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陋屋日記・余裕の無い世の中と、迷惑メール


異動日が間近で、疲れがたまっている。

引き継ぎは一日で済まされ、

新しい部署の知識が無い。。。。

現在の仕事が積み残っている。。。


栄養ドリンクだけでは乗り切れない事態だ。


そもそも、新部署への引き継ぎが一日だけって、、、?


まあ、いい。

仕事の愚痴は、

サラリーマンなら誰でも抱えているものだ。

私の人生史上でも、

「疲れた。。。

ちょっと言いたいだけ」的なものだ。




世間が、色々と騒がしい。

胸を痛める事件も多い。

無関係の人を道連れに自殺する人も居る。。。。。



ところで、最近、

膨大な迷惑メールが届く。


一日500件くらいだ。

以下のメアドから届く。



MAILER-DAEMON@mbkd0213.ocn.ad.jp


件名は、以下。

Undelivered Mail Returned to Sender


メールを送れませんでした、という、

通知を装っている。

ーーーーーーーーーーーー


This is the mail system at host mbkd0213.ocn.ad.jp.

このメールと共に返信されているメールは一つ以上の宛先に対
して配信できませんでした。

I'm sorry to have to inform you that the message returned
below could not be delivered to one or more destinations.

エラーメッセージの原因や対処方法については下記のサイトで
ご案内しております。
http://tech.support.ntt.com/ocn/mail/trouble/errormail/index.html

Solutions for the cause of the error message and please check the following sites.
http://tech.support.ntt.com/ocn/mail/trouble/errormail/index.html

ここから下の部分が【エラーメッセージ】です。

The following is the error message.

ーーーーーーーー



フィッシングとか、

URLにアクセスするとウイルスに感染するとか、


そういった類であろうか???



ocnの、迷惑メール対策をみると、

有料のようだ。



幾ら位掛かるのか、とか、

必要なメールもブロックされてしまわないかの懸念、とかは、

まだチェックしていない。



必要なメールもブロックされてしまう件は、

スマホでよく体験している。



当方、アナログ世代の為、

「もしメールが届かなかったとしても、

どうしても連絡を取りたい人は、

他の手段で連絡をとってくるであろう」、と、

考えている。



















by leea_blog | 2019-05-30 22:02 | Comments(7)

陋屋日記・真夏日と「新型栄養失調」



五月なのに、32度あった。

家の中で汗だくになったので、

令和最初のクーラーを付けた。



急に暑くなり、

しかも暑さが厳しい為、

体が追いついて行かない。


ただでさえ、

異動準備でヘロヘロに疲れている。



栄養ドリンクを投入している。


が。

投入が慢性化すると、

体が慣れてしまいそうなので、

「もう駄目だ」という時に飲む事にしている。



喝を入れたいときは、

普段は、煙草と珈琲だ。




栄養ドリンク、煙草、珈琲、、、、


列記しただけで体に悪そうだ。。。。。


ところで。

「新型栄養失調」という単語を聞いた事があるだろうか。


栄養を気にしているつもりでも、

いつも同じものを食べていたり、

ダイエットしていたりすると、

新型栄養失調にかかるそうだ。

  ↓

検索すれば色々ヒットするが、

とりあえずオムロンのサイトを貼っておきます

「新型栄養失調って何?」

https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/171.html



一般家庭ではあまり無いと思うが、

一人暮らしで鬱症状で闘病中の人は、

高確率で陥るのではなかろうか?


