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「コーヒーの水」

いわゆる「書店の売れ線ベスト10」に入るような本は、ほとんど読まない。好みの書物がベストセラーに入る事は滅多に無いのだ。古今東西のおびただしい書物の中で、気に入った本に出会うのは運と勘が頼りだ。信頼できる人からの口コミも有効である。

「コーヒーの水」は、目次だけで買うのを決めた。ここでは文字の大小、空間を再現できず残念だが、試みに掲載。

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一番目の輪
  そういうわけで、アンティーリャは来た時と同じよう
  に、実にあっさりと逝ってしまった。


1  アンティーリャの三つの死
  2 アンティーリャの三人の愛人
3  ・・・・・・・・・
  4・・・・・・・・・・・
5  ・・・・・・・

二番目の輪
  予言する二グロの女、人々がなによりもその閉ざされた
  口を恐れていたアンティーリャが、ある日、町の広場で
  誰も見たことのない猥雑な踊りをはじめた。


6  ・・・・・・・
  7 ・・・・・・・
8  グラン=タンスの夢魔
  9 ・・・・・・・
10  ・・・・・・・

三番目の輪
  コーヒーの水は私に泊まっていけとは言わなかった。

  11  ・・・・・・
12  ルネ=クーリの彷徨
  13 ・・・・・・・
14  聖母様、われらがもとにおわしませ
  15 ・・・・・・・

四番目の輪
 そういうわけで、コーヒーの水はこれまでの自分の
 人生を、噂で語られているように考えてはいなかった。

16  ・・・・・・・・・・・
  17 逃亡奴隷 ジュリアン・テミストークルの秘密
18  ・・・・・・・
  19・・・・・・・・・

五番目の輪
 そういうわけで、フェケスノワ先生の三人の娘は、
 決して遊びに出かけなかった。

20  ルネ=クーリの死
 21・・・・・・・
22 ・・・・・・
 23コーヒーの水が野生の女だった頃

六番目の輪
 グラン=タンスの町を吹き抜けた大風が、
 会ったこともないのにみんなが敬っている一人の男の来訪
 を告げ、私たちの生活をいつも不愉快にしてきたさまざま
 な心配事を穏やかな香りで包んだ。

24 将軍の手
  25 ・・・・・・
26 ・・・・・・・
  27コーヒーの水、七つの大罪より醜い黒人女

七番目の輪
 クリスマスの月の昼と夜を、ひっくり返るような忙しさに 
 巻きこみ、どんなに根深い恨みでも和らげ、何人かの心を
 突然の愛の出現に備えさせる待降節の優しさの後に、凶悪 
 な暑さにみちた一月がやって来る。

28  アンティーリャの溺死
  29コーヒーの水、最後の言葉
30  ・・・・・・・
  31・・・・・・・・



(ラファエル・コンフィアン 「コーヒーの水」より、目次  塚本昌則訳)
by leea_blog | 2001-10-29 02:15 | Comments(0)
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