通りかかる人に遊んでもらうために、待ち伏せ状態で待機しているのだ。目が合うと、みゃ〜ん、と鳴きながらてけてけとこちらに向かってくる。目が合わないと、鳴いて知らせる。


猫の待ち伏せ場から5メートルほど離れた所に、老犬がいる。
玄関の柵の内側で、大抵は退屈そうに寝ている。
最近、この犬とも仲よくなった。犬は、尻尾をぱたぱたと振り、ビー玉のような目をくりくりさせながら寄ってくる。こちらが撫でたいのをわかっていて、撫でやすいように柵にぴたりと身体を寄せる。

ある夜、玄関の柵から手を入れて犬と遊んでいると、犬の視線が私の後方に当てられた。振り返れば、女子高校生が
立っている。犬と遊ぶ順番を待っていたのかと思い、私は一礼して柵を離れた。
高校生は柵を開けて入っていった。この家の人だったのだ!!!!!

よその家の玄関先で座り込み、柵越しに犬と遊ぶ派手系おねーさんと、家に入りたくても入れず後ろに立っているおじょーさん。変な図だった。

このように、犬や猫は通行人に構ってもらおうとアプローチし、自宅で動物を飼えない通行人は、他の通行人が居ないのを素早く確認してよその家の犬猫と遊ぶのだ。
by leea_blog | 2007-08-12 18:35 | Comments(0)
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