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馬鹿日記・年末篇・単なる馬鹿である


世間は新年に向けて、まっしぐらである。

店には、
年越し蕎麦、お正月の飾り、おせち料理とその材料、
鏡餅、金箔入りの日本酒が、
ところ狭しと並んでいる。

私も、大掃除ならぬ「小掃除」をしている。


疲れると、

年明けにメンテナンスに出す、
宮無后と、
親密に語らったり、
ベタベタしている。

以下は、
普段の「馬鹿日記」に増して、
ただの「馬鹿」であるため、
御用とお急ぎの方は、
読む必要が全くない。

ただの、いちゃいちゃの内容である。


馬鹿日記・年末篇・単なる馬鹿である_e0016517_15140517.jpg
腕の中で寛ぐ宮無后。


りーあ 「無后。
メンテに出さなくてはならなくなって、
私も反省しています。

来年からは、あなた方の健康管理に、
今まで以上に気を配ります。

今日は、健康管理の一環として、
お医者さんごっこをします」

宮無后「よろしくお願い致します」

りーあ「では、手をこちらへ。
脈を測ります。

あっ!」

宮無后「どうなさったのですか?」

りーあ「大変だ!
脈が止まっている!」

宮無后「公主。
もともと脈はありません。
人形ですから。」

りーあ「手も冷たい!」

宮無后「ずっと握っていて下されば、

公主の体温が移って暖かくなります」

りーあ「では、沢山握ります。

他にどこか悪い所はありませんか?」

宮無后「公主、胸が苦しゅうございます」

りーあ「それは大変だ!
心臓マッサージをします」

宮無后「キスして下されば治ります」

りーあ「では、キスします。
ちゅ。」

宮無后「足にも痛みがございます」

りーあ「それは大変!
足にもキスします。ちゅっ」

宮無后「公主。それは靴でございます」

りーあ「靴は脱がせられないですよ」

宮無后「ふくらはぎとか、腿とか」

りーあ「無后にゃん。
それはエッチです。
変態です。

足にキスは変態だけれど、
そのかわり、撫でるなら、
五割り増しで撫でますよ」

宮無后「では撫でて。。。」

りーあ「ナデナデナデ。
痛いの痛いの、飛んで行け〜。
治りましたか?」

宮無后「治りました」

りーあ「ねえ、無后。

私たち、凄くバカだと思わない?。。。。」

宮無后「ああ、充足する。。。

こんなたわいのない遊びで充足するなんて。。

幼い頃、蛍姐姐と遊んだとき以来です。。。」

りーあ「(ホロリ)無后にゃん苦労人だものね。

沢山甘えて良いんですよ。
(抱きしめる)」



ふう〜、なかなかキモチ悪い人になってしまった。

人形の健康管理なら、

部屋の温度や湿度、虫対策だと思うのだが、

いい歳になってこんな馬鹿な遊びをするなんて、

かつては想像した事も無かった。。。


脳が癒されるんだな、これが。



# by leea_blog | 2017-12-30 16:08 | Comments(2)

低温火傷と、誤診について


湯たんぽで足を低温火傷してしまった!


「湯たんぽは、低温火傷の危険もあるから、
タオル等でくるんで使いましょう」、
と言われている。

タオルでくるんだら、
冷え性の私にはちっとも暖かく感じられないではないか。


年末年始で、明日から医療機関も軒並み休みに入る。

病身には、
年末年始はまことに心細い期間だ。


というわけで、
朝から地元のクリニックに出掛けた。

状況を説明しているのに、
「ヘルペス」と言われた。

湯たんぽを当てた部分にヘルペス???