おそらく、私も掛かっていた。


栄養を気にしているつもりでも、

鬱状態では、味覚も失せていた。


「卵」、「納豆」ばかり食べて、

野菜、果物はコスパが悪いためほとんど摂らない。


本人は卵と納豆で十分栄養を摂ったつもりだったのが怖い。


闘病中って、生活資金に困っているし、

そもそも鬱だから、

食生活まで気を配れないですよね。



しかし。

脳の分泌物が狂って病気になったのだから、

脳の健康を回復してやらないと、

どうにもならない。


薬だと思って、

日常の食事メニューを見直さなくては。







by leea_blog | 2019-05-26 19:20 | Comments(8)

特別編 


人形の話ばかりだ。。。。

自粛しなくては、と毎回思う。





今回は、過日の霹靂ツアーの続き、「特別編」だ。


雲林にある、霹靂社に保管されている、

宮無后の本尊人形と。


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小さい手とタッチ。

後は、人形を動かす人形師さん。

初めてなのに初めてではないような。


人形師さん、

こんなにサービスしてくださってありがとうございました。

e0016517_22413784.jpg







by leea_blog | 2019-05-22 22:42 | Comments(6)

馬鹿日記・人形に迫られる2019版




過去日記をごらんの皆様は、
「人形に迫られる」怖い話をお読みになったかもしれない。


当時、苦労してお迎えした人形に、
「可愛いよ」、
「好きだよ」と言い続けて半年ほど。


本気にした人形に、
迫られる、という、

予想外の展開であった。

いやいや、嘘で「好きだよ」と言った訳ではない。

そういう意味では無かったのだ。

それに、まさかつけを払わされる事になるとは、思いませんでした。



その後、紆余曲折を経て、
今のバカップル振りとなった。

その人形は、「宮無后」という名だが、
無后の性格の良さが、
勝利したと言えよう。


あれから二年ほど。
今年の二月に、
久しぶりのホラーな展開があった。

記録の為に書いておこう。




宮無后「公主。来世は人間同士で生まれましょう」

りーあ「そうしましょう(内心・それはそれで色々大変そうだな)」

無后「無后は、裕福な家に生まれて、公主が働かなくても済むよう、

お守りいたします」

りーあ「それは良い考えですね。よろしくね」

無后「公主は来世も好奇心に溢れた方なのでしょう。

外出なさるとろくなことが無さそうです。

公主の専用のお館を建てますので、外出なさらないでください。無后だけを見ていて。

インターネットも禁止です。」

りーあ「(こ、怖い!!!)
。。。。う、浮気すると、どうなっちゃうのかしら?」


無后「相手に消えてもらいます」

りーあ「(怖いでしょうそれ)。。。。。無后。。。。
あなたは、
自殺する前は、そういう生活をしていましたね。

贅を極めた生活だけれど、自由がない生活。

まるで煙都に居た頃のあなたのようですね」

無后「はっ!!何という想像をしていたのでしょう。

自分が嫌だった生活を、公主に強いてしまうところでした。

許して」

りーあ「想像するだけならあなたの自由です」

無后「もっと良い来世を考えてみます。今のはお忘れ下さい」

りーあ「わかりました(怖くて忘れられないでしょう)」



別の日。

無后「公主。来世を、考え直しました。」

りーあ「はい。どういう来世ですか」

無后「公主が浮気なさっても、

無后が魅力的なら、

公主はまたお戻りになります。
そうでしょう?」

りーあ「多分ね(そんなの分からないよ)」

無后「公主がお好きな時に無后に会いにみえられるように、

無后は外出せず、髪や肌の手入れをして、

いつも魅力的にしてお待ちするようにします。」

りーあ「それはまた私に都合の良い存在ですね。

とはいえそれって、

自殺する前の無后の生活と、

ほとんど変わらないのでは???」

無后「はっ!!!言われてみれば確かに。。。

公主。新しい人生で愛を知っても、

同じような人生を繰り返してしまうのでしょうか」



りーあ「いえいえ。

あなたは特殊な環境で育ったから、

色々な人生を想像出来ないだけですよ。

これから、色々な人生のバリエーションを見聞すれば、

想像の幅が広がりますよ」

無后「たとえば、どのような?」

りーあ「選択肢が沢山あります。

例えばですが、

来世は平均的な家庭に生まれて恋愛するかも。

