2018年 02月 04日 ( 1 )

見素木偶精品店のこと・台湾人形劇の人形


さて。

一月の転地療養は、
転地療養のついでに、
ウチに居る台湾人形劇の人形のメンテナンスを、
依頼しに行く、という目的もありました。

台中にある、見素木偶精品店、というお店です。


ウチに居る二人のうち、素還真は、
ここで注文製作してもらいました。


日本の人形愛好家の皆さんも、
拙ブログに通りかかって、
密かに、
「こういう人形ってどこで売っているんだろう???」と、
思って居られるかもしれません。

どこで売っているかと言えば、
台湾です。
ピリの、直営店。


誰でも良いのなら、
ネットでも注文出来ます。

「これこれこのシリーズに出てきた、
このバージョンじゃなくちゃ嫌」とか、
「以前のシリーズに出ていたあの人じゃなくちゃ嫌」という、
思い入れのある人が居るのなら、
ネットではもう製作終了になっているかもしれません。



思い返せば、何年前になるであろうか、
高雄のゲストハウスで、
「台中に布袋戯の人形を探しに行くんですよ〜」と話したら、
オーナーさんに、
「そんなところに今まで行った日本人は、
あなたで五人位しか居ないのでは?」と言われました。

もっと居たとは思うけれど、
中国語の出来ない私が、
お店の住所のメモだけを握りしめ、
台中の駅前からタクシーに乗り、
なかなか着かないので、
本当に着くのだろうか、と、
ひたすら不安になった、
懐かしい時間を思い返します。

初日は、
「没有(ありません)」で、
帰されそうになったのでした。
台北や高雄の直営店も覗いた後だし、

「ここで断られたら、あとは当ては無い」、と、
旅程スケジュールのメモを見せて、
筆談で、
「私はこの日まで台湾に居ます、
いつなら有りますか?」と、
粘りました。
翌日も出掛けて、
翌日は、
英語の出来る店長さんが対応してくださり、
無事、
散髪版の素還真と、宮無后を注文して日本に帰って来られました。

いつならありますか、
で、
いつなら有るかといえば、
注文製作になるので、
三ヶ月後とか、六ヶ月後でした。



心細い思いをしたけれど、
苦労と出費をした以上に、
価値のある人たちで、
お迎え出来た後の生活は、
とても潤いのあるものになりました。

と、まあ、何だかキモチ悪い人みたいな事を書いていますが、
その時点では、自分が「人形愛」に落ちるとは、
想像も出来ていなかったのであります。



話は戻って。

見素木偶精品店は、台中の駅から、
タクシーで、250元から350元くらいの距離に有ります。
(値段の差は、道路の込み具合等による)。

バスでも行けるのかもしれませんが、
分かりにくい所に有るし、
結構距離が有りますので、
タクシーが無難でしょう。


一階は、
ペット同伴可の、レストランになっています。

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一階のレストランで、
チーズリゾットとアイスコーヒーを注文しました。

テーブルの向こうに映っている裏口から出て、
階段を上ると、三階に有ります。


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私の知らない登場人物ですが、
大変豪奢!

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髪型も素晴らしいし、
お顔も、とっても綺麗です!!
ほとんど芸術品。


ちなみに、お値段は5万元。
日本円ですと、20万円くらいですね。

人形に関心の無い人からすれば、
「高い!」と思うかもしれません。

しかし、魅入られちゃった人からすれば、
絶対に手に入らないとはいえないお値段。


布袋戯の人形の凄い所は、
「実際に演じられる」という点です。

手作り品で、実際演じられる人形が、
頑張れば手に入るお値段で売っている!!!!

膝にも座ってくれるし、
寄りかかってもくれるし、
まばたきもしてくれるし、
動いてもくれる!



正直、日本人としては、当初は演じられる人形が売っているとは、
想像すらしていなかったので、
「売ってくれてありがとうございます!」という感じです。


この豪奢な美しい人形は、
翌週出掛けた時には、
もう居りませんでした。

誰かのお家に行ったのでしょう。


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この人も、私が知らない登場人物です。
豪奢!

傍らに居る、
一角獣というか、
麒麟というかのデザインもごらん下さい。




他にも、沢山木偶が飾られておりまして、
見ているだけでクラクラ、でした。


持参した宮無后人形は、
無事メンテナンスを終えました。


さて、
メンテナンスですが、
飾っておくだけならば、
湿度や気温も有ると思いますが、
そうそうメンテナンスは必要がないかもしれません。


大抵の持ち主は、
ポーズを付けて写真を撮ったりしますので、
そうこうするうちに、
髪が乱れたり、
まつげが取れたり、
マニキュアが剥がれたり、と
まあ、一緒に暮らすうち、
こまごまとした何かが出て来るのです。


ウチに居る素還真人形の方は、
宮無后人形より一年くらい早くから居りますが、
現在メンテの必要は全くない状態です。

そのようなわけで、
台湾の人形劇、霹靂(ピリ)の、
よくまあ、これだけ魅力的なキャラが次々と出て来るものだ、と、
驚く世界を、
通りすがりの人形好きの方々にも、
垣間みて頂けたら、
幸いなのでございます。

















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by leea_blog | 2018-02-04 21:49 | Comments(2)