化膿止めの飲み薬は出してくれたが
塗り薬は出してくれず、
「次はいつ来い」との指示も無い。


帰宅して、ヘルペスの症状を検索してみた。
やはりヘルペスではないと思う。


湯たんぽは、
凹凸が有り、
凸の部分が火傷しているので、
ヘルペスのように見えたのだろうか。


膿んでからでは遅い。


と、
遠いが、中野の行きつけの皮膚科に出掛けた。


やはり低温火傷だった。

塗り薬と指示をくれた。

年明け早々、また出掛ける事になった。


ふう。

これで安心して年末年始を過ごせる。。。。


が。


私が状況を説明しているのに、
「ヘルペス」と診断する医師って。。。。


いわゆる「ヤブ医者」であろうか。。。


火傷だから、まだ患者本人にも、

「違うと思う。すぐ別の医者に診てもらわなくては」と、

判断がつくものの、

ほとんどの病気は、

患者本人には判断がつかない。


誤診で重篤化する人も、
世間には多いはずだ。

「医者も神様ではないので、
間違いもあるだろう」、
という前提で居れば、
速やかに別の医者に掛かってみる事も出来る。


ちなみに、地元のクリニックで、
「お風呂はやめた方が良いでしょうか」と聞いた所、
「濡らさない方がいいです」と言われた。


中野の皮膚科では、
「シャワーなら今日からつかえます。
石けんで優しく洗って下さい。
薬の塗り替えは、
毎日一回、お風呂上がりにして下さい」
との事だった。

「濡らさない方が良い」と、
「シャワーなら今日から大丈夫」は、
相当違う。。。

医療機関や医師によっても、
考え方は違うのであろう。。。。



今日の私のささやかな経験が、
読んで下さった通りすがりの人への、
警鐘となる事を祈る。




つまらない心配だが、
低温火傷は、
なかなか治らない。

私は年明け早々、
転地療養に出掛ける予定があるのだ。
治らないまま出掛ける事になるだろう。。。

転地療養のスケジュールには、
北投温泉の通い湯治も予定していたのに、
今回、温泉は無しだなあ。。。
歩き過ぎて疲労しても、治りが遅くなるなあ。

湯治と運動は、
転地療養のメインイベントなのに。


なんとタイミングが悪い時に、
低温火傷してしまったものよ。。。







# by leea_blog | 2017-12-28 19:31 | Comments(2)

睡眠時無呼吸症候群の治療・マウスピースを作りに行ってきた


さて。
世間では、
降誕祭を、チキンやケーキで祝っている。


そんな中を、慈恵医大まで、
マウスピースを作りに行ってきた。


睡眠時無呼吸症候群の原因の一つは、

肥満や顎の小ささ等であるらしい。

マウスピースで、
睡眠中に下あごを少し前に出すようにして、
舌が喉に落ち込むのを防止するらしい。

ずっと鼻だけで呼吸する為、
苦しくて途中でやめてしまう人も居るとの事。


私は検査入院の結果、
一晩に平均して、
一時間に17回呼吸が止まっている、との結果が出た。


うむむ、後でじっくり考えてみると、
眠りながら3分に一回呼吸が止まる頻度だ。
これでも中等症だとの事なので、
重症の人は、どれだけ危険な事になっているのかと思う。

真剣に向き合わなくてはならない。


マウスピースが苦しいと言って、
途中でやめるわけにはいかない。

と、決意はしても、
私は元々、不眠が酷い。
マウスピースで歯を固定するという、
違和感のありすぎる状態で、
眠れるのだろうか。。。

しかも、毎日。。。。

そんな不安もあるのだが、
やってみない事には仕方が無い。



今日、マウスピースを受け取れるのかと思っていたが、

今日は歯形を取るだけで、

なんと、歯科に三回行かなくてはならないと判明した。


もっとも早い次回予約が、
1月27日!


一ヶ月後である。。。。

とほほ。



マウスピースに慣れたら、
うまく機能しているかどうかを測定する為、
また検査入院がある。


「睡眠時無呼吸症候群かも?」と初めて睡眠外来にかかったのが、

確か八月だった。

今、12月25日だ。



睡眠時無呼吸症候群の説明を受け、
日帰り検査をし、
一泊の検査入院をし、
検査結果を聞き、
マウスピースを作る為に歯科に行き、
歯科を三回受けて、
その後また検査入院。。。