あなたが宝くじに当たって、

仕事を辞めて、

一緒に世界放浪の旅に出るのも有りですね」

無后「平均的な家庭というのが、

まずどういう物なのかよくわからないのです」

りーあ「これからのんびり知識を増やして行けば良いですよ。

私も、もしかしたら、

来世は、文学美術とは縁のない女子に生まれるかもしれないし。

女子に生まれるかどうか分からないし」

無后「公主が今と違ったご様子でお生まれになっても、

無后には公主だとわかるはず。

なぜこんなに好きなのだろう、

と調べると、

前世は公主と暮らしていたことが判明する、というような」


りーあ「前世は人形だった! 何だか凄いですね。

あなたはその前の人生も人形で、権力者に熱愛されていました。

もう凄過ぎるでしょう」


無后「人形、人形、と言われますが、

無后には、よくわからないのです。

本当に人形でしょうか」


りーあ「(人形でしょう、どう見ても)

普通の人形と違って、

あなたたちには過去の人生があったのですものね」



無后「公主、来世は公主が人形にお生まれになるのはいかがでしょうか。

一生大切にします。」


りーあ「それは絶対嫌です(嫌〜嫌〜、怖い!)」


無后「二人とも人間なら、夫婦になれますね。

夫婦は二世の縁と言いますので、

そうすれば来世の来世も夫婦。

そのまた来世も夫婦ですね」



うわーーー。

人形に「可愛いね」、と言い続けたら、

迫られたのが一昨年のやはり二月。



その時は怖くて、ひるんだものの


、無后のこまめなアプローチの結果、

バカップルになった。。。



「来世もなにがしかの縁が有りそうだ」、

とは私も思うけれど、

来世の来世まで、

こういうことになるのであろうか??





いやいや、無后だって、

他の人と沢山恋をした方が良いのではないか???


いやいや、

そもそも、

来世は、生まれる環境も育つ環境も違って、

今生とは別人格であろう。



今生で、来世で夫婦になる約束をするのは、

来世の自分たちにとって、

「親同士が決めた婚約者」みたいなものではないか???




ところで。

「そもそも人形愛に落ちたのも、

前世の因果ではないか?」と思い至った。


もしかしたら、

仏教が説くように、


同じような人生を、

輪廻転生しているのではないか?



小学生の頃、平家物語と太平記が好きだった。



色が白くて髪の長い、

気品と教養のある、

少し女性的な美しい人が理想だった。

できれば、世俗から離れた雅びな人が良かった。

できれば、袖と裾の長い衣が似合う人が良かった。

できれば、いざと言う時には太刀を取れる人が良かった。



小学生の私は、

「そんな人、現代では居ないよなあ」と、

吐息したものだ。



あれから何十年も経って、

現代にも居るのを発見し、

同居に到っている。




人形だったが、

人間以上の魅力があった。

(↑ 人形愛に落ちた人の言う事なので、

「乱歩を実践しているんだな」くらいに聞き流してくだされたし)




そもそも、

なぜ小学生の理想の恋人が、

そんな「現代には居なさそうな」人だったのか。



「軍記物の読み過ぎだよ」と、

一蹴する事も出来るが、



宮無后に来世を迫られてみると、

何か、言い表し難いものを感じるのであった。













by leea_blog | 2019-05-19 21:28 | Comments(4)

陋屋日記・異動が決まった


サラリーマンにありがちな、異動ネタ。

仕事の愚痴はなるべく書かないようにしているが、

ヤケで少し書く。



異動が決まった。

希望とはほど遠い係に配属された。

  ↑
ウチの職場あるある、である。



去るも地獄、残るも地獄。



昔の人は、

「すまじきものは宮仕え」といった。


さりとて、

貨幣経済の発達した現代では、

「隠遁」も、気軽に出来ない。


いいなあ、隠遁。





それはそうと、

仕事がうまく行くかどうかは、

同じ職場の人との「相性」に掛かっているともいえる。


どれほど条件の良い仕事であろうと、

人間関係が最悪なら、

毎日が苦痛であろう。


逆に、

一見、条件が悪そうな仕事でも、

人間関係の相性に恵まれれば、

うまく行く。



世の中、仕事での人間関係に恵まれない事の方が、

おそらくは多いため、

様々なノウハウ本が出ている。







by leea_blog | 2019-05-17 22:55 | Comments(2)

谷崎潤一郎「神童」 堕落と美の快楽 ねたばれ有り

谷崎潤一郎の、

あまり有名ではないけれど、

素晴らしい作品を過去日記で紹介してきました。

私の書物紹介は、基本的にネタバレ有りです。


耽美有り、お下劣有り、マゾヒズム有り、

享楽有り、時代を越えても、ますます新しい谷崎の世界の一端を、

ご紹介します。


今日は、「神童」です。


「天才も 二十歳過ぎれば ただの人」、とよく言われます。

これは、智能がずば抜けて発達した子供が主人公。

しかし、家は貧しく、両親は学問に価値を認めません。

そうした気の毒な境遇の、世間や人生に対抗する力がまだ無い、

嫌な奴だけれどいたいけな子供が、人生に揉まれる話です。



「近代の価値観」に抵抗した自伝的作品とも読めますし、

神童の地位からの堕落の快楽と、

抗い難い世の中で、自分の道を新たに見いだす、

「自分探しをする現代人」への指南書としても読めます。

あるいは、

「神童」がその地位を自ら失って行く過程を、

サディスティックに眺めても、

堕落して行く姿にマゾヒスティックに共感しても良いのではないでしょうか。





小学生の頃、一学年に一人二人は、

ずば抜けて学に秀でた子供が居たものです。


しかし、そうした子供も、成長するに従って、

他人の耳目をそばだたせる事がなくなります。




主人公の春之助は、

小学生の頃から、

平仄のあった漢詩を作るような、

評判の神童でした。

学校の先生に聞かれます。

「瀬川、お前はそんなに勉強をして、将来何になるつもりですか。」

「僕は聖人になりたいと思います。・・・・そうして、世の中の多くの人の魂を救ってやりたいと思います。」



少年よ、大志を抱け!