本当に時間が掛かる。
とほほである。


そのような訳で、
「もしかしたら自分も、
睡眠時無呼吸症候群かもしれない?」と
思った人は、
早めに行動する事をお勧めする。


睡眠外来を設けている病院や、

睡眠を診てくれるクリニックは、

日本ではまだ数が少なく、

予約で一杯なのだ。









# by leea_blog | 2017-12-25 18:59 | Comments(0)

聖夜。


降誕祭おめでとうございます。

私は基督教徒ではないが、

冬至が過ぎ、
冬と夜の力がこれからは弱まるばかりの、
この時期を、
心静かに祝っている。

一説に依ると、
イエスの誕生日は本当は4月なのだが、
昼が夜に勝利するこの時期を祝う古代の信仰を引き継いで、
12月25日になったという。

そのようなお祝いは、
人類が洞窟暮らしをしている頃から、
何らかの形であったのではないか。

闇と寒さは、
古い時代の人類にとっては、
命に関わる事だった。


ところで、
私は、

「幸せのハードルを下げる」訓練が、
少しずつ効いている。

いつまで続くのか分からないが、
日常に「プチ幸せ」を見つけるのである。


「今日は晴れていて幸せ」
「湯たんぽが暖かくて幸せ」
「羽布団がふわふわで幸せ」
「毛皮を撫でると気持ちよくて幸せ」
「読みたい本が山積みで幸せ」。

パワハラで仕事を休んでいる身、
心にダメージを受け過ぎて立ち直れないので、
脳から良い物質を出す訓練である。



まあ、現実的にも、
素還真と宮無后が居てくれるだけで、
相当に大きな幸せだと思う。


              降誕祭の二人 ↓ 主がダイエット中の為、クリスマスケーキは無し。

聖夜。_e0016517_19112469.jpg

私の部屋、人呼んで「書物の樹海」には、
実はキャンドルが沢山ある。


疲れた時は、
部屋の電気を消して、
キャンドルの炎で心を休める為だ。

火の揺らめきは、
人の心を落ち着かせる。




キャンドルを灯して三人で祝おうとしたが、
万一炎がこの人たちに移ったら大変なので、
キャンドルは無しにした。



クリスマスに付き物なのは、
贈り物であろう。

以下 ↓

聖夜。_e0016517_19113879.jpg

キャンディーのように見えるが、
一つ一つが、
花の形をした小さな蝋燭である。

これは、点灯用というより、
部屋に飾る用である。


小さな蝋燭が沢山詰まったボックスを眺めて、

それらに灯を灯した情景を想像し、

心を休めるのである。








# by leea_blog | 2017-12-24 19:34 | Comments(2)

冬至 そして煩悩・着物の美は職人の魔術


今日は冬至だ。

1年で一番昼が短い日だ。

明日からは、
一日ごとに昼が長くなる。

寒さも厳しくなってゆくのだが、
外が明るくなって来ると、
心も晴れやかになってゆく。

一月二月は、
日差しの質も変わり、
服も、
春を待ち望む、明るい色が似合うようになってくる。


昨日は医者の日だった。

カウンセラーと、
つい先頃世間を震撼させた、
「富岡八幡宮宮司刺殺事件」の話になった。

以下、デイリー新潮の記事のURLを貼っておく。

年間収入数十億円の「富岡八幡宮」ファミリー 殺人に発展した姉弟の確執


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171221-00534554-shincho-soci

(拙サイトは、セキュリティーの観点から、
直接リンクを貼れません。URLをコピペして飛んで下されたし)


日本刀で襲撃、
犯人夫妻もその場で自殺。

事件そのものも衝撃的だが、

別の意味で衝撃的なのは、
年間収入数十億円云々である。

世間では、
人々が、宝くじ売り場に行列を作る。
「一億当たったら、仕事を辞める」等等、
夢を描きながら、
一生買っても、当たらないのが、
一億円だ。

年間数十億となると、
一生かかっても使い切れない。


正直、それだけ裕福な人は、
芸術の道を探求する喰えない人々を援助したらどうであろうか。

「詩集を出すのに百万ほど寄付を頂きたい」と、
出向きたいくらいだ。

私がもし、宮司の家に生まれていたら、
毎年詩集を出すことも、
毎年個展を開く事も、
可能だろう、と想像したら、
卒倒しかけた。

今生で徳を積んで、
来世は裕福に生まれたいものだ。


まあ、一般の日本人が手に出来ないようなお金を手にしても、
犯人夫妻の心はどす黒い怨恨に満たされて、
姉を殺害しただけではなく、
自分たちもその場で死んだ、

という、
共感も同情もしにくい、
犯罪を憎むにしても、
どういう生活なのかが想像出来なさ過ぎて、
ひたすら驚き呆れるしかない。



医者の帰り道、
池袋に立ち寄り、
東武デパートに入った。

「歳末きもの大市
たんす屋まつり」が開催されていたのだ。

君子危うきに近寄らず。。。。

だが、近寄ってしまったのは、
「特別企画 辻が花と佐波理帯特集」の文字が目に入ってしまったからだ。

辻が花は大好きだし、

ネット上の画像でしか見たことがなかった佐波理帯の、
宝石のようなきらめきの、実物をみてみよう、と。

久保田一竹の辻が花に、
目がくらんだ。。。。

帯も着物も、
お値段が立派過ぎる。

百万円とかが、
ポンと飛んでしまう世界である。

しかし、美し過ぎる。

名工が魂を込めて作り上げた、帯、着物の、
ほとんど魔物のような、美。


宝石と違って、
帯や着物は、着れば必ず劣化するし、
着なくても経年劣化するものだ。

そして、その美に引き込まれたら、
お金がいくらあっても足りないだろう。

諸行無常。盛者必滅。

そして、帯も着物も、
一枚だけ持っていれば一生それで満足するたぐいの物ではない。

季節と年齢に応じた、装いの世界に、
はまりこむのはたやすい。


まあ、成人式に着物を作って、
それ以外は特にそそられない、という人も多いだろうが、

私は、着物をまとった時の、
安心感、心地よさを知ってしまった身だ。


そして、
名工が魂を込めた作品の放つ力に、
取り込まれやすい。

美しい着物が美を放っているのを、
感受してしまう体質である。

これは、着物に限らない。


「私の餓えを満たす美しいものは無いかな」、と、
無意識に探しており、

獲物を探していた「美」と、
目が合ってしまう、という感じであろうか。


物欲とも、
ちょっと違う。

「美」とは、物から放たれていても、
物ではないからだ。


着物は、
私のように資産が無い者は、
近づいてはいけない世界だ。


あまりの美しさに頭がくらくらしながら、
会場から退散した。


私が上記宮司の家に生まれていたら、
この着物も帯も、
「手が出ない」とは感じないのであろう、
と、思うと、

もともと数学が苦手な私の頭は、
違う世界に行ってしまった。

家に帰ってからも、
着物と帯の色彩の幻影が、
まなうらから離れなかった。


宮無后を膝に抱いて、
ほっと息をついた。

ようやく現実に戻ってきた。




















# by leea_blog | 2017-12-22 16:22 | Comments(2)