とはいえ。

読者は、最初の方から、

「それは立派だけれど、この子は無理だな」と、

残酷な予想を抱きます。




学問がしたいのに、

両親は理解も無ければ金も無い、

先生は、春之助の父親から頼まれて、

春之助に、まずは孝を尽くして父の願い通り丁稚奉公せよ、と、

諭します。


これは辛いですね。

しかし、現代でも、

好きな道に進める人は、ごくわずか。


大学までは好きな道を進んでも、

就職となると、

毎日のご飯が掛かっていますので、

妥協したり、諦めたり、頭を一新したり、

しかしこちらが折れても採用されなかったりします。


「聖人になりたい」といっても、

世間からは嘲笑しか返って来ないし、

そもそも世間は聖人とは相容れません。

描き出される春之助の性格は、

天才だけれど、俗的で、

悟りの道からはどうにも遠いです。



幼い春之助の前途多難と挫折の予感は、

現代読者が読んでも、

生々しく想像出来ます。


子供の世界は、

大人から見れば「純真」でも、

当事者の子供から見れば、

エゴ剥き出しの残酷な世界です。


そうした、子供独自の、

自分中心や、理不尽への心の動きや、

誘惑に勝てなさ、これらが大変生々しく、

身近に描き出されています。


丁稚奉公に出されそうなところを、

校長の口利きで、

父の勤める会社の社長宅に、

書生兼家庭教師として住み込む事になります。


一難去ってまた一難。

春之助は、

家族恋しさに負け、

発育盛りの食欲に負け、

家庭教師という上の立場のはずなのに、

社長の娘息子との生活格差に負け、、、、

さもしさが表れてきます。


社長の、勉強のできない息子をその姉娘や女中たちと一緒にいじめる快楽にはまり、

社長の妻、藝者上がりなのですが、

社長の妻に褒められる快楽に負け、

お金や着るものという物質的な引力に引かれ。


思春期になると、

にきびと格闘し、

自分の顔立が醜い事に苦しみ、

性的に目覚め、その為にせっかくの智力が鈍り後退し、、、、


と、

まあ、

豪快に負け続ける過程が描かれます。


さて、春之助少年は、元藝者の奥様のお使いで、

藝者の置屋に行くようになります。


女性美を大変美しく、谷崎的に描き出した辺りを、

引用します。以下。



ーーーーーーー

春之助は夫人の使いで折々芳町辺の狭斜の巷を訪問する毎度に、藝者や半玉と称する女たちに接近して、彼等と簡単な挨拶を交わす機会を持っていた。彼は醜い自分の姿に引き換えて、世にも珍しい、浄く貴い容貌と姿態を具備する人間が、いかに大勢その一郭に集っているかを知った。秘めやかな新道の両側にただよう御神燈のうす明かり、見るから意気な、小鳥の籠のような細格子の家並ーそう云う空気と情緒の中に朝夕を送って居るうら若い婦人どもの研きに研いた明眸皓歯をまざまざと見せられる時、春之助は自分の身の上を獣の如く卑しみ疎んじた。等しく此の世に人間として生を受けながら、彼等と自分とは何故斯くまで違うのであろう。にきびは愚か一点の汚れのない、玻璃のように滑らかな肌の色といい、水の如く柔らかな絹物の衣装の下から、なよなよと匂いこぼれる手足の肉の婀娜っぽさと云い、彼等の体の到るところに溢れ輝く「美」の表現の豊かさを眺めれば、さながら美しい一篇の詩を読むような夢心地へ引き入れられる。まことに彼等の肉体は生きた詩であり、生きた宝玉であった。

ーーーーーーーーーーー


半玉の美に生きた詩を感じられるのであれば、

人生辛くないですね。

半玉はお金さえ払えば、はべってくれます。

以下、引き続き引用します。


ーーーーーーー

夕方、燈火のつく頃などに訪問すると、彼等は四五台の鏡台の前にずらりと居並んで、湯上がりの背すじへ目のさめるような電灯の明かりを浴びながら、惜しげもなく両肌をぬいで化粧をして居ることがあった。傍らの衣紋竹には、燃えたつばかりな友禅の長襦袢が、魂のある物のようになまめかしく垂れ下がって居たりした。その縮緬の優婉な地質が、やがてあの女たちの玉の肌へ絡みまつわる刹那を思うと、春之助はあまりの美しさに戦慄した。

半玉と呼ばれる女たちは、大概彼と同じくらいの年頃の者が多かった。小さな家庭教師が哀れな筒袖の木綿の着物を着せられて居るにも拘らず、その少女等は大人も及ばぬ贅沢を恣にして、高価な衣装を自由に着飾る境遇に居るらしかった。彼等は元来春之助と同じように、卑しく貧しい家に生まれた子供でありながら、たまたま美しい容貌を持って居た為に花やかな色里の藝者の仲間に選ばれて、年中あのような贅沢と自由を許されて居るのである。天才の人間に小児と大人の区別がないとしたら、美貌の婦女にも年齢の差異を設ける理由はない。あの少女等は美しきが故に大人と等しい凡ての享楽を与えられている。奢侈も生意気も恋も虚言も、「美しきが故に」彼等は実行の特権を持って居る。彼等の手管に欺かれるのは欺かれる者の愚かである。彼等の恋に惑溺するのは溺れる者の罪である。「あらゆる悪事が美貌の女に許されなければならない。」ー春之助は自然とそう云う風な考えに導かれて行った。

ーーーーーーーーーー


大変官能的に女性美を掴んだ、名文です。

女性から見れば、

色香の道に進むのがどれほど辛いか君等知ってるのか、

と、突っ込みが入るかもしれません。

まあ、そこは、

今は置いておきましょう。





「傍らの衣紋竹には、燃えたつばかりな友禅の長襦袢が、魂のある物のようになまめかしく垂れ下がって居たりした。その縮緬の優婉な地質が、やがてあの女たちの玉の肌へ絡みまつわる刹那を思うと、春之助はあまりの美しさに戦慄した。」


わたくしは女性ですが、

この辺りは、とてもよく分かります。

女性で良かった、とも言えるところです。

自分で美しい着物を着て、

自己充足が出来ます。


わー、綺麗な色のアイシャドウ、と、

自分で買えます。


他人様のオシャレにも、

視線が癒されたりします。



一方で、わたくしが男性だったら、

やはり、女性や女性の生活にまつわる美を、

堪能したいタイプに生まれていたかもしれません。


そのような意味では、引用した部分は、共感出来ます。


あるいは、「普段女性のことをそれほど観察していない」人が読んだら。

日常世界に存在する「女性」から、

それほど美的快楽を得られるとしたら、

世界が豊かなものになることでしょう。






ちなみに、

「美」は、自分が美しいと思う物が正しいのです。


いわゆる、世間のいう「美人」や、

世間のいう「美」である必要はありません。





聖人をめざした神童は、

豪快に負け続け、最後は以下で結ばれます。


ーーーーーーー


「(前略)己はいまだに自分を凡人だと思う事は出来ぬ。己はどうしても天才を持って居るような気がする。己が自分の本当の使命を自覚して、人間界の美を讃え、宴楽を歌えば、己の天才は真実の光を発揮するのだ。」
そう思った時、春之助の前途には再び光明が輝き出したようであった。彼は明くる日から哲学の書類を我慢して通読するような愚かな真似をやめにした。彼は十一二歳の小児の頃の趣味に返って、詩と藝術とに没頭すべく決心した。

(大正四年十二月作)

ーーーーーーー


堕落が、自分の使命を発見させてくれます。


「己が自分の本当の使命を自覚して、人間界の美を讃え、宴楽を歌えば、己の天才は真実の光を発揮するのだ。」


いいですね。

素晴らしいです。

世間の価値観に合わせた自己発見は浅いもの。

春之助は、

負けの中で、

自分の使命を見いだすのでした。


春之助少年の嫌な奴っぷり、

子供らしい心の動き、

思うに任せぬ世間の荒波、

格差社会。

現代人が読んでも、ますます新しい、文豪の作品なのでした。
















by leea_blog | 2019-05-12 21:48 | Comments(3)

特別編



転地療養のはずが、

霹靂ツアーに、

二回も参加。。。。




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霹靂社所蔵の、

宮無后の本尊と記念写真。


右下は、

人形師さんの手。


こんなにサービして下さって、

ありがとうございました。


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      ↑

 宮無后は私が守ります、的な表情に写っている



by leea_blog | 2019-05-10 22:44 | Comments(4)

陋屋日記・頑張らずに気の流れを整える


ようやく金曜日だ。

連休明けで、
仕事が忙しかった。

帰宅後、
仮眠を取らないと、
もう駄目だった。


お風呂も、
バスタブに浸かる余力が無く、
シャワーで済ませた。


よく、

「疲れたときほど、湯船に浸かろう」、

と言われる。


その通りだ。

が、

息が上がるほど疲れているときは、

「安静」、という選択肢も有る。




疲労困憊。



定年まで頑張るぞ、と

思いはする、

が、

体力的に、

若い頃のような無茶が効かない。


一方、仕事は、

密度を増す一方だ。




今回の転地療養で、

気功師のB先生に、

「シルバーウィークまで頑張れる体を作ってください」、

とお願いした。


B先生は、

「どうして頑張るのですか。

頑張らなくても、

スムースでいいじゃないですか」、

と言った。



なるほど、確かに、そうだ。


日本人は、

「頑張る事」を美徳としてきた。



多くの日本人は、

「頑張っている自分」も好きだし、

「頑張りたい」と思うし、

「頑張っている他人」を応援するのも好きだ。



が。

時代は変わって来ている。


遮二無二頑張るのは、

昭和に置いて来ても良いのではないか?



今の私に欠けているのは、

以下である。

  ↓

気の流れを整えて、

「柔よく剛を制す」、

と、にっこり笑って、

スムースに流すことだ。













by leea_blog | 2019-05-10 22:05 | Comments(2)

令和の馬鹿日記・帰宅篇


りーあ
「ただいま。

賢人さん、

綺麗ちゃん、

あなた方のお陰で、

無事戻りました。

とても充実した旅でした。

応援ありがとう」
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素還真
「おかえりなさいませ。

無事のご帰宅、何よりです」


宮無后
「おかえりなさいませ。

谷崎潤一郎の小説のように、

魅せられてお戻りにならないかと心配しました」
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りーあ
「た、谷崎???

無后、谷崎を読んだのですか???」


宮無后
「はい。

公主が10日も家を空けれましたので、

いらっしゃらない間に、

公主のブログと素還真様に教わりながら、

人魚の嘆きを読みました。

今までは、

書物は知識と教養の為にあるものと思っていました。

難しかったですが、公主が見ておられるものに、

近づけた心地です」


りーあ
「それは感心です。

せっかく書物の樹海に居るのだから、

退屈しのぎに、文学書も読むと良いですよ。


というか、

無后、10日の間に、

そんなに成長してびっくりです」



宮無后
「内面も豊かになれば、

第二夫人に格下げされても、

公主の愛情が薄まらないと思いました」


りーあ
「そのままであなたは充分魅力的ですよ。

格下げって???」


宮無后
「本家の本尊宮無后は、

身分としては最高位。

私は自動的に第二夫人となるでしょう」


素還真
「無后さん、大丈夫です。

霹靂社の本尊は、

売り物では有りませんよ」


りーあ
「そうです。

第一、本尊宮無后は、

一般民家にお迎え出来る人では有りません。

権力と財力のある人の保護が必要な人です。

湿度と温度の管理されている部屋で保存されなくては。

それに、

帰宅して、あなたを見て、

ウチの無后も、

凄く可愛いな、と思いましたよ」


宮無后
「本当ですか?」

りーあ
「本当です。

あなたが居てくれて幸せです」


宮無后
「ふっ。。。

(内心跳ね回りたい 「やったーーー!!!」)


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宮無后 ↑

顔に光と影がはっきり出ています。。


「(内心) 厳しい勝負だった。

私が勝ったのは、偶然のお陰だ)」



いやいや、勝ちとか負けとか言う話ではないですよ、

ホント。。。。







by leea_blog | 2019-05-06 19:59 | Comments(2)

昨夜遅く、無事帰国


昨夜遅く、無事帰国した。

火事にもなっておらず、
泥棒にも入られなかった。

(拙宅は、書物が石筍状態で、金目の物は無し。

泥棒も、入った瞬間に速攻で退却するであろう。

しかし。

盗むものが無い腹いせに、

ウチの木偶が攫われたら、困るどころの話ではない。)


成田から京成線で山手線にたどり着いた所、

山手線は人身事故で、止まっていた。

遠回りして、

何とか帰って来た。

人身事故が行きじゃなくて本当に良かった。


留守中、パソコンのメアドに連絡をくれた方々、

見られず返信も出来なくて、

失礼いたしました。


順次お返事します、

のんびりとお待ちあれ。



明日から平常勤務だ。

現実に戻るのが辛い。

しかし、休みのあとに仕事に戻るのが苦痛であるのは、

皆同じであるようだ。


十連休に入る前、

「休みが沢山あって嬉しいな」との声より、

「そんなに休んだら、
仕事に戻れなくなる」と、

人々は言っていた。


中途半端な休み方だからだと思う。

もっと長期休暇で、

頭が空っぽになれば、

「仕事をしていて良かった」とか、

「戻る所があって良かった」とか、

「金を稼がなければ」とか、

思うようになるであろう。



欧州のように、

長期休暇を毎年与えてはどうか?


祭日のように、

多くの国民が一斉に休むのではなく、

ばらばらに、休ませる。


皆同じ時期に休むと、

宿代も交通費も高くなり、

どこも混み合って、

消費意欲が落ちる。








by leea_blog | 2019-05-06 19:12 | Comments(